バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ヒトフローラ研究 ―現在と将来―

2009年03月18日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
光岡 知足
腸内細菌学雑誌, Vol. 19, pp.179-192 (2005)

皮膚,上気道,口腔,咽頭,胃,腸管,膣,尿道などには,それぞれ部位によって特徴的な常在細菌がすみつき,常在フローラを構成している.多くの常在菌は潜在的の病原性を有し,何らかの原因でこの平衡関係が破れると,いわゆる“日和見感染”を惹き起こす.平衡関係の乱れは,抗菌物質やステロイドホルモンの投与,外科手術,ストレス,糖尿病,過労,老齢などが原因となる.20世紀後半,腸内フローラの研究は飛躍的に進展し,腸内フローラの包括的培養法の開発,腸内嫌気性菌の菌種の分類・同定法,微生物生態学的法則,宿主の健康と疾病における役割などの研究が系統的に行なわれ,腸内細菌学が樹立された. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/jim/19.179

中国:遺伝子クローン技術、臨床応用は禁止へ

2009年03月18日 | 医療 医薬 健康
 中国・衛生部ウェブサイトで16日、「医療技術臨床応用管理弁法」が発表された。同弁法によると、異種幹細胞治療技術、異種遺伝子治療技術、人類体細胞クローン技術などを暫定的に臨床応用することを禁止している。同種臓器移植技術、変性手術など、重大倫理問題に関するものについては、臨床応用を実施する場合は衛生部が組織する倫理審査を通過することが必要となる。「人民網日本語版」2009年3月17日