先般、時事通信社がフライイングでその死去を報じてしまった俳人の金子兜太さん、どうかず~っと嘘のままでいてほしいと思っていたが、とうとう本当になってしまった。
俳句は門外漢の私だが、金子さんの花鳥風月に留めない状況と切り結ぶありようが印象的だった。長年選者を務めていた「朝日俳壇」での金子さんの選ぶ句は、やはりそうした姿勢を反映して面白いものが多かった。
その選者をこの1月から休まれていたので、復活されることを心待ちにしていたが叶わぬこととなってしまった。
またひとつ、「私たちの時代」が遠のいてゆくようで、寂しくもあり残念でもある。
合掌。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011336981000.html