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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

ラビアンローズ(La Vie en rose)とはゆかないけれど・・・

2011-10-24 02:31:57 | よしなしごと
 散歩道で秋咲きの大輪のバラを見つけた。
 春から春の終わりに咲くバラは絢爛豪華であでやかである。
 そしてどこか饒舌であるともいえる。
 その点、秋のバラは密やかだが貫禄があるように思う。
 別の見方をすれば、春のバラよりもその一輪一輪に自己主張があるのかも知れない。

       
 
 しばらく観察をしていたら一センチにも満たない小さな蜂が花芯目指してまっしぐらにやってきた。そのままそこでお食事を決めこんでいて、カメラを(といっても携帯だが)15センチぐらいに近づけても逃げようとはしない。

       

 「バラ色の天国」という言葉もあれば、「地獄への道はバラの花によって敷きつめられている」という言葉もある。
 「綺麗なバラには棘がある」はもはや当たり前で、綺麗でなくても棘があり、なかにはバラでもないのに棘があるものもある。

       

 そうした棘にいくども刺されて齢を重ねてきた。
 しかし、それらの棘は私の人生を彩ってきた貴重な刺激ともいえる。
 まだまだこれからもそうした棘に刺されたいと思う。
 それらの棘の痛みを感じなくなるまでは。

コメント
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