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バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

チオシアロシド型オリゴ糖を含む糖鎖デンドリマーの製造方法及びその利用

2014年04月18日 | 糖鎖生化学

出願番号 : 特許出願2009-55892 出願日 : 2009年3月10日
公開番号 : 特許公開2009-242387 公開日 : 2009年10月22日
出願人 : 国立大学法人埼玉大学 外1名 発明者 : 坂本 純一 外4名

【課題】本発明は、インフルエンザノイラミニダーゼ活性を阻害するデンドリマー化合物の提供を目的とする。
【解決手段】 次式(I)



(式中、E1及びE2は、炭素、ケイ素、ゲルマニウムのいずれかであり、互いに同一でも異なっていてもよく、R1、R2は、同一又は異なった炭化水素基を示し、R3、R4及びR5は酸素、窒素及び/又はカルボニル基を含んでもよい同一又は異なった炭化水素鎖を示し、Yはチオシアロオリゴ糖残基若しくは他の置換基であって少なくとも1つはチオシアロオリゴ糖残基を示し、lは0~2の整数であり、mは0~2の整数であり、kは0又は1の数を示し、kが0のときは3-mは1である)で表されるチオシアロオリゴ糖結合デンドリマー化合物若しくはその薬理学上許容される塩又はそれらの水和物。ekouhou 特許公開・明細書

足りない糖鎖を補う仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
足りない糖鎖を補う仕組みを解明
-糖転移酵素Fut8欠損がGnT-IIIのmRNA量を増加させる-

Fut8が欠損するとバイセクティングGlcNAcを含む糖鎖が増加
バイセクティングGlcNAcを付加する糖転移酵素GnT-Ⅲの活性が8倍に
GnT-Ⅲの発現はWnt/β-カテニンシグナルを通じて調節される

http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140311_1/

糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
独立行政法人理化学研究所
糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明
-ヒストンを修飾する特定の酵素が遺伝子発現の鍵-

この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

ポイント
GnT-IX遺伝子の発現を決めるヒストン修飾酵素を同定
修飾酵素によってヒストンが修飾を受けると特定の転写因子を呼び込む
不明だった臓器特有の糖鎖が存在する仕組みの解明に手がかり
理研 報道発表資料 2014年3月12日


新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素

2014年03月27日 | 糖鎖生化学
新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素、それをコードする遺伝子およびその製造方法

出願人: 日本たばこ産業株式会社
出願 JP2006315850 (2006/08/10) 公開 WO2007105321 (2007/09/20)

【要約】本発明は、高い生産性および/または高い活性を有する新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素および当該シアル酸転移酵素をコードする核酸を提供する。本発明はまた、当該シアル酸転移酵素を生産する微生物を提供する。本発明はさらに、当該シアル酸転移酵素をコードする核酸を含むベクター、および当該ベクターで形質転換した宿主細胞を提供すると共に、組換えβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素を製造する方法を提供する。 明細書pdf >> かんたん特許検索





ラクトスクロースを含む抗インフルエンザウイルス用組成物

2014年03月26日 | 糖鎖生化学

出願番号 : 特許出願2011-80442 出願日 : 2011年3月31日
公開番号 : 特許公開2012-214403 公開日 : 2012年11月8日
出願人 : 塩水港精糖株式会社 発明者 : 岸野 恵理子 外3名
発明の名称 : 抗インフルエンザウイルス用組成物

イメージ ID=000002 要約:

【課題】容易に入手可能で、日常的に経口摂取でき、安全性に優れた抗インフルエンザウイルス組成物を提供する。
【解決手段】ラクトスクロース(β-D-ガラクトシル-(1,4)-α-D-グルコシル-(1,2)-β-D-フラクトシド)を有効成分として含有するインフルエンザウイルス感染予防・症状軽減作用を有する抗インフルエンザウイルス用組成物、該抗インフルエンザウイルス用組成物を含む飲食品、飲料、医薬品。
【効果】本発明の抗インフルエンザウイルス用組成物によるウイルス感染予防効果は、あらかじめ該組成物を摂取しておくことで発揮されるため、本発明の抗インフルエンザウイルス用組成物は、インフルエンザの型を問わない利点がある。ekouhou 特許公開・明細書

糖鎖チップ調整のための糖鎖固定化技術の開発

2014年02月20日 | 糖鎖生化学

【新技術の概要】
 糖鎖は疾患などにより構造や発現量が変化することからマーカーとして重要な役割を果たしている。このため、様々な糖鎖を固定化した糖鎖アレイは、疾患の診断などへの応用が期待されている。そこで、簡便な糖鎖固定化技術確立のため、糖鎖構造を破壊することなく簡便に固定化用の官能基を導入し、糖鎖固定化の検討を行った。 アルキンを有するアルコキシシランを固相表面と糖を結ぶリンカーとして用い、遊離糖鎖から簡便に調製可能なマルトペンタオシルアジドとの間でClick反応を行うことにより、マルトペンタオースを固相表面へ固定化した(図)。この表面は、コンカナバリンAと結合し、さらに、酵素処理により、グルコースの遊離を確認した。J-Store >>Twchnical Eye


糖たん白質糖鎖の分析方法及び非標識糖鎖の製造方法

2014年01月14日 | 糖鎖生化学
出願人: 掛樋 一晃
出願 2004-220040 (2004/07/28) 公開 2006-038674 (2006/02/09)

【課題】 糖たん白質糖鎖の分析方法であって、操作が簡便で迅速な分析を可能にするとともに、糖鎖混合物の分離に優れかつ感度及び定量性の面で優れ、かつ装置上の問題もない分析方法、及び、構造が既知の非標識糖鎖を、実用上の問題もなく安定的に製造、供給することができる製造技術を提供する。【解決手段】 pH6−9に保たれた水溶液中で、糖たん白質よりN−結合型糖鎖を遊離し、遊離されたグリコシルアミン型糖鎖のアミノ基に対し蛍光標識を行う工程、この蛍光標識されたグリコシルアミン型糖鎖をHPLC−FLDにより分析する工程を有することを特徴とする糖たん白質糖鎖の分析方法、及びHPLC−FLDにより分析するとともに分取し、分取された所定フラクション中のグリコシルアミン型糖鎖の蛍光性官能基を脱離することを特徴とする非標識糖鎖の製造方法。 明細書PDF >>かんたん特許検索



世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化に成功

2014年01月12日 | 糖鎖生化学
世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化に成功
肝炎から肝硬変に至る肝臓の線維化の進行度を迅速に判定

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
独立行政法人産業技術総合研究所
シスメックス株式会社

シスメックス(株)は、(独)産業技術総合研究所 糖鎖医工学研究センターと共同で、NEDOプロジェクト※の成果をもとに、肝線維化の進行度を糖鎖マーカー※1を用いて血液検査により判定する試薬を開発。2013年12月10日に薬事承認(製造販売承認)を得ました。

これにより、進行することで肝臓がんの原因となる恐れがある慢性肝炎・肝硬変へ至る、ウイルス性肝炎に起因する疾病(肝線維化)の進行を、医療機関の臨床検査室などで、従来技術よりも短時間に測定することが可能となります。

なお、糖鎖マーカーを用いた肝臓の線維化検査技術の実用化は、世界初となります。NEDOプレスリリース 2013年12月26日

シアリルオリゴ糖ペプチド固定化ビーズ

2013年12月26日 | 糖鎖生化学
出願番号 : 特許出願2011-179649 出願日 : 2011年8月19日
公開番号 : 特許公開2013-40148 公開日 : 2013年2月28日
出願人 : 旭化成株式会社 外1名 発明者 : 菅原 州一 外1名

【課題】本発明はヒト型糖鎖結合タンパク質の精製、あるいはウイルスを吸着するために用いる糖ペプチド固定化ビーズを提供する。
【解決手段】下記式で表される糖ペプチドのLys(リジン)残基の遊離アミノ基のうち、少なくとも一つの遊離アミノ基にリンカーを介してビーズが結合する糖ペプチド誘導体。ekouhou 明細書(全文)