怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツのランドセル近影

2016年09月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
先日の「タダで文具をもらえる」の続き。
その活動のポスターを見つけた。
「困窮家庭のための援助、こちらで新入生のために文具を配布しています」という内容。

イラストはこちらの小学校一年生の様子が表現されている。
三角の筒の中には文具やお菓子を詰めるのだそう。
こちらの文具はかなり値段がするものばかりだ。日本のような100円均一の店で高品質な文具を手に入れることができない。
日本でも名の知られているドイツの文具メーカーの品、私は買えない。

こちらでも子供の貧困は問題になって長い。
日本と同様、一見、貧しそうに見えない。
(面白いのは、西欧州の貧困家庭の基準のひとつに一週間以上の休暇旅行ができない、という項目があるらしい、はい、ウチも貧困?!)

一般市民が寄贈のために買って来た文具を集めて、困っている家庭に配布するという目に見えてわかりやすい活動はすばらしいと思う。
が・・・
隣に立ってこのポスターを見ていたZ子さん(ハンガリー出身)がつぶやいた。
「本当に困っている人は、ここまで受取りに来れないのよね」
という意味のことを。
ああ、誰でもそのように感じているのだろうな。

善意でやっていても、自己満足になりがちなこうした活動だ。
でも、きっと僅かでも感謝されることに喜びを感じることで世の中が良くなっていくと信じたい。

ドイツのランドセル。
いつか、撮影したいものだと思っていた。やっと機会到来した。
 
中は仕切りがない。走ったりすると、中がぐちゃぐちゃになりそうだけど、たくさん物を入れないのかな?
 
かなり重い。
 
冬至の前後数週間は、真っ暗な時間帯に登校しなくてはならない。
安全のために反射材が多く使われている。
この品も困窮家庭の子供に渡る予定。無事にそうした子供たちが手に入れることができますように!



煙突掃除は自分たちでする

2016年09月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
義両親たちは年に1,2度、煙突掃除をする。
あれ?煙突掃除業者がいるのにどうして、などと思う。
義父が言うには、彼らは煙突の状態をチェックするだけで、実際の清掃などはしないのだそう。
ドイツ語で「煙突掃除人」と名付けれれているけれど、それは名前だけ。

義父は「汚い仕事だけれど、やらなくてはならない」と消極的な発言をしながらも毎回張り切っている。
夫など、脇でぼうっと見ているだけだ。
いや、将来のためにきちんと観察しているのだろうか。そうであって欲しいよー。
義母が手渡しているライトセーバー・・・じゃあない、ただの棒状ライト。煙突掃除専用電灯だ。
鎌のような道具で義父はたまった煤を掻き出しているのか。いや、こちらに向かって出していないので、向こう側へ落としているのか?


義母が次に手渡しているのは煙突掃除ブラシ。

いったい、煙突内がどんな状態になっているのか、やってみたい衝動に駆られる。
そのうち、いやというほどやるようになるだろうから、今のうちは好奇心だけ高めておくほうがいいのかも。

こういう掃除口が家の中に何ヶ所もあり、この日は三箇所だけやっていた。
終わった後は、床の掃除。掃除機をかけて水拭きをする。
きっと壁も煤で汚れているだろうけれど、そこまでは義母もやる気なし。
年中、家屋と庭の手入れに追われている義両親たち。

実家付近でも、二軒ほど薪ストーブを使っている家庭を訪問したことがある。
柔らかい暖かさに感動したものだ。

日本の薪ストーブ所有者たちも、せっせとお掃除に励んでいるのだろうな。
でも、その保守管理ぶりを業者がチェックすることはないだろうから、お気楽でうらやましいような。