私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キングコングパロットファイアー(釣査173種目) 奇天烈を釣る! : アヂアヂ台湾お魚旅③

2018-08-16 00:11:46 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月16日(木)

・・・キングコングパロットファイアーを釣ってしまった。


とても観察ケースには入らない太さである。

台湾北東部初日のダム湖の排水路で。


赤いのがフラフラと私がスタンバイしてた右岸側へとやってきたのだ。

「パロットファイアやっ! 釣んなさんなよ!」 と、隊長の声。

どうしてそんなことを言うのかも思考停止状態で、手が勝手に動く。
エサをそっとコイツの前に・・・ムズムズ・・・パクッ・・・食った!
なんか金魚のような食いつき方だ。



やたらと重いだけ。

竿が折れそうだ。
道糸をつかみそっと上げ、折りたたみバケツへ。


何とも奇天烈な顔つき・体つきである。
まるでぶよぶよメガらんちゅうである。


「こんなのがおるんかい?」 
「熱帯魚屋さんで売っとる観賞魚を誰かが放したんや」 と苦虫をかみつぶしたような隊長。

帰国後調べてみた。
中南米原産のシクラソマ・シンスピルムとフラミンゴシクリッドの交雑種らしいのである。
つまり神の手ではなく、人の手によって作り出された魚なのである。
つくづくと人は様々なことをする。
品種改良に燃える人、買って飼う人、放つ人、そしてソイツを釣る人・・・

極端にバルーン化した体型と三角形をしたおちょぼ口の人気者らしい。
が、釣っといてなんだが、ちっとも可愛いとは思えない。
数日後、たまたま台湾の熱帯魚屋さんで売ってるのを見たケド・・・
正直こんなのが水路に泳いでることに少しおかしな気分になった。
やはり釣れないままが良かったのかもしれない。

その夜、メールで画像も送らんまま兄に報告。
兄は自分で調べてイラストにしてくれていた。


これがまた、何ともソックリやないの。

まるでキツネに包まれた気分に
そうマジシャンにでもなったような気分になったのであった。

ん?
マジッシャンになった?
マジックさんになった! (苦しいダジャレやねえ)
そうっ!
広島カープ マジック32 なったどお~っ!
コメント
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