六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

谷中生姜で暑気払い!

2015-08-07 15:23:09 | よしなしごと
 いつものスーパーへ買物に行ったら、しなびたような谷中生姜(葉付き生姜)が見切り品の棚に半額で出ていたのでゲット。
 こんなもの、しばらく水に漬けておくだけで元気になるし、味の強い野菜だからそれで風味が落ちうるわけでもないだろうと思った。
 予想通りしばらくしたら、新もの同様に元気になった。そこで綺麗に洗って掃除。
 
 さて、どうやって胃袋に収めるかだが、手っ取り早いのはそもまま生味噌を付けてガリガリかじってしまうものだ。しかし、この前、TVの減塩をテーマにした番組で、減塩を感じさせない調味料は酢だといっていたのを思い出し、甘酢漬けにすることに。それに、酢につけると生姜がほんのり紅色に染まって、そこはかとない色気すら感じるのが嬉しい。

         

 3日ほどですっかり色づき、食べごろになった。
 ガリッと噛む。美味い、そして辛い! しかし、この辛さは塩分とはまた違って暑気払いになる辛さだ。
 ただし、欠点もある。こればっかりガリガリやっていると、口中のヒリヒリ感を補うため、つい酒が進んでしまうことだ。

 しかし、美味いなぁ。これぞニッポンの夏の味だ!
 安倍のいう「日本を取り戻す」などはまっぴらゴメンだが、こういうニッポンの伝統的な味は死ぬまで味わいたい続けたいものだ。

          
 
 なお、谷中生姜の由来は、武蔵の国谷中村の特産だったことによるが、「東京都台東区谷中」になった今、この地で生姜を作っているところってあるんだろうか。

【余計なお世話】生姜の辛味が苦手な人は、天ぷらがお勧め。辛味は抑制され、生姜の風味は残る。

 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする