*写真と説明はズレています。
郵便を出しに行った。まっすぐ帰ろうかと思ったが、ここしばらくほとんど歩いていないことに思い至って、できるだけ緑が多いあたりをブラブラすることとした。
無為に歩いていると、さまざまな思いが去来する。
私は非国民だから、この国のご政道向きなど知ったことじゃないが、腐敗を深める権力を目のあたりにするのは決して心地よいものではない。
森友に続き、前からくすぶっていた加計学園の問題が明るみに出つつある。官僚の作ったメモによると、事態はもはや「忖度」の範囲を超えて、かなりストレートな圧力がかかっていたことを示している。
引き続きの「お友だち」への利益供与を見るにつけ、この間まで笑ってみていた韓国の事態が思い起こされる。こちらもまた、「お友だち」への利益供与であった。
ただ、ひとつ違う点は、韓国ではそれがちゃんと弾劾され、最高責任者が裁かれるに至っているということである。
腐敗は同じかもしれないが、その腐敗を正す民意が具体的に作動し、事態を告発するに至るかどうかでは大違いだ。
その意味では、韓国の方が民主主義に対してよりフレキシブルに対応しているといわざるをえない。
そんなことばかり考えていたのでは散策は楽しくはない。
途中で見たものは写真のとおりだが、最初はチガヤが群生する空き地。ここはもともと田んぼだったが、耕されなくなって2、3年で、こんな風に。なぜ、ここがチガヤの群生地になったのかはよくわからない。
なお、子どもの頃、まだ穂にならない前のものをおやつによく食べた。自然のほのやかな甘みがあって、けっこう美味しかった。
緑の中にユンボが鎮座している。まだ廃機ではない。ここで休んでいて、必要なときに繰り出す。
この持ち主、私がウオッチングしている田んぼの持ち主でもあり、土壌の交換などに時折お目にかかっている。
しばらく行くと、柑橘類の蕾がびっしりついているのに出くわす。私の記憶によればこれは夏みかん級の大型柑橘類で、ひょっとしたら、人の頭ほどにもなる鬼柚子の木だったかもしれない。
秋になったら、確かめてみよう。
決して暇ではなく、やることはいっぱいあるので、そろそろ家へと歩いていたら、向こうからピンクのヘルメットをかぶった小1ぐらいの女の子が、子供用の自転車を勢いよく漕いで通りかかった。そしてすれ違いざまに明るい声で「コンニチハ!」と。
「あ、コンニチハ。気をつけてね」と返すと、即座に、「ハイ、ありがとうございます」と実にハキハキと明瞭な応答。思わず振り返って見ると、やはりチビンコであることには変わりない。
なんだか、すがすがしくて嬉しくなってしまった。
いいシーンだったが、写真は撮らなかったので、ネットで探したら、ほぼイメージが近いイラストがあったので、それを貼り付けておこう。
こんな単純なことで、ウルッとしそうになるほど揺さぶられるのは、やはり「老人性五月病過感傷症候群」だというのが自己診断。
郵便を出しに行った。まっすぐ帰ろうかと思ったが、ここしばらくほとんど歩いていないことに思い至って、できるだけ緑が多いあたりをブラブラすることとした。
無為に歩いていると、さまざまな思いが去来する。
私は非国民だから、この国のご政道向きなど知ったことじゃないが、腐敗を深める権力を目のあたりにするのは決して心地よいものではない。
森友に続き、前からくすぶっていた加計学園の問題が明るみに出つつある。官僚の作ったメモによると、事態はもはや「忖度」の範囲を超えて、かなりストレートな圧力がかかっていたことを示している。
引き続きの「お友だち」への利益供与を見るにつけ、この間まで笑ってみていた韓国の事態が思い起こされる。こちらもまた、「お友だち」への利益供与であった。
ただ、ひとつ違う点は、韓国ではそれがちゃんと弾劾され、最高責任者が裁かれるに至っているということである。
腐敗は同じかもしれないが、その腐敗を正す民意が具体的に作動し、事態を告発するに至るかどうかでは大違いだ。
その意味では、韓国の方が民主主義に対してよりフレキシブルに対応しているといわざるをえない。
そんなことばかり考えていたのでは散策は楽しくはない。
途中で見たものは写真のとおりだが、最初はチガヤが群生する空き地。ここはもともと田んぼだったが、耕されなくなって2、3年で、こんな風に。なぜ、ここがチガヤの群生地になったのかはよくわからない。
なお、子どもの頃、まだ穂にならない前のものをおやつによく食べた。自然のほのやかな甘みがあって、けっこう美味しかった。
緑の中にユンボが鎮座している。まだ廃機ではない。ここで休んでいて、必要なときに繰り出す。
この持ち主、私がウオッチングしている田んぼの持ち主でもあり、土壌の交換などに時折お目にかかっている。
しばらく行くと、柑橘類の蕾がびっしりついているのに出くわす。私の記憶によればこれは夏みかん級の大型柑橘類で、ひょっとしたら、人の頭ほどにもなる鬼柚子の木だったかもしれない。
秋になったら、確かめてみよう。
決して暇ではなく、やることはいっぱいあるので、そろそろ家へと歩いていたら、向こうからピンクのヘルメットをかぶった小1ぐらいの女の子が、子供用の自転車を勢いよく漕いで通りかかった。そしてすれ違いざまに明るい声で「コンニチハ!」と。
「あ、コンニチハ。気をつけてね」と返すと、即座に、「ハイ、ありがとうございます」と実にハキハキと明瞭な応答。思わず振り返って見ると、やはりチビンコであることには変わりない。
なんだか、すがすがしくて嬉しくなってしまった。
いいシーンだったが、写真は撮らなかったので、ネットで探したら、ほぼイメージが近いイラストがあったので、それを貼り付けておこう。
こんな単純なことで、ウルッとしそうになるほど揺さぶられるのは、やはり「老人性五月病過感傷症候群」だというのが自己診断。