ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

スペンドールBC-Ⅲ

2013年03月11日 | 巡礼者の記帳
ジョイナスから高島屋に入るところにYAMAHAのオーディオルームがあった。
そこで鳴っていた英国スペンドール社のBC-Ⅲは、珍しかったのでいまも憶えている。
BC-Ⅱタイプを聴いて素晴らしいと感心すれば、ついBC-Ⅲのことが浮かぶのは、この社の製品に3つの選択肢があったからである。
ニューヨークのビレッジヴァンガードライブや、ウイーンフィルの田園を鳴らした音像を考える。
タンノイが眼の前に有りながら、それはそれとして。
ユニットを写真で見ると、BC-Ⅱにウーハーの加わった、ラファロのコントラベースが鳴りそうな増強である。
もはや遠い過去の製品BC-Ⅲは、マークレビンソンなどで聴いてみたかった。
関西から立ち寄られた客人は言う。
「白川郷とは離れたところで、そこではあまり雪は降りません」
そのとき、真空管アンプのノイズが鳴り始めおやおやと思ったが、一方の仙台からお見えの男女の客人は少しも騒がず
「良い音を、ありがとうございました」
と丁寧に申されて、折り目のない一枚を出した。
日本語はまどろこしい言葉、英語は戦う言葉だといわれるが、タンノイやスペンドールはブリテンの特徴が色濃く聴こえる。

月はやし こずえは風に かたぶいて




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