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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

な〜んでもない記録 「名月」名古屋バージョン付き

2017-10-07 02:04:36 | 写真とおしゃべり
  ご政道向きの話では、安倍vs小池のモノトーン対決ではどっちが勝っても大した違いないからヤダなと思っていたら、いろいろ混沌としてきたようだ。そのほうが面白い。
 というようなことは置いといて、極めて私的でどうでもいい話を。

          
                   (1)
 
 中秋の名月、夕刻、東の空にポッカリと立ち上るそれにしばし見とれていた。そのせいか、その夜は、持病のような途中覚醒の睡眠障害にも遭わず、熟睡できた。
 翌朝は当然寝覚めもよく気分も爽快だ。
 新聞を熟読。ついで多少の読書をしたらもうお昼。
 
 午後は前日予約がしてあった理容店へ。聴覚障害の人がひとりでやっている店で、もう3年ほどここばかり。意思疎通はちゃんと出来る。
 彼が「うう」と語尾を上げて問う。
 「どうしますか?」という問いだ。
 私は親指と人差し指の間を狭くして示し、その後親指とその他の指を広げたり狭めたりする。
 「バリカンを使って裾を刈り、短くしてほしいという意味だ。
 それで通じる。
 彼は「うう」と今度は語尾を上げずフラットで答える。
 「わかった」ということだ。

          
                   (2)
 
 それからあとは静寂の世界だ。もちろんBGMもない。
 瞑想にもってこいの機会だが、凡人の悲しさ、下世話で凡庸な思いしか浮かばない。後半になると半分は睡魔の虜だ。いくら前夜熟睡していても、心地いいものは致し方ない。

 こうして時間にして1時間20分、実にていねいな仕事だ。これでもってシニア料金は1,700円。なんだか申し訳ないくらいだ。

          
                   (3)
 
 身も心もさっぱりしたところで、しばらく歩いていない界隈をぶらつきながら帰る。
 いつみても風格のある蔵がある。いつ頃できたものだろう。(1)

 この辺の田んぼは、やっと稲の穂が色づき、頭を垂れてきたぐらいで、まだ稲刈りをしているところはどこもない。
 たぶん月半ばになることと思う。(2)

             
                   (4)
 
 私の顔よりもでかいくらいの柑橘類がなっている。鬼柚子とはちょっと違うようだ。帰宅してネットで調べたら、どうやら晩白柚(ばんぺいゆ)というベトナムあたりが原産のものらしい。
 あまりにも巨大で樹がもたないのか、まあまあの樹なのに2個しか実がついていなかった。(3)

 トタン屋根を直している人たちがいた。この間の台風で傷んだところの補修だろうか。かいがいしく働いている人を見ると、のんべんだらりんとほっつき歩いているのが少し恥ずかしい。(4)

             
                   (5)
 
 最後の2枚は自宅で撮ったもの。
 最初は今年どこからやってきたのか一本だけひょろひょろ生えてきた朝顔。ちょっと土の肥えたところへ移植してやったら、あちこちへ触手を伸ばし、白い花を付けた。
 流石にもう花は見られないが、これはその後に付いた実。
 種を採取して、来年は本格的に植えてやろうかどうか思案中。(5)

          
                   (6)
 
 最後は一階居間の窓。
 緑はもちろん外側の樹木だが、白いところは網戸に陽射しが当たっているところ。左下かが伸びているのはその白い部分に映った陰。光はときとして思わぬ文様をかもし出す。(6)

 最後に小林一茶の句の名古屋バージョンを。

   元歌    名月をとってくれろと泣く子かな
   名古屋版  名月を とってちょと子どもが にゃぁとるぎゃぁ

 
コメント
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