ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

アメリカ青年

2009年05月12日 | 徒然の記
陽光すがすがしい季節、街路に自転車を停めた2人のアメリカ青年がやってきた。
近所に事務所があって、ときどき顔ぶれが変わるが、丁寧でフランクである。
「ジュースをクダサイ」
喫茶に入らず、お酒の棚を見たり、気分良く会話しているのが聞こえ、なぜか全部日本語である。
「オー、バドワイザーがある」
「これは、いくらデスカ?」
240円、とおしえてあげると、ひえーと言った。
「アメリカでは、50円デス」
すると、もう一方の青年がキッとした顔で「呑んだの?」と鋭い眼で聞いた。
慌てた相手が、「イヤ、ノンデナイ、ホント」と哀願調に打ち消したが、すべて日本語。
彼等は、どうやら酒の味を知らないから、ウエスの『Tequila』も、想像だけの世界でおわるかそれもいいねと、バックのロン・カーターを探して聴く。





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