ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

12AX7

2006年12月17日 | 徒然の記
ウナギと梅干し、カニと氷水。
子供のころ、台所のかまどの傍に煤けた絵が貼ってあった。
お土産のヤクルトドリンクを飲みながら、幼馴染みとその話で笑った。
「松は幹を観る。ツツジは姿を観る」というそうで、子供の時にあったサルスベリの木も植えるように言われた。
神奈川の庭にも3本の柿の木があるそうで、落葉に悩まされ近所迷惑を考えて小さく切ってしまったから、良い柿が実らないという。
ところで最近届いた12AX7球は、考えていたのと違う音が聴こえて感銘した。まだまだ日本のあちこちに求める球は有るようだ。
12月のコンクリートの部屋は寒くて、タンノイも凍れる音楽であるが...。
「こんど管球アンプの販売を手がけようと考えているのです」
そのちょっと寒いROYCEに、ご婦人と目黒区鷹番からお見えになった紳士は、タンノイもお使いになったことがあると申されて、事業意欲満々の方だった。
そういえば昔、鷹番に住んでいたことが在る。
あのとき、真夏の夜更けになっても碑文谷は土砂降りの大雨で、こうなったら、会社から社員寮まで裸で走って帰ることに決まった。スーツを入れたビニ袋を頭に結わえ、若い6人は一列縦隊に大井川の川越えのようなスタイルで一斉に走りだした。
暗闇にバケツをひっくりかえしたような雨をかきわけ『鶴の湯』の前まで来たとき、ふと横の物体を見ると、いつのまにかパトカーがピタリと同じスピードで我々と併走している。挨拶ぬきで、みな懸命に走った。
そのお客によれば、銭湯はご健在とのことである。

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