平泉古図によれば、大きな池がその市街地に二つ横たわっていたが、今は無い。
『猫間が淵』という妙な名前に惹かれて、或る天気の良い日に出掛けてみた。
京の七条坊に「猫間」という地名があるので「祇園」や「鈴沢」などの地名と同じように、憧れの名を平泉に移した謂れがあるのだろうか。
猫間が淵は、柳の御所と伽羅の御所を隔てて大きなナマズのように横たわって古地図にあるが、ここで忘れてならないのは、当時の北上川は現在位置ではなく桜山の麓を流れていたらしい位置にあって、風光明媚を楽しむというより御所の生活水に欠かせなかったと思われる。
通りかかった婦人に「猫間が淵はどこですか?」と尋ねてみた。
あいては困惑していたが、しばらく歩いてなだらかな傾斜の一帯を指し「この辺なんですけど...」と、ほのかに笑った。
見たことも無いものを、たずねて申しわけありませんでした。ほんとうに、忽然と歴史に消えた猫間が淵である。
先日、函館の某ジャズ喫茶の御二人が、わざわざROYCEにもお寄りくださった。
「八戸から遠征されたお客が、ROYCEに寄るように申されまして」と、木下オーディオのことをご紹介くださった。管球アンプで動作させる本格的なシステムによって、天下無双のジャズが鳴っているのだと、ご主人のにこやかに話される雰囲気からよく解った。
このあと、隣り街の管球ビッグ・システムのジャズ喫茶『エル○ィン』を尋ねるそうであるが、そこのマスターという人は、あるときROYCEにやってきて、「自分のアンプ?たしかレシーバーです」と言った人物ではなかろうか?奉行所の人相書と、特長がよく似ていたので。
『猫間が淵』という妙な名前に惹かれて、或る天気の良い日に出掛けてみた。
京の七条坊に「猫間」という地名があるので「祇園」や「鈴沢」などの地名と同じように、憧れの名を平泉に移した謂れがあるのだろうか。
猫間が淵は、柳の御所と伽羅の御所を隔てて大きなナマズのように横たわって古地図にあるが、ここで忘れてならないのは、当時の北上川は現在位置ではなく桜山の麓を流れていたらしい位置にあって、風光明媚を楽しむというより御所の生活水に欠かせなかったと思われる。
通りかかった婦人に「猫間が淵はどこですか?」と尋ねてみた。
あいては困惑していたが、しばらく歩いてなだらかな傾斜の一帯を指し「この辺なんですけど...」と、ほのかに笑った。
見たことも無いものを、たずねて申しわけありませんでした。ほんとうに、忽然と歴史に消えた猫間が淵である。
先日、函館の某ジャズ喫茶の御二人が、わざわざROYCEにもお寄りくださった。
「八戸から遠征されたお客が、ROYCEに寄るように申されまして」と、木下オーディオのことをご紹介くださった。管球アンプで動作させる本格的なシステムによって、天下無双のジャズが鳴っているのだと、ご主人のにこやかに話される雰囲気からよく解った。
このあと、隣り街の管球ビッグ・システムのジャズ喫茶『エル○ィン』を尋ねるそうであるが、そこのマスターという人は、あるときROYCEにやってきて、「自分のアンプ?たしかレシーバーです」と言った人物ではなかろうか?奉行所の人相書と、特長がよく似ていたので。