LPジャケット・カタログをながめて飽きないのは、すでにこの世にいないジャズメンでも、音楽がそこにあるからか。
カタログに音を聴くといっても、まだ聴いていないレコードにどうなるものでもない。それで手に入らないLPのジャケットに印をつけては演奏を想像してみる。まだ、聴いていないレコードがあるのは幸せというものだ。
昔、この車の主と『クール・ストラッテン』を聴いて、チェンバースのベースのソロパートの背後で、ソニー・クラークが指一本でポチン、ポチンとキーを何回叩くか?数えていると、秋田からきた初めての客が、眼を丸くして驚いていた。ジャズなので、たまには多く叩くときもあるだろう。
ジャズに親しんだ人はブルー・ノートを繰り返し聴いているので、いまさらそのカタログなど必要としない。ジャケットを見ただけですでに曲は頭の中でメモリーがフラッシュしてしまうので、マニアにとって演奏は終わっている。それでレコードが鳴る前にジャケットを見るのはまずい。自宅でB面を聴かないというお客もけっこうおられるが、一枚通して聴いていたのでは人生が終わってしまうからか。
たぶん皆、旅を急いでいるのだ。Royceで妙な曲に出くわしてアレッと思う。タンノイロイヤルの音である。はてな?と思う。が、だいたいそれは聴かない方の片面の曲である。ジャズは意外にB面に味のある曲が入っているというのは本当だ。B面専用で世を渡るジャズ喫茶というわけでもないが「へー、こんな曲が入っていましたか」などといわれても、返事に困る。
ジャズは1940年代の作品で間に合うと言う人も、スピーカーは1個で良い、というひともいるが、新しいジャズの境地をもとめて、けっきょくまた4、50年代に戻ってくると皆言う、意味深い話。
☆オリジナルLPを返送したところ、礼状が届いた。切手が石原裕次郎の横顔だった。
☆クマさんがきて小瓶の日本酒がほしいというので、何に使うのか聞いたところ「お料理、そして余ったら呑む」といった。
☆このあいだ関東の知人に電話したら「おーぅ、1ケ月ぶりで人と話した」だと。
☆G君がやってきたが、「最近ダーツやってないんですよ」と元気がなかったね。
☆秘書が「小判草」という初めて見る妙な草を持ってきたが、ブルド-ザーで整地されるところにまだ残っているそうだ。それを見た人が、園芸店で600円といっていたが、野生にわんさかまだあります。
カタログに音を聴くといっても、まだ聴いていないレコードにどうなるものでもない。それで手に入らないLPのジャケットに印をつけては演奏を想像してみる。まだ、聴いていないレコードがあるのは幸せというものだ。
昔、この車の主と『クール・ストラッテン』を聴いて、チェンバースのベースのソロパートの背後で、ソニー・クラークが指一本でポチン、ポチンとキーを何回叩くか?数えていると、秋田からきた初めての客が、眼を丸くして驚いていた。ジャズなので、たまには多く叩くときもあるだろう。
ジャズに親しんだ人はブルー・ノートを繰り返し聴いているので、いまさらそのカタログなど必要としない。ジャケットを見ただけですでに曲は頭の中でメモリーがフラッシュしてしまうので、マニアにとって演奏は終わっている。それでレコードが鳴る前にジャケットを見るのはまずい。自宅でB面を聴かないというお客もけっこうおられるが、一枚通して聴いていたのでは人生が終わってしまうからか。
たぶん皆、旅を急いでいるのだ。Royceで妙な曲に出くわしてアレッと思う。タンノイロイヤルの音である。はてな?と思う。が、だいたいそれは聴かない方の片面の曲である。ジャズは意外にB面に味のある曲が入っているというのは本当だ。B面専用で世を渡るジャズ喫茶というわけでもないが「へー、こんな曲が入っていましたか」などといわれても、返事に困る。
ジャズは1940年代の作品で間に合うと言う人も、スピーカーは1個で良い、というひともいるが、新しいジャズの境地をもとめて、けっきょくまた4、50年代に戻ってくると皆言う、意味深い話。
☆オリジナルLPを返送したところ、礼状が届いた。切手が石原裕次郎の横顔だった。
☆クマさんがきて小瓶の日本酒がほしいというので、何に使うのか聞いたところ「お料理、そして余ったら呑む」といった。
☆このあいだ関東の知人に電話したら「おーぅ、1ケ月ぶりで人と話した」だと。
☆G君がやってきたが、「最近ダーツやってないんですよ」と元気がなかったね。
☆秘書が「小判草」という初めて見る妙な草を持ってきたが、ブルド-ザーで整地されるところにまだ残っているそうだ。それを見た人が、園芸店で600円といっていたが、野生にわんさかまだあります。