怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

肌色の違う恐怖感を克服しなければならない

2016年09月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
ちょいと用事を片付けるためによった地域。
バス停でバスを待っていると、続々と肌色の濃い人々がやってきた。

すぐそこが難民住居になっているんだな、と気付いた。
そういえば、一年ほど前だったか、その近くの教会付属施設で難民受け入れの説明会があった。

様々な言語や肌色の人々が私の周りに立っていた。
座り込んで何やら書きこんでいるのをちらりと観察すると、職安の書類だった。
私を除き、みな、男性。
年代は20歳から30歳代くらい。
以前は人種の違う人々の年齢を推定することができなかったものだが、多民族国家ドイツに住み始めてからだんだん上手になってきたものだ。
おそらく、彼らはこれから語学学校に行くのだろう。

肌色の違う人々には慣れているはずの私。
そうだ、ここに来た当初も、大きくて威圧的な雰囲気の白人集団の中にいると恐怖を感じたものだ。
マレーシアやシンガポールのインド系の人々が多く集まるところにいたときはどう感じたかな、とか思い出そうとしてみた。

すでに、アフリカ人とはここでも何人かと交流があるのに、バス停の彼らの醸しだす雰囲気は、ちょいと違うんだ。
滞在期間が短いと、彼ら独特の雰囲気が残っている。
向こうからやってきた男性は、何度も痰を吐きながら歩いていた。
ドイツ人だって、やるのに、どういうわけか、もっと嫌な感じがするんだ。

彼らもここに長くなると、持ち前の母国の空気が消えて、馴染んでいくことだろう。
肌色や宗教が変わることは無いだろうが、いるだけで違う、という違和感を周囲に感じさせることが無くなっていくだろう。