怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

傾聴で家賃を支払う。

2016年09月19日 | カテゴリー分けするのに飽き
南米在住時に妙に感心したのは食べ物の供給量が豊富だったことだ。
街路樹としても植えられているマンゴーが熟して道に落ちていたものだ。
誰も拾ったりしなかったのを覚えている。
日系人などは「こちらの人たちは怠惰だからできすぎたマンゴーで商売をしようなどという気を起こさない」と陰口を言っていたものだ。
今でもマンゴーは道端で腐っているのかなぁ。あくせく働かなくても食べることができる生活が、そこではできるという証拠なのではなかろうか。
もっとも、現在の生活は食べ物だけでなく、もっといい服、もっといい自動車、もっといい家、などもっともっと、と欲張りになっているものだから、自動車やコンピューター、航空機などを売って儲けている国々の豊かな生活がうらやましくて仕方がないのだろう。
さて、ドイツ。

老人ホームの敷地内のリンゴが落ちてそのままになっている。
この様子をみて、南米のマンゴーを思い出したんだ。
施設で働く人は忙しいし、入居者たちもリンゴを集める気力が無いのかな。
ウチのように、落ちるたびに拾っておかないと、すぐに腐っちゃうぞ。

この程度の量だと、入居者の食事に使うくらいかな。
拾って、洗ってなどの作業は職員たちには面倒だろうな。仕入れた食材を使うほうが早くて便利。

今日の昼食は頂き物の餃子だった。
近所に住むポーランド人が半年ほど前に母国で買ってきてくれた品だ。
 
冷凍保存しておいたのを茹でた。私はそれを自分の皿に二つばかり取った。
義母はソースを作って、その餃子を入れていた。
中はひき肉。本当に餃子。昔々、中国大陸から伝わったのかしら、と思いを馳せてしまう。

パッケージはポーランド語。
あれ?日付が日本式?
疑問に思って義父に尋ねてみた。
 
「ああ、これは英国式だ」
といつものように長々と講釈が始まったので、私は後悔した。
途中で私が「日本や中国などもこのように表記します」
と言っても、まったく、全然、聞いていない。
自分の話すことしか注意が向かなくなってきているのだろう。
彼のもともとの性格もあるのだろうが、高齢になって、他者の発話を聞き取りながら会話を進めることが難しくなってきているとも感じる。
義母などは、義父の長話に耐えられず、途中で「くだらない!」などとひどいことを言っている。
私は家賃として、義父の話を聞いている。
傾聴ボランティアはまだ日本にあるのだろうか。
家庭内でもせっせとできるぞ。身内だと、なかなか耐え難いものがあるだろうが、将来に支払われる報酬は高い利息が付いてくる、とでも想像するとなかなかワクワクする仕事でもある。


集合住宅の規則破り

2016年09月19日 | カテゴリー分けするのに飽き
ある中級レベル集合住宅の階段。これって、石なのだろうか。
ウチの階段も石だ。ウチのに見た目がよく似ている材料だ。
もしかして、石はここでは安価な材料なのかしら。

さて、この住宅の住民は玄関前に盛大に物を置いている。

共有部分に私物を置いてはいけないのではないか?そういうルールもここはテキトーなのか?
緊急時にはひどくジャマになるぞ。

数週間に再び訪れたときには、これらの物はなくなってすっきりしていた。
定期的にチェックされるのか。
こうした廊下や階段部分の清掃は、住民でない人が仕事で行っていることが多いようだ。
彼らが密告するのか?掃除のとき、面倒だものね。
住民に「靴が無くなった」などと因縁つけられても困るし。

これは別の友人宅の集合住宅。
彼女が引っ越してしまう前に撮影。もう、ここを訪れることも無いと思って。

階段は石ではない様子。

彼女の住まいの玄関部分。
手前が外、向こうが部屋。日本のような段差がないのが特徴。
この家庭の場合玄関マットの上で靴を脱いで、靴を持って中に入り、靴収納場所にそれを置くようだ。
撮影を遠慮したのは、この玄関の左部分に大量の靴が置かれている部分だ。
住まいの中の収納場所に収まりきらなかった靴だ。
これも、規則違反なのだろうが、そこは最上階で彼女一家三人くらいしか来ないので見逃されていたのだろう。
普通レベルの集合住宅は、一戸建てと比較すると、玄関部分が小さいことが多い印象だ。
みんな、靴をどこに置いているのか不思議なくらいだ。
あ、そうか・・・
ドイツ人にとって靴は衣類の一部、衣類と一緒に収納しているのかな。日本人の土足、という感覚とは違う世界だ。


新聞社の取材

2016年09月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
地域に住む外国人女性のための集まりに参加した。
場所は福祉団体の建物。

主催者とミュンヘンからやってきた指導者がここまで準備した。二人とも在独30年を超えるフィリピン人女性。
ふたりがそれぞれ焼いてきたケーキはドイツ風。
30年ほど前は、ドイツ人男性もフィリピンから妻を多く迎える例が多かったそう。
彼女らもすっかりドイツ生活に馴染んで、普通にドイツ風ケーキを焼くようになるのだろうな。
ケーキの近影を忘れてしまった。私もドイツケーキになじみきってしまい、特に珍しいと思わなくなったからだろう。恐ろしい。
 
集まったのは全部でたった五人。前回よりさらに減ってしまった。
ドイツ語で文章を書き、自己表現をすることでここでの存在意味を確認するというようなテーマの講座だ。
女子教育に熱心でない国や地域からの移民女性は、まず参加不能な印象もあり。

さて、しばらくしてからもう一人乱入してきた。
金髪碧眼。ちょいと場違い。
新聞社からの取材だった。誰も何も聞かされていなかったけれど、快く受け入れた。私を除いてね。
地元新聞社は地域の様々な小さな催し物を取材していて、住民なら誰しも自分の姿が数年ごとに新聞に掲載されてしまうんだ。

地域のテレビ局もそうだな。
誰もそのチャンネルなど観ないだろうと、テキトーにインタビューに答えたことがある。
ウチから数百メートル先に住んでいる親族がしっかり観たようで、義母に電話してきた。
義母は私に確認した。夫も興味を持って、ネットで検索してその動画を探したらしい。
「りすは年齢詐欺しましたね」
と笑っていた。

私たちの様子を熱心にメモする記者。
 
でっかいカメラは会社のものだろうな。
彼女は最近入社したばかりなのだそう。故郷ロシアでドイツ語を専攻し、さらにここの大学で数年学んで就職した。
畳み掛けるような口調でどんどん質問するのは、記者という職業には必要な要素なのだろうか。
私のドイツ語は下手だ、とあらかじめ断っておいても、用意された質問の内容を変更するわけには行かないらしく、難しい抽象的な質問が続いて困った。
「この会合に何を望むか?」
など、そんなの、考えて出席しているわけないだろ・・・と答えたかった。

この本が指導者によって紹介された。

1960年代から1970年代にかけて看護師不足を補うために、ドイツは韓国人看護婦を受け入れたのだそう。
私は10数年前に日本でそれをテレビで観たことがある。
多くのそうした看護婦たちはドイツ人男性と結婚し、定年退職後に配偶者と共に韓国に戻ったという内容だったと記憶している。
彼らの協力で韓国にドイツのテーマパークを造るということも言っていた。存在するのかな?
元看護婦たち何人かで書かれた手記集らしい。
日本・韓国間の話だと、何やらどろどろ怖ろしい本になりそうだが、ドイツ・韓国だとどうなるのかとても興味深い。
買ってしまうと、読めない場合(可能性、大)にもったいないので、借りて読むことにした。

ここに集う彼女らも、本を出したくてうずうずしているのかもしれない。

台湾事情の書籍

2016年09月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
台湾人からもらった本。
1980年代に青春期を過ごした漫画家台湾人の作品で、中国語で書かれたものをドイツ語に翻訳した品だ。

特に、台湾に興味があるわけではない私。
まあ、ドイツ語のトレーニングになるだろうと思ってありがたくいただくことにした。

漫画と言えば、図書館にもたくさん日本の漫画のドイツ語訳された作品がたくさん並んでいる。
それもドイツ語トレーニングにはいいのだけれど、大問題がひとつ。
それらの多くが大文字だけで書かれているんだ。読みにくいことこの上ない。
昔世話になったスペイン人のスペイン語の講師もそうだった。黒板に書く字が全部大文字だった。
数人のほかの仲間も、読み辛さで参っていた。
欧州人には、大文字だけでも全然平気なのだろうか?
この台湾人の本は、ちゃんとドイツ語文法に合わせて、文章の始まりと名詞の始まりは大文字、その他は小文字なので読みやすい。

台湾人は政治問題が好きなのだろうか。
好きでなくても、不安定な地位の台湾だから、興味を持たざるを得ないのか。
中国人、と呼ばれようものなら盛大に否定する台湾人友人をみていると、哀れにさえ思える。

本をくれた上に、料理もごちそうになった。

料理嫌いを公言していて、その手さばきも怪しい彼女なのに、なぜかおいしく仕上がる。
義母があれこれ考えながらスープのもとや塩・こしょうを足して仕上げるのと大違いだ。
(義母のはどう工夫しようとあまり代わり映えしない、不味い、というわけではないが、特別に旨くない)



廃棄物資、ウチには関係ない断捨離

2016年09月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
屋根裏部屋に保存されている数々の家具の古さを観察。
全く使われていないのに、こうして置いておくことができる贅沢。
義両親たち、特に義母が物を捨てることができない性格のようだ。義父がときどき嘆いているもの。

このソファ、撮影するとやたら映りがいいけれど、実物は腰掛けるのをためらうほどの古さだ。
角がこんな風にはがれているから、危険だし。

庭にちょいと出るときの履物はこんな風だ。サンルームに置かれているので、日光で劣化が早く進むのだろう。

縫い付けてあるものの、すでに他の部分から裂けてしまっている。
履物は安全なものを使わないと、転倒などの事故につながりかねないのに。
私が言っても、聴く耳を持たないだろうなぁ、ふぅぅぅ・・・
「老いたら子に従え」と言われるのは、老いたらますます若年者の言うことを聞かなくなるのを、昔の人たちがすでに知っていたからかもしれない。
少しは聞くフリくらいしたほうが良いぞ!

調子付いて、他にも私の目に要らない物をどんどん撮影していたら、凄い数になってきたので、以下の四点だけ紹介。
以前も載せたことがあるかもしれない家具も。見た目は立派だけれど、もう、戸の開閉が難しくなっている。
修理するのに買うほどかかるだろう。







裏側から観察

2016年09月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
回転式の広告の様子を動画にして記事にした。
あれから、気になって、見つけるともっとよく観察したりしている。
いつも作動しているわけではなく、広告によっては全く動かず同じものを表示していることもある。
どれくらいの頻度で広告を交換するのだろうか。すでに、先月の記事のは他のものに変わっている。
すべては金次第、なのだろうけれど。

さて、街中で、裏面が何も無い回転式広告を見つけた。
表面は歩道と車道に向いていて、裏面は住宅の壁に向いている。
中の様子がこれでばっちりわかって面白いので、またブログに載せてみんなに知ってもらいたいと思った。
縦に長い電灯が四本ほどあって、これは夜間に点灯するのだろうな。

しかし、いくら裏面で人目につかないとはいえ、こうして私が簡単に撮影できる空間があって、見える部分なのだから広告ではなくても何か中が見えないような工夫をするべきだと思ってしまう。
どうでもいい部分はどうでもいい、という合理的な考え方、なんだろうなぁ。

せっかくなので、巻き上げたり下ろしたりする部分を動画にした。


やはり、原始的と思えてしまう。
ドイツ、あるいは欧州の人々はこういうのが感覚的に好きなのか。
安くできるのか、環境によろしいのか。
いや、日本をはじめ、周辺アジア各国にもあったかな??

手作りケーキはいつもおいしい

2016年09月16日 | カテゴリー分けするのに飽き
週に一度程度の訪問先で、ほとんど毎回のように出されるケーキ。

一目で冷凍物だとわかった。味も、それなり。決して不味いわけではない。
実を言うと、冷凍のケーキもおいしいと思う。しかも大きな一台の値段が1000円以下のものばかりだ。
ケーキを焼くための道具を揃えていないドイツ人E子さんなどは、その道具を揃えるための出費でいくつか冷凍のケーキを買えてしまうぞ。

この家にはちゃんと道具があるようで、彼女らに時間があるとせっせとケーキを焼いている。

さくらんぼとプラムを、イーストで膨らませたケーキ台に載せて焼いたもの。
義母も見た目が似ているケーキをよく焼くが、彼女は油脂分たっぷりのケーキ台を使う。

荒っぽい作りかただけれど、とてもおいしかった。
特に、油分が少ないので私には食べやすかった。
いくつかもらって帰ってきた。
義母は他人が焼いたケーキを絶対に口にしない。訪問先、旅行先などでみんなと食べなくてはならないときには、含まれている乳糖に気をつけて、それが無いものを選ばなくてはならない。
まったく、かわいそうに!
乳糖不耐症なのも気の毒だが、それによって、他のケーキを試して経験できないことが残念だ。
なんでも口にできるのは、世界が広がるぞ。
そうだ、ここでいつもドイツ食を食べているのも、私の人生の幅が広がっていることだな。
うん、前向き、前向き。

このプラム・さくらんぼケーキのレシピが送られてくる約束なのだけれど、まだ来ない。


エールフランスの機内安全ビデオ

2016年09月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
もう長いことエールフランスの世話になっている。
出発や到着の時間帯、空港施設の私たちの都合による便利さ、そして航空運賃の安さなどの理由でパリ経由で帰省するんだ。
実のところ、是非お勧め、というものでもないのだけれど、テキトーなところが魅力のフランス、なかなか否定することもできない。

この機内安全ビデオはかなり評判がいいようだ。
夫は見たことが無いのに「この曲が良い」と褒めていた。早速この動画をメールに添付して送信した。


この赤いスカート、いいな、欲しいな。
私の身長は全然足りないから、このビデオの女性たちのようにはならないだろう。

フランスの多民族国家ぶりはドイツよりずっと進んでいるようだ。
世界中に植民地を持っていた名残なのだろうな。
シャルルドゴール空港で働いている人々も、様々な肌の色と顔立ちだ。
ネグロイドの人々も、今、ウチの近所で見かけるアフリカ系難民とはもう立ち振る舞いが全然違って、生まれながらのヨーロッパ人。
入国審査官も中国系(いや、ベトナム人?)の男性だったりする。

ところで、シャルルドゴール空港には行くが、そこから外に出たことが一度も無い。
パリはすぐそこなのに、私は行ったことがない。
もう、これは凄すぎるんじゃあないか?
乗り換え時に何かトラブルがあって、市中で何泊かしなければならないとかいう状況になるといいな、などと不謹慎なことをちらりと考えてしまう。

パリから東京へ向かう便は、フランスやその近隣の国々で楽しんで疲れた人々を満載にして飛んでいて、いい雰囲気だ。
フランス旅行、行ったことがないけれど、お勧めしたい。



紙製品の質の悪さ

2016年09月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
ノートや紙幣、その他紙製品の質は明らかに日本のものより質が悪い。
50ユーロ紙幣など、これが5000円以上の価値があるのか、と不思議に思うことがある。
50ユーロ持って円を買いに行くと5000円くらい手に入るのだろうから、そうなのだけれど!

シリアルやコーンフレークなど食品の箱も弱々しくて、扱いを丁寧にしなくてはならない。

開封するときも、そうっと、ゆっくり引っ張るんだ。
それでも、きちんと切れ目の点線どおりに行かない。糊付けされているところは絶対に、この写真のようになる。
考えてみれば、食品の箱なわけで、そんなものよわっちくても全然食べるものに影響しないのだからそれでいいはずだ。
でも・・・でも、日本の高品質なパッケージに慣れていると、ここのが悲しいものに見えてくる。

人気チョコレート。
 
さすがにこのレベルの品になると、ちょいと箱も丈夫になる。
日本メーカーだったら、もう少し厚い紙を使うのだろうけれど、まあ、これでも全然差し障りなし。
中身が重要だもの。
頂き物のこれ、大事に食べようと思ったのに、あっという間に(たぶん5分くらい)で食べつくしちゃった。
私のチョコレート消費量、日本在住時の数倍になっているだろうな。

やっぱり、パッケージの質はあまり関係ないのかも??



送還されてしまうアフガニスタン人

2016年09月14日 | カテゴリー分けするのに飽き
在独6年、推定年齢二十台半ばのアフガニスタン人男性Sさんは、私と出会ったときの挨拶に握手を求めてきた。
アフガニスタン人男性、あるいは多くのイスラムが国教の国からの男性は「ハロー」の呼びかけにも答えないことが多い。
ドイツ人女性に言わせると「彼らは女性をヒトと思っていないからよ」なのだが、私は別意見だ。
母国ではたいして親しくも無い女と挨拶を交わす習慣が無いのだろう。
実家付近だって、挨拶を交わさない近所の人々はたくさんいるし、ましてや知らない人とは全く挨拶しない。
ここはもう少し人間関係が楽で、知らない人とも気軽に挨拶をする頻度が高い。
若くしてドイツに移住してきたSさんは楽にこちらの習慣を身に付けることができたのだろう。
さて、そんな彼の弁当をごちそうになった。

大きすぎるタッパーの底の方に豆料理。
3年ほど付き合いのあるアフガニスタン人女性にもよくごちそうになっている。
彼は5年間料理人をしていたとかで、また、違ったおいしさがあった。
作り方は簡単。たまねぎと豆、油脂と塩、カレー粉で煮るだけ。
これにパンを添えて食べる。
Sさんは近所のパン屋でライ麦入りの大きなパンを一塊買って来た。
この豆料理はパン添えで食べるものだ。
アフガニスタンではライ麦入りのパンはないらしい。彼はすでにこちらの食生活にも慣れたのだろう。

さて、Sさん。
今日はミュンヘンの裁判所で滞在の許可を得られるか、の大きな試練の日らしい。
彼を支援するドイツ人女性(金持ち)に昨日聞いたんだ。
労働許可も無く、暮らすことができないので、目下このドイツ人女性の援助で暮している。
おそらく、彼も難民として入国。
労働許可どころか滞在の許可がでなければ、本国へ送還だ。

アフガニスタンの実際はどうなのだろう。
7月に帰省する、と言っていたアフガニスタン女性(ドイツ滞在、労働許可所持)は「決死の覚悟」だった。
運悪ければ、命を落とす環境という認識は在独アフガニスタン人の間では高い様子。

ドイツ人、あるいはドイツ在住外国人に言わせると、シリア人以外はドイツ滞在許可は無意味である、という意見が大半だ。

難民支援する女性によると「アフガニスタン人の送還が多くなってきている」と嘆いている。
うーん。
Sさんの家族はすでにアフガニスタンに住んでいない。
ドバイ、イラクなど外国に移住してしまっている。
いずれにせよ、一度外国に出てしまったアフガニスタン人が、母国に戻るのは死刑宣告のように聴こえるのかも。

S君の真面目で真摯な態度、ドイツ語力も抜群なところに一票を入れた私。
彼の今日の幸運を願いながらこれを書いている。


言いたいことを言い過ぎないのが人間関係良好保持のコツ

2016年09月13日 | カテゴリー分けするのに飽き
にんじん2キロが約120円で売られていた。
義母は買ってくるとすぐに小さく切って、固めに茹でて冷凍保存しておく。

スープの具や、煮物になる。
冬の間に「今年はにんじんを栽培しよう」と言っていた計画はどうしたのかと思った。
そうしていた冷凍庫はにんじんだらけになってしまっていただろう。
尋ねれば、きっといろいろとそれらしい、あるいはわけわからない答えが返ってくるだろうな。

週末の昼食。鶏肉だけカレーと、自家製インゲンの煮物。

義父はときどき私に嫌味のようなことを言う。
「ドイツに住んでいるのだから、ドイツ風の食事をしなければならない」
私の米飯食を批難するんだ。
初めの頃は、いちいち腹がたったものだ。
これも家賃、家賃、と我慢していたものだ。最近は我慢という感覚も無くなった。
生物学的に見れば、義父の方が先にこの世とおさらばする身だ。
言いたいことを言わせてやらないと、人生に悔いが残って、あの世にいけなくてヨメのまわりにまとわり付いて、
「米食うなー、米食うなー」
悩ますだろう。
もっとも、私は霊感のかけらもないので、攻撃しようと思っている霊たちには無駄になる。
先日言われたときは、こう答えた。
「ここの米って、日本より安くておいしいんですぅ」
おいしい、という部分は話を盛っている感があるけど、実際この値段であれだけの味が出るのだから、そうとも言える。
ドイツで販売されている食品を褒めているのだから、義父はそれに対抗できないはずだっ。
もっとも、彼は私の言うことなど聞かないことが多い。
聞いていて何も言わなかったのか、対抗できなくて黙っていたのか、よくわからない。

さて、義父は私がたまたま一人で仕上げたトマトサラダに言及した。
「酢も油も使っていないこのサラダは旨い!」
義母が作ると、必ずこの二点は入れられてしまう。
私は油脂摂取過剰を警戒しているけれど、義父は単に味の点からサラダに油が必要ないと感じるらしい。
これを聞いた義母は早速対抗に出た。
「どうして不満ばかり言うんですかっ」
私の米飯食に続き、義母のやることへの口出しだもの、そう取られても仕方がない。
考えようによっては私を擁護しているようにも感じるけれど、いや、やっぱり自分のやり方を批難されているのが気に入らないのだろうな。
すぐに反応できる、自由さがうらやましい。
それでちゃんと婚姻関係が長く続いているのだから、さすがだ。

いいたいことを言いすぎて関係の悪くなる夫婦だらけだものね。

増加かい!?かぎ十字

2016年09月13日 | カテゴリー分けするのに飽き
集落のバス停の様子。
落書きは、いつもこんな風にある。落書きだけでなく、全体が薄汚い。
他のバス停は次々ときれいにしていっているのに、ここは汚いままなんだ。
 
汚いのは、こちらの人たちの習性で仕方がないと諦めるにしても、このかぎ十字落書きは許されていいのか、とずっと思っている。
 
ドイツ、あるいはEU入国審査のときに、かぎ十字のアクセサリーや印刷された衣類を着用していると入国できないと読んだ。
いったん入ってしまえば、いろいろな場所でかぎ十字いたずら書きを見るので、びっくりするだろう。

先週まではいたずら書きが無かった、森の中のベンチだ。
新しいかぎ十字。かなり怖い。
難民でやってきたシリア人が住環境の悪さや仕事に就けない不安からのストレスで、建物にかぎ十字を描いて放火したという事件があるくらいだから、必ずしもドイツ人の仕業とは言えない。

日本ではかぎ十字の(寺の地図記号でなく)製品を売っているそうなので、そんなに深い意味で身につけたり描いているわけではないかもしれない。(でも常識的に考えて、かなりおかしい製品を販売していると感じざるを得ないのだがどうだろう?)
とか、前向きに考えてみる・・・

あの時代の雰囲気になったとしたら、わたしなどすぐに収容所行きになってしまうだろう。
見た目の醜さにおいては「アーリア人」にとって目障りで仕方がない人種だもの!
頭巾の若い女性の彫りの深い顔立ちに天然の長い睫毛、ロングスカートを翻して颯爽と歩く姿に見とれてしまうぞ。
アフリカ人お姉さんもスーパーモデル級がぞろぞろその辺に存在する。
今のところ、唯一の救いが「私は日本人です」という自己紹介に、
「ああ、日本の自動車は素晴らしいですね」(その人の関連する業務による。建築関連でも優れているらしく、先日はそれを指摘された)
と褒め称えられる返事が来ることだ。
日本の製品はかぎ十字から身を守る、とか真剣に思っちゃうぞ。

ドイツ人絶賛のニベア日焼け止め

2016年09月12日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツ人L子さん(推定年齢20歳代半ば)は日本全国を数週間旅したことがあるそう。
様々な思い出話をしてくれた。
知らずにやくざのための飲食店に入ってしまったこと、通りがかった女の子たちに「かわいい!」と叫ばれたこと(実際、平均ドイツ人20歳代の女性としては、日本人から見ると可愛いと感じる顔立ちだ。20歳を超えると頑強な印象ばかりになっていくのにねぇ)、戦時中の周辺国への反省感が自分の国と比較すると全く無いこと、などだ。
今まで、いろいろなドイツ人に日本旅行や滞在の体験や感想を聞いたものだ。
それぞれ違っていて興味深い。

さて、L子さんが話してくれた更に興味深い内容は、日焼け止めについてだ。
日焼け止めと言えばこれだ。日本製品が欲しい(2016年5月2日記事)
「ああ、資生堂のあれですかぁ」
と私は彼女より先に商品の名前を出して「知ってるぞ」と自慢しようと思った。
だが、L子さんが見せたサイトの品はこれだ。

ほおぉ、ニベア。うん、さすがドイツ。やっぱり自分の国の品がいいのね、と思った。
よく見ると、日本からの輸入品らしい。
「ドイツの日焼け止めはどれも肌にべたつくけれど、これはとてもさらっとしていていいの」
なるほど。
日本のニベアは本国を超えているのね。そうした品は日本に結構あると思う。日本の、より高品質なものを求める要求に答えて改良してしまうのだろう。
フロッシュも、日本でしかない製品があると読んだことがある。(そうなの?)

L子さんのお気に入りのこの品は、ドイツでも手に入れることができ、また価格も日本での値段とひどく違うというわけでもない。(アネッサは中国では3倍すると、実家近所のショッピングモールの販売員が解説していた)
私はL子さんに「日本に行くときは買ってね」と頼まれる可能性は無いだろう。
かなり、ほっとする。帰省時買い物願いはかなり負担なんだ。
ちなみに、ドイツアマゾンのこの品にはレビューが一つも書かれていなかった。
まだまだ知られていないのか、ドイツ人はレビューを書きたがらないのか。
少なくとも、一人のドイツ人には人気の品と言える「ニベア サンプロテクト ウォータージェル こども用」、
私は使ったことが無いが、日本の人たちにお勧めしちゃおう!
外国人へのお土産にもいいかもしれないぞ。

猫のトイレサイン

2016年09月12日 | カテゴリー分けするのに飽き
街中に住んでいる飼い猫。
名前を知らないので「にゃんちゃん」と私は呼んでいる。
にゃんちゃんには何度もブログに登場してもらっている。
猫を観察していてつくづく思う。それぞれ性格が全然違うのだもの、驚きだ。
ニンゲンがそれぞれ性格や考え方、見た目が違って当然だ。

にゃんちゃんは人が大好きで、私と遊んでいても、そばを誰か他の人が通るとそちらに気が向いてしまう。
まったく、かわいいやつだ!

動物の撮影はとても難しい。
「撮りますよ」
と言ったところでじっとしていてくれないものね。
もっとも、動物園の動物たちは逆に動かないので面白くない。
動画撮影に挑んでみた。


夫は褒めてくれた。へへ。
夫が言うには、この爪とぎしぐさはトイレサインなのだそう。
私も実家で何匹か猫を飼っていたが、それは知らなかった。
実際、にゃんちゃんはこの後、トイレしていた。
夫よ、妙なことを知っているのだな!


ニュルンベルク名物ソーセージ

2016年09月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
マクドナルドの広告が入っていた。様々なセット割引券も一緒だ。

私が気になったのはこれだ。「ニュルンバーガー」と名付けられている。
ニュルンベルクに日本人知人友人が何人か住んでいて、彼女らを訪問したいものだ、と思っていたところなんだ。
一人に電話でこの製品について尋ねてみた。現地には500年以上の伝統を誇る本物があって、私も二度ほど食べたことがあるんだ。
彼女によると現地では「Drei im Weggla」と呼ばれている。
義母に尋ねると「ああ、バッグラーね~!」とすぐさま反応した。

わざわざニュルンベルクまで行かなくても、ここで食べられるいい機会だと思った。
値段は1ユーロ99セント(250円程度)。現地の本物も2ユーロから3ユーロ程度だそう。
では、ニュルンベルクまで行く交通費や時間も節約できるわけだ!

ドイツマクドナルドのお姉さんたちはドイツらしく、ほとんど愛想が無い。
また、客のほうもきちんと一列に並ぶという習慣があまり身に付いていなくて、どこに立てばいいのかいつも迷うものだ。
そうしたハードルを乗り越えて、手にした「ニュルンバーガー」、おいしかった。

ソーセージは本物だが、欲を言うと、パンがマクドナルドらしい柔らかい品で、固いパンになじみはじめた私にはパンチが足りないような。
このニュルンベルクソーセージサンドがドイツ全土にあるのか知らない。
ないとしたら(ウチの街にはない)旅行中、ニュルンベルク周辺以外に在住の人たちには、現地まで行かなくてもいいから、絶好のチャンスだぞ。

もっとも、ウチ周辺ではスーパーで普通にニュルンベルクソーセージを手に入れることができる。
300グラム(16本くらい入っていたか)で1.99ユーロ。パンは1個15セント(20円)。

義母といっしょに買い物に行った時、私がニュルンベルクソーセージを買おうとしたら、
「それはウチにありますっ」
とすぐさま却下され、すごすごと売り場に戻しに行った私。
ところが、家に戻っていくら冷凍庫をかき回して探しても見つからない。
義母に尋ねると「ああ、ニュルンベルクソーセージだったの?間違えたわ。今あるほかので代用しなさい」ですって。
そういうわけで、自宅でニュルンバーガーを作って、写真掲載は断念した。



いい動画を見つけた。英語だし。
ニュルンベルクではこんな風に売られているのね。