ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




天一モータース。台東区竜泉3-32。1989(平成1)年2月19日

写真の通りはどて通り(馬道通り)で、写真右が三ノ輪一丁目交差点。現在、竜泉(旧住所では龍泉寺町)となっている地域のほとんどは空襲で焼き払われた。なかで東北の一画にわずかばかり焼失を免れた場所があり、それが写真の看板建築が並ぶ街区の竜泉3-32とその南(写真左方向)の竜泉3-31である。
写真左は三軒長屋で、現在も残っている。その真ん中が多田商店で、今も「駄菓子、すもも」の看板を揚げている。

写真右の交差点を左へ入ったところにあるのが下の2枚の写真の家。路地の中の看板建築の家が被写体としてはよかったかもしれない。下右写真は左写真の右に続く家並み。2軒分看板建築の家は右の横壁に窓がないので、たぶん空地になっているとこまで続いていた四軒長屋だったものと思われる。


看板建築の民家。竜泉3-32。2011(平成23)年9月10日



左:小林商事。竜泉3-34。2005(平成17)年7月23日
右:モルタル看板建築。竜泉3-31。2011(平成23)年9月11日

左写真のモルタル壁の家は中段写真の家の前の通りを西へ行った並びにあった。昭和30年代の建築だろうか。今は取り壊されて空地になっている。
右写真の家はどて通りの裏にある。きれいな状態で残っているが昭和初期に建てられた看板建築だと思う。

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