怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

フダンソウの収穫の仕方

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツに住むりす、でかい庭のある家に何年もいるのに、ほとんど庭仕事をしたことがないことを心残りに思っていた。
そういうわけで、義母が旅行中でいないとき、思い立ってフダンソウの収穫作業をしてみた。フダンソウは細かく切ってソースにするんだ。
根から引っこ抜いて、洗って、茹でて、おいしいソースが出来上がった。
だいぶ前から畑からフダンソウを収穫しているはずなのに、減っていないのが不思議だとは思ったけれど、細かいことを気にしていたら人生やってられない、とその後、そのことを追及して考えもしなかった。

ある日のこと、またフダンソウを料理することになり、義母が私を呼んだ。
「りす、収穫の仕方を教えます」
 
そんなもの、簡単じゃあないか、と思いながらも義母に反抗してまで見に行かない理由は無かった。
「外側の葉の根元から切り落としなさい。中心から育っていきます」
と、聞かされてたまげた。

慌てて義母に謝った。ホウレンソウと同じ感覚でいたんた。
ホウレンソウも育てた経験は無く、日本のスーパーで売られている根元からあるあの様子を思い出して、フダンソウ収穫に応用しちゃったんだ!
こういうときにいつも頭によぎる言葉はこれだ。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
13世紀の言葉を今でも実用できるのだぞ。ニンゲンはあまり進歩していないのかもっ
いや、わたしだけ??
義母に「フダンソウをどうやって収穫するんだ」と携帯電話で聞くのもなんだかねー、とかなんだかんだ言い訳しちゃいたくなる。

トマトだけのピザトースト

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
今年はトマトが豊作だ。
義母がどのように保存するか悩んでいたんだ。
瓶詰めを作るためには皮をむかなければならないらしい。それは面倒なので、細かく切って冷凍保存することになった。
そんな会話を聞いていたので、今朝の夫の朝食はトマトだけピザトーストにした。

順序が逆ではないのか、と思われるだろう。
これは私が実家に戻っていた二ヵ月半の間に、義母と夫が取り決めたやりかただっ
かなり気分悪いが、夫に都合いいらしいので仕方が無い。
こうすると、野菜などの具がとけたチーズで押さえられて、口に持って行く間に落ちないのだそう。

日本より一回りほど小さい食パンだ。
それでも一食に6枚食べるのは大変だ。
夫は朝と夜の二度しか食事をしない主義なんだ。食いだめができる彼の体質。

オーブンシートは何度も使う。
最初のうちはもちろん抵抗があった。義母が普通にそうしているのを数ヶ月見ていると、慣れるんだよな。
もっとも、日本の夏場や熱帯地域ではこの節約方法は無理らしい。
マレーシアでは「すぐに蟻がたかるので、使うたびに捨てるしかない」らしい。

夫はほとんど90度にして持っている。
チーズが接着剤になって、具は全く落下しない。

庭からの収穫物。
トマトはもいだその瞬間に食べると非常においしいことを知ったドイツ生活。
たくさんの収穫があるので保存ができる今年の贅沢。

下着の贈り物

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
マレーシアの友人から贈り物が届いた。
私のリクエストに答えて、これが送られてきた。パンツ。下着の。

中国製のようだ。
マレーシアはパンツを製造していないのか?
22元はいくらか調べてみたら約350円。

例によって、学んでいなくてもなんとなくわかる中国語。
一等品、ですって。
竹繊維。本当は綿のが好きだけれど、頂き物だ。手に入れる手間隙などを考えると不満に思ってはいけない。

え!?フリーサイズ?
下着パンツのフリーサイズを手にしたのは初めてだ。
一見、今、手持ちの日本からの私サイズのパンツと同じ大きさだ。
日本のパンツはここの洗濯で(義母の洗濯、かもしれないが)縮む傾向があるのに気付いてから、Lサイズを買うようにしている。
ではこの中国フリーサイズパンツは日本のLサイズ。中国人のお尻は大きさにばらつきが無いのかな。

そもそもなぜパンツをもらったかというと・・・
S子さんからの提案で何が欲しいか、と尋ねられたからだ。
ここで私のサイズのパンツを見つけるのはかなり難しく、またあっても生地が弱くて消耗が激しいんだ。
帰省のたびにパンツを買うようにしてはいるけれど、多めにあっても腐るものではないので頼んだ。
手持ちのパンツを撮影して彼女に見てもらったら、レースのたくさん付いた手洗いしかできそうも無いこの品が届いた。
「パンツは手洗いしなさい」
って、勧められた。うーん・・・!
S子さん、三人の息子さんがいて日中は勤務があって定年まで勤め上げた人だ。
パンツ、手洗いしていたの?
いや、子なし、仕事なしの私にせめてパンツくらい手洗いして長持ちさせるように、と教えたかったのだろう。
はい、少なくともこのパンツは手洗いで大事にしまーす。

台所に女は二人必要なし

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
台所に主婦が二人常にいるのは非常に効率が悪いと思う。
私はかなり徹底的にドレイ役を演じているのでどうにかなっているのだと思う。
最近はときどき口を出すようになった。
口出しテーマは主にアブラの使用量。私の健康問題にかかわってくるから。
義母はヨメが具合悪くなって死ねばいいとまでは思っていないだろう。単にアブラがたっぷりしているのが好きなだけ。
今日も台所を手伝っていた。
いつもドレイなのでつまらないことこの上ない。
「ちゃんとサラダに砂糖一つまみ入れましたか?ひとつまみだけでいいのよ」
もう、何十回も聞いているぞ。私が誤って大さじ一杯の砂糖を入れたことは無いだろうに!
こうしたやり取りの後は、気分転換に庭を散歩する。
お義母さんよ、一人でやってくれーっ
 
「義母バラ」と秘かに名付けたこのバラ。今年は長く咲いている印象。
 
ハスの花は何か神秘的な感じ。写り込んでいるトリは作り物。ドイツ人、こういうのが好きね。

これは雨水を溜めているドラム缶。庭の野菜や花のために水を使うんだ。
中にはたくさんのボウフラがいる。撮影しようと近づくと、水面近くにいるボウフラどもは逃げるんだ。
ボウフラにも知能があるのね、と妙に関心。

「10日分の水と食糧を各家庭で備蓄せよ」のドイツ政府通達があったそうだ。
りす家はこのボウフラ水を使えばいい、と在独日本人仲間から意見をもらって爆笑。
うん、藻だらけの池の水よりいけそうな気がする・・・
コメントにボウフラについて質問があったのを思い出した。ここはデング熱発生地域ではないのでボウフラを飼育していても(飼育しているつもりは無いが)大丈夫なようだ。
もっとも、ドイツ人は暖かいところに旅行するのが好きだから、旅行先で感染してここで発症する例が多くなったりすると、根拠が無くてもボウフラ対策を迫られるようになるかも?

さて、ヨメが逃げたので一人で料理を仕上げた義母。

私の皿を見てご不満のようだった。
「どうしてご飯にソースをかけないのですか」
日本・韓国・中国以外の人々は、米飯にソースのようなものがかかっていないと食べづらいと考えている場合が多い。
マレーシアでも言われたことを記憶している。
細かい食文化の違いが飯の食べ方一つにも現れてくるんだ。
お義母さんよ、飯くらい、私の勝手にさせてくれぇー