ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

ジャギュア

2006年06月06日 | 巡礼者の記帳
ジャギュア。
ジャガーはジョンブル気質の片鱗が乗り心地にもあるというがそれはどんなものだろう。
昔、ダブリュ・オー・セブンの第一作で、海から上がってアクアラングを外したコネリーが、フォーマルスーツの裾をピッと引いて歩き出すシーンで、ドッと笑いの湧いたのが英国試写会だ。
そういえば、T・S先生に伴われてロンドンから80歳の矍鑠たるジョンブルがROYCEにみえたことがあった。
なにが気に入らないのかニコリともせず、タンノイを見て「どこの国のスピーカーか?」ときいてくる。ロイヤルを自分の国では見たことが無いという。そして「リクエストは」とたずねたところ「ヴェルディ」と一言ご所望。
お帰りになるとき秘書に「また来てください」とドアの所で通訳させるとゴニョゴニョと彼は靴のひもを結びながら何かを言った。
「なんて言っているの」たずねると、この(高齢の)おれにまた来いってか、と言ったそうで、諧謔もジョンブルかたぎなのか。
ジャガーに乗ってウエストミンスターの客、四谷からおみえになった人は、諧謔とは縁のない快活な紳士である。


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