バイオの故里から

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本田技研の子会社ホンダトレーディングがナットウキナーゼで健康食品市場に参入

2006年06月05日 | NEWSクリッピング
 1991年に開始した高精度IPハンドリングの大豆事業を拡大させているホンダトレーディング(本田技研工業の子会社)は、大豆の伝統的発酵食品である納豆の持つ健康機能に着目、2006年3月からナットウキナーゼの原料供給を開始するとともに、ナットウキナーゼの発明者である倉敷芸術科学大学生命科学部の須見洋行教授(関連記事1、05年からバイオアクティブおかやまの会長に就任)の肖像権管理も4月ごろから受託したことを明らかにした。日経BP>>FoodScience 2006-06-01

◇納豆の抽出成分販売、ホンダが健康食品に参入
 ナットウキナーゼの発酵生産は磐田化学工業㈱に委託、国内市場のほか、将来的には米国をはじめとした海外市場でも展開も予定している。FujiSankei Business i.,2006-03-01 生物工学 84(5)201(2006)

◇線溶活性蛋白質およびその製造法
  中西 晃一郎ほか:特公平8-13271(特許2119017)
 納豆もしくは納豆菌培養物の水性抽出物をアルコール分画および(または)塩析に付し、析出物を少くとも一工程の疎水クロマトグラフィーを含むクロマトグラフィーで精製し請求項1記載の蛋白質を含む分画を採取することを特徴とする線溶活性蛋白質の製造法。

出願番号 : 特許出願2002-226273 出願日 : 2002年8月2日
公開番号 : 特許公開2004-65047 公開日 : 2004年3月4日
出願人 : 株式会社 ホンダ トレーディング 外1名 発明者 : 須見 洋行

発明の名称 : ナットウキナーゼの抽出方法及び抽出されたナットウキナーゼ

【課題】ナットウキナーゼの新規な抽出方法を提供すること。
【解決手段】納豆菌に含まれる線溶酵素(ナットウキナーゼ)の抽出方法として、1)菌体を水抽出する、2)菌体をアセトン、トルエン、ヘキサンなどの有機溶媒で前処理してから抽出する、3)pH11.0のアルカリ処理する、あるいは4)4℃の低温下で1日以上の長時間放置することにより菌体の自己消化を起こすという4方法を適用する。このようにして得られたいずれの抽出分画に強いフィブリン溶解活性(平板法)、あるいはH-D-Val-Leu-Lys-pNA及びSuc-Ala-Ala-Pro-Phe-pNAに対するアミド分解活性が認められた。

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