私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

サヨリ(釣査174種目)に奪目 : 海辺の生き物採って見る会にて 2日目②

2018-08-21 23:53:23 | 海水魚
2018年8月21日(日)

海辺の生き物採って見る会2日目の午後のこと。

「昼食後、海水浴場で水中観察するグループと波止で釣りするグループに分かれます。
 釣りグループの面倒見てやってくれませんか?」 と、知人から頼まれた。
もちろんOKである。

となれば波止の下見だ。
中高生たちをボウズだらけにするわけにもいかない。

飯も食わず、おむすびをポケットに入れ、一人出かけた。
誠実・堅実・確実・着実をモットーに生きてきた男なのである。(ウソです)

波止へ歩く途中でペットボトルを拾い、海水を汲んでおく。
万が一、下見中に初物の魚が釣れたときの準備だ。
沈着冷静・用意周到をモットーに生きてきた男なのである。(ウソです)

波止へ着く。


「うわっ! サヨリが群れとるわっ!」 奪目だ。すっかり目を奪われてしまったのだ。

まだ、タナゴ竿を使っての海釣りは3年目。
サビキを使って沖の方で釣られている方々と出会ったことはあるが
満潮が近づいた波止の足元に群がっとるサヨリは初めて見るのである。


冷静さも周到さもすぐに失い、オロオロと生きる男なのである。
震える手でバナメイエビの細切れをハリにつける。


タナゴウキのウキ下を30cmほどにして投入。
鮮やかなシモリウキをつつきに何尾も近づいてくる。
そのうちエサがフッと消え、仕掛けが走る。

「食った~っ!」


震える手でこぼしながらペットボトルの海水を撮影ケースへ。

タナゴ釣りによる174種目となるサヨリである。


バケツに移して背面のお姿を。

それにしてもタナゴ仕掛けで釣れるとは思ってもみんかったわ。

下側の口のきれいさはウミネコを思い起こさせる。


続いて投入・・・また食った~っ!


もう中高生たちの釣りグループどころではないのじゃ!
次々と釣れるし、だんだん大きくなってくし・・・
何より満潮の今しか釣れんかもしれんではないかっ!
呼びに宿舎に戻っとるうちに群れが去ってしまったら、もう楽しめんではないかっ!

不誠実・不確実・卑怯・自分勝手に生きる男なのである。


「師匠~っ! 釣れますかあ~っ!」
「んっ!・・・あ~、まあまあやなあ・・・」 あかんっ! 中高生らやってきたがな・・・

と、ここからは釣りグループの世話をしっかり焼いて、全員無事に釣りができて・・・めでたしめでたし。

ひとしきり釣った後、一人宿舎へ早めに帰り干物作り。
翌朝みんなで食べようと企んだのである。(何尾か飲ませて死なせてもうたし・・・)

ちなみにサヨリは、サンマやメダカと同じグルーブであるダツ目の魚。
以前、新潟から「メダカの佃煮」を取り寄せたことがあるが、
メダカやサンマと同じ独特の匂いと苦みがあると思ったな。

釣った手ごたえもほとんどなく、もうこの先釣らんでもいいかもしれんな。




コメント
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