イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

見よい黒々

2012-08-21 01:18:30 | 昼ドラマ

まだあきらめてないんだ。いまの、アノ状況から、巻き返しあると思ってるんだ。

建造お父さん(高橋克実さん)「海苔は髪にいいんだ」って(@『梅ちゃん先生』)。

またお義父さんにスーパー従順な娘婿信郎(松坂桃李さん)も「そうなんですか」と素直に追尾するんだこれが。殿のときは長めで荒めだった前髪が昭和の町工場ジュニアになって短めヴォリュームダウンしているので、シーンによっては賢そうな広いおでこの、顔面積中における占有率が、かなり危険水域に達していることがある。しかもライトを照り返すくらいツヤツヤと。松坂さん今年24歳、いまいまどうってことはないでしょうが、ないと信じたいですが、頭皮の脂対策など怠りなきように。海苔もいいけど、シジミやアサリやレバーもいいらしいですよ。

そのうち梅子(堀北真希さん)が診療費の現物支払いで回収してくるか。レバーで払う患者はさすがにいないか。

ところで、先週の17日と18日以降は出番もうないかもしれませんが、安岡製作所の知性派ルーキー・光男くん(野村周平さん)の同郷友達の達っちゃん役・千代將太さんは、どこかで…と思ったら、2009年暮れの昼帯ドラマXmasの奇蹟』で、窪田正孝さんの親友役でお見かけしてましたね。かつてのたのきんトリオ時代の野村義男さんを思い出す、漫画化しやすそうな丸っこいお鼻が印象的。『Xmas~』では窪田さん扮する体育会系大学生・健のサッカー友達という設定で、体格は体育会、でも頭髪は染め染めの、赤系の茶パツという、硬派なんだか軟派なんだかよくわからない、それでもまぁ今風の大学生でしたが、今度の『梅』の達っちゃんは光男くんと同じ集団就職列車に乗って上京してきたそうですから、中卒の推定16歳。『Xmas~』から3年経っているにもかかわらず、役柄としては若返っていて、どっちも違和感ないという、地味にアッパレな役嵌まりです。今回も、青森出身なのに田舎は嫌いで「二度と帰りたくない」と言い、派手めの女子ふたり連れて光男を遊びに誘う、素朴なんだかシャラくさいんだかよくわからないキャラでした。

ドラマの世界で、主役に伴う“妹役者”“弟役者”“祖母役者”…(以下略)が必要なように、“上司役者”や“部下役者”、“友人役者”ももちろん必要欠くべからざるものです。特別、主人公の強い味方として大活躍したり、逆に凄絶に主人公と敵対したりはせず、ほどほどの距離感と温度感で近辺にいる、このポジションに嵌まりのいい俳優さんが来ると、ドラマ全体が締まって、本物らしくなる。人間、何かっつったらハグしたり握手したりするあつくるしい大親友や、憎んでも憎み足りない親代々のカタキなんてのはそうそう持っているもんじゃなく、ほどほどの親しさ、そこそこの好感の位置に何人か点々といる、ってのが普通でしょう。千代さんは“ほどほど”具合が絶好な“友人役者”なのかもしれない。

そう言えば『Xmas~』で窪田さんの健と千代さんの光との間で、軽い三角関係になりかかる健のガールフレンド・仁美を演じていた水崎綾女さんは、1年後に『ゲゲゲの女房』でヒロイン長女・藍子(青谷優衣さん)の小学校時代からの親友・智美ちゃんを演じました。そしてまたさらに2年後の今年は『特命戦隊ゴーバスターズ』で一転、ヴァグラスの二丁拳銃女闘士・エスケイプに大出世で、“友人役者”から華麗に(?)脱皮。結構セクシーアクションもありで、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のケガレシア様ぐらいの人気大物女性敵幹部になってほしいところです。

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