怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

女の集まり

2016年09月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
いつもの仲間たちと集まった。
国籍の違う三人。
女の集まりは出身地や言葉や習慣が違っても大丈夫。
どういうわけか、共通のテーマで話ができるんだ。
群れの中で地位を獲得するため、仲間との結託のためなど、ヒトが言語を持ってからの太古のむかしから女がやってきた身の守り方だ。

彼女らには私の義両親同居生活が非常に興味深いようで、こうした機会のたびに私を攻撃してくる。
男の言いなりになりっぱなしのだらし無い女、ということらしい。
ニンゲン女類として、許しがたい様子だ。
頭巾のA子さんはエジプト出身だ。イスラム教徒女性などは、男尊女卑を認めているのかと勘違いしてしまう。
彼女まで「エジプトでは義両親と同居が珍しいくらいです」と言っていた。

私がいくら説明したところで、彼女らは自分の意見を主張するばかりの聞く耳持たずだから、へらへらと聞き流している。
「あ、そうですかぁ~」
すでに何度も説明したのにね。
「もう、仕事だと思っていますよ」
現金を稼ぐための仕事とはかなり性質が違う。
また、現在は現金を稼ぐ女が、結婚生活をうまくやる女より評価される時代だ。
何度言っても、フツーの感覚の女たちがわからないのは当然さ、と私は黙って彼女らを上から目線で扱っている。
もちろん、気付かれないように。
「そうそう、あなた方の言うことがごもっともです」
と、言ってみたいが、あまり小ばかにした発言をして「女の結託」を乱してもいけない。

この日集まったのは、A子さんが旦那さんの修士号取得のための引越し報告のためだった。
今後二年弱ほどは無収入で生活する覚悟らしい。
A子さんは電気技術関係のエンジニアだ。彼女が引っ越し先で就業することも考えているそう。
20歳代後半の彼ら、収入が安定しない間は子供を持つことを避けている様子だ。
すでに何度もこういう例を聞いている。
まずは、金を稼げるようにならなくては・・・
現金を稼ぐのは大切だものねぇ。

同居で家賃を稼いでいる(実際は浮かしている、のだけれど、稼いでいると思うと全然気分が違う)、という感覚になれる人は、なかなかいないだろう。
秘かにそれを得意に思っている私なんだ。


おにぎりの普及状況

2016年09月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
何かの集まりには,積極的におにぎりを持参するようにしている。
周囲の人々におにぎりを知ってもらうためだ。
初めの頃は、ちょいと不安だったけれど、すぐに自信がついた。
結構食いつきが良かったんだ。
海苔を使うのは避けてきた。
「これは何だ?」と口に入れる前に尋ねられること、比較的高価な食材であることが理由だ。
米は普通のスーパーで売られている「ミルクライス」と呼ばれている短粒種の粘りのある品種だ。
ジャポニカ米の一種らしい。
一キロ当たり120円程度という怖ろしい安さだ。タダでご馳走しまくるには素晴らしい値段である。

もう何年も「おにぎり普及活動」に勤しんできた。
たまたま幸運なのか拒否された経験はほとんど無く、お世辞かもあるしれないけれど、8割がたのドイツ人を初めとする欧州人には絶賛されている。
日本への関心が高い人も多いし、旅行や留学の経験をとうとうと語ってくれる人々さえ何人も出会う。

今日も普及活動して、これは最後に残った一個。
最初に撮影するのを忘れてしまったんだ。

ちょっと茶色く見える部分は、天かすのようなもの。
出来上がったスープなどに入れるんだ。(辞書には「スープに入れるえんどう豆形のクルトン」とあった)
クックパッドに天かすを使ったおにぎりの紹介があったので、私も真似てみた。
パリパリ感がなくなってしまうのは残念だけれど、適当な塩味が残ること、適度な油分がご飯をおいしくすることなどでよい仕上がりになった。
現地で手に入れることができる現地の普通の食材で作る日本食だ。
ますます普及活動にちからを入れていこうと思う。