ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

The Eagle has landed

2013年05月06日 | 諸子百家
五月の連休の終わりに千葉のジャズ愛好家と、モールス信号熟練のお客がお見えになって、「そこで購入してきました」と『インドの哲人レーザーデスク500円也』を見せていただいた。
われわれたいていの映画は見ているが、J・ヒギンズの『鷲は舞い降りた』は1975年に刊行され、ベストチャートで6ヶ月連続一位の人気小説である。
映画では、チャーチル宰相誘拐に英国の寒村に潜入したクルト・シュタイナにむけて、ドーバー海峡をフランスから伝書鳩を飛ばし、潜水艦到着日時を知らせる重要なシーンが有った。
無線通信機ではなくハトを使う理由は何か。
当時の暗号電信はドイツではパソコン型の『エニグマ』が有名で、三枚ローターを連結換字する傑作であったのに、連合国はこれをすかさず解読して終戦までとぼけていた。
まさか、263=17,576換字のエニグマが解読されていようとは。
このような大がかりな機械は、とても携帯できなかったはずである。
チャーチルの同時代に、山本五十六提督へ真珠湾攻撃の御前會議通達を知らせる無線を船橋無線塔から発信したトンツートンも、どうも解読されていたらしい。
戦後になって、アメリカ公文書館はこの解読ペーパーを公開している。
当方もむかし趣味で暗号表を作ったものであるが、あっさり解読されたうえ、「換字が間違っています」とまで指摘されるオチがついた。
”The Eagle has landed”は1969年にアポロ11号が月面に着陸した時のコード。





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