六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

梅雨入りの「川柳もどき」

2009-06-12 00:39:19 | ポエムのようなもの
 日本全国が梅雨入りだそうです。
 ただし、北海道と小笠原諸島を除いてです。
 どうも、梅雨の中心は私のようです。
 涙雨ではありません。
 乾いていて、濡れそうにないのに、ずっしりくる雨です。
 きらいです。


  

食い物たちは・・
 
 海老フライ衣は厚くリアリズム
 団欒に飼い慣らされた手巻き寿司
 突つかれた穴が恨みの明太子
 たこ焼きのたこの確かさ明日は晴れ
 月天心 焼き鳥の串降るごとく

生き物たちは・・
 
 蝸牛 堅牢な家などはない
 突如鳴く 蛙おまえも怯えたか
 かるがもの仔が減って行く一羽ずつ 

  

軽~い思想 
 
 なまくらな言葉で刺されても痛い
 アカペラの悲劇喜劇は千鳥足
 呟きで済ます怠惰なフィロソフィア
 哲学はさておき今日のかけうどん

あるいは別れの歌 
 
 錠前の音が背後で捻れてる
 さよならの語尾が残した薔薇の棘
 花吹雪 昭和を生きた友が逝く

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5 コメント

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Unknown (只今)
2009-06-12 16:00:34
濡れていないのに、ずっしり重い思いになるっていうことはよくありますよね。
 遠くは、Sが初めて局長車をあてがわれた時のことです。降りる段になって自分でドアを開けて降りようとして課長さんから注意を受けた時のことを思い出しました。
 課長さんはこう言ったそうです。「そう仰有いますが、これもミンシュシュギの問題です」と、全くミンシュシュギとは関係ないのにミンシュシュギと言われてSは呆然としました。
 近くは、あこぎな商法を訴えられた某が、「儲けることはそんなに悪いことですか?」と、テレビの前で首を傾げた時です。重くぬれました。
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Unknown (只今)
2009-06-12 16:25:29
 少し訂正させてください。
 本山さんがまだ外出できた頃「もくの会」でこんなことを呟かれたことを思いだしました。
 「公用車から降りる時、運転手さんが開けにきてくれるまでじっと車内で待つというのは、なかなか慣れませんでした。だってあれは、戦後民主主義に関わることですからね。そうした風習には囚われない若い経営者を幾人も知っていますが」。
 民主主義と関係ない、ことはないようでして。
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Unknown (只今)
2009-06-12 16:44:51
ついでに、思いだしたことを言わせてください。
 名フィルの初代専務として寄付集めに駆け回っていたこのSは、不幸な最後を遂げられた県知事の中谷さん(教育長)にこう言われたそうです。
 「採算を考えること(儲けること)は、もう止めましょう。補助金を県も市と同額拠出することにしますから、いい音楽を提供することを第一に考えてください。」
 その言を受けたので、Sは仲谷さんが知事となって不評を蒙っていた時も、私たちほど仲谷さんに厳しくはありませんでした。
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Unknown (只今)
2009-06-12 17:00:21
以上は、前日の「N響大好き」さんの悲しいまでの心ない暴言に、黙ってはおられず、心落ち着かせてコメントした積もりだったのですが、うすら寒い空気を持ち込んだようで、六文銭さん、お許しください。
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Unknown (N響大好き。)
2009-06-12 19:32:16
風邪で不覚にも寝込んで、川柳をひねる。

・AVで、風邪が治れば、いいのにな。
・AVに 風邪よ治れの 願い込め。
・咳をしてもひとり⇒AVを見てもひとり。
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