私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

タイワンリザードよりタイワンタナゴのメスを・・・ : アヂアヂ台湾お魚旅⑧

2018-08-29 00:00:11 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月29日(水)

台湾2日目(7月31日) 3ポイント目の支流での続き。

「タイワンタナゴもおったよ~っ!」 友の声。
「メス?」
「いやオス」
「ふ~ん・・・メスを採ってな!」

どういう訳か台湾4度目の友も、一昨年私が念願のタイワンタナゴを釣ったときも全部オス。


「撮影終えたらメスを採りに行ってえな」 滝のような汗を流す友に愛のムチ。

「タイワンリザード無茶苦茶おったわ。藻の切れ間に見に行ってみ」 友からのカウンターパンチ。


タイリクバラタナゴの雌雄ペア。


生息域から言えばチュウゴクシマドジョウ類(中華花鰍 Cobitis sinensis )のオス。


ではあるケド、後に合流した若き研究者さんに言わせれば
「すこぶる疑わしいです。台湾固有のシマドジョウ類の可能性が高いです」とのこと。

モザンビークテラピア(莫三比克口孵魚 Oreochromis mossambicus )かな? (友の見立て)


モザンビークティラピアならば初物を釣ったのかもしれないが、友がガサで採ったのかもしれないし
ジルティラピアならば、幼魚のうちは背ビレ後部の黒い斑紋が明瞭だというし
ナイルティラピアならば、尾ビレの斑点がもっと明瞭らしいし
かといって、この3種の交雑種も多いというし、今回は不明ということに。

というのも後々、明らかにモザンビークティラピアと判定してくれたのも釣ってるからである。

その後、私は長ぐつはいてタイワンリザードの観察を兼ねてガサへ。
今回は足を痛めず、かつ、かさばらないよう安全靴(鉄板入り)型長ぐつを準備したのだが・・・
これが大失敗。
底石をけると石の衝撃がモロに足指に伝わって相当痛い。
何のための鉄板じゃ!(ガサのためではないわの)
この日の渓流域ですでに右足親指のつめが内出血なのだ。

とりあえずタイワンリザードの観察。
「ウジャウジャおるやんかっ!」
タモ網一発で5,6匹は楽に採れるやんか。

あまりに呆気なく、友が採り損ねてるだろう魚に狙いを変え1発目。

スイシャハゼ(明潭吻鰕虎 Rhinogobius candidianus )を採る。


なんでこんな普通種のヨシノボリを友は採れないんだろうね? と不思議がってると・・・

「採ったよお~っ! タイワンタナゴのメス~!」


流石なのである。
2人とも初めて実物を目の前にして・・・「地味すぎるなあ~っ」と、なんか少し消沈しつつ・・・
途中何度もバケツの水替えをしつつ、撮影後はもちろんすべて放流してっと・・・

とっても気になるので、この支流を少しさかのぼってみることにしたのであった。
友との旅は本当に楽しいなあ。

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コメント
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