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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

梅は咲いたか 桜はまだかいな

2015-03-17 01:49:22 | 花便り&花をめぐって
 ここ2ヶ月ほど、ある程度精魂を注いできたことがやっと形になって結実した。それに伴う最後の仕事、発送も終える。
 中国人の若い女性の友人にそれを届けるべく、Air Mail 便を出しに郵便局へ。
 これで終わりと、なんだかホッとした気分に満たされる。


 
 本屋へ立ち寄る。
 品揃えのせいで読むべき本はない。
 渓流釣りの雑誌を立ち読みする。
 雪の残る渓のイワナやアマゴはまだサビが付いているから、去年の写真かなぁと思う。それでも見ていると楽しい。
 現業から手を引いたら、思いっきり渓流で遊ぼうと思っていたのに、その頃になったら体力も気力を失せていたのが口惜しい。
 結局ここでは、年度手帳(4月~3月)を買った。

             

 4月並みの陽気につられて散策。
 久々にのんびりする。
 畑の隅の矢車草がもう咲いていた。
 前にも訪れたちょっとした梅の木立へ。
 ここの紅梅は、うちの鉢植えのそれと違って、いくぶん淡いピンクで清楚な感がある。



 あまり遠くなるとと思い引き返し、いつもの桜並木の川べりを歩く。
 蕾はだいぶ膨らんできたが、ほころびるにはまだ遠そうだ。
 おっ、カワセミが岸辺に佇んでいる。
 あわててガラケーを引っ張りだしている間に逃げられた。
 どうせ撮れてもガラケーじゃ点描にしかなるまいとうそぶく。イソップ物語の届かないブドウを酸っぱいと決めつける狐のようだと苦笑する。
 代わりに、川面への桜の木の映り込みを撮る。

             

 帰宅するとうちの桜が出迎えてくれた。
 この桜んぼのなる桜は、ソメイヨシノに比べると10日から2週間、花が早い。
 惜しむらくはもう樹そのものが寿命で、花の付きは全盛期のそれに比べ1割か2割だ。
 次世代を挿し木で育ててはいるが、しばらくの断絶はやむを得ないだろう。
 それよりも、次世代が実をつける頃にはこちらが逝っている可能性が高い。





 寿命が尽きかけた樹で懸命に咲く花はいとおしい。
 お前はあと何度、花をつけるのか。
 そして私は何度、それを愛でることができるのか。
 お互いに頑張ろみゃぁ(ってなんで岐阜の人間が名古屋弁に・・・)。

 
 
コメント (2)
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