ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




奥富の長屋。台東区東上野4-22。1989(平成1)年7月23日

浅草通りの東上野3丁目から北へ入って上野学園の辺りで清洲橋通りと合流する通りがある。写真の長屋はその通りを地下鉄の踏み切りのある通りを越えたところにあった。看板建築にした6軒長屋だ。住宅地図では手前から「てんぐ」「奥富」「オーツカ理髪店」で、以下は住宅のようだ。中華料理・とんかつの奥富のショーウインドの張り紙は閉店の告知だろうか。2月に撮った写真では張り紙はなく、ガラス戸越しにのれんが見えている。手前角の家も飲食店だったように見える。その横にさび付いて傾いた井戸のポンプが見える。そこの路地を入ると第一ポリエチレンの長屋に出る。現在は台東保険所の大きなビルが建った。



いなり寿司専門店。台東区東上野4-23。1989(平成1)年7月23日

1枚目の写真の長屋から路地を1本挟んだ北側。写真に写っているビルや家は現在も変わっていない。3軒長屋の店は「きつ音忠信」というのが店名。
写真左の下里ビルの日除けの文字は、右の家の看板と同じで「赤帽・稲葉運輸倉庫」。

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