ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

映画館

2013年06月01日 | 亀甲占い
当方が大町に住んでいた頃、150メートル離れたところに裕次郎や小林旭の出ずっぱり映画館があった。
かりに京都の地図でその住家を四条烏丸にあてると、映画館は四条大宮である。
良く見た映画館は、京都駅から少しさがった東寺のあたりで、シェーンのラストでズドーンという拳銃が凄く良い音の、星座名の館である。
磐井川を桂川に見立てると、西院の付近に三軒、そうそうたる映画館が有り、西京極にも時代劇専門の映画館があった。
このように、以前は六軒の映画館があったが、テレビが普及し、誰も自宅で小さな画面で映画を見るようになったので、少なからず本物は閉館されてしまった。
オーディオも、いまでは耳にイヤホンを差し込んで、一般的に聴いているのは知っている。
油断のならないのはこのような時代の流れである。
以前お客が、一関にもうひとつ西五条大路あたりにも映画館があった、と話してくださった。
「製糸工場で働いていた女工さんが大挙して押し寄せる映画館で、蚕の匂いでいっぱいだったね」
レコードを聴くのに、そういえばプレーヤーと針が必要だが、先日会報を配布する御仁のお話はこうである。
「チゴイネルワイゼンを聴こうと昔のプレーヤを押入れから出しソニーの針を取り寄せたら、一万両でした」
そうこうしているとジーンズでショーを仕切っているBS番組の良く似たご婦人が「ここは何のお店か」と申されている。
針を使ってレコードを聴く店ですがな。

目にかかる 時やことさら 五月富士





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