弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【書評(といっても漫画)】「アオアシ」

2020年06月05日 08時50分50秒 | 書評
おはようございます!
快晴!ですが、空気は何ともベタっと湿気を帯びている今朝の@湘南地方です。

FBのタイムラインに載る広告に時々時間を奪われるので広告設定の変更をしているのですが、
それでも最近つい“釣られて”しまったのが掲題の件

実際のスポーツ(観戦もやるのも)だったらサッカーじゃなく断然野球なのですが、
そんな人間でも、惹き込まれる作品。
無料版から入って気が付けば最新刊まで購入。

主人公の出身地が愛媛であること(高校の仲間との別れのシーンはJR下灘駅。日本一夕日がきれいな駅で有名)に親近感が沸いた、というのもある。
実際のプレー中の時間にすればほんの0コンマ数秒の間の心理描写を詳細に丁寧に描いている、というところもある。
それでいて試合それ自体のスピード感と迫力がある、というのもある。

だけど、たぶん惹き込まれた理由はきっと一つには、
「人を描くのが上手い」
ということなのだと。
絵的に、という意味じゃなく、心情の表現とか。機微が描かれているので入り込みやすい。
プレイヤーだけじゃなく、いやプレイヤーよりもむしろ監督、コーチの人物描写の掘り下げ具合がとても丁寧なので
描かれている世界にリアリティを感じる。

主人公が持つ「俯瞰能力」。
正直サッカーについては詳しくないのでこれがどの程度「チート」なのかよくわからないけど、
リアリティを著しく欠くような設定ではないから没入ができる。

もう一つは、ときどきキーワードの用に出てくる「コーチング」。
業務で組織構築にあたってときどきぶち当たっている壁だったりする。

誰かに答えを与えられれば目先の課題は解決できるけど、本当の意味で理解をしないままになってしまいかねない。
そうではなく、考えさせて、その答えを言語化させること。
そうやって、自分でつかんだ答えなら、一生忘れない。

できる存在だから認める、じゃなくて
認めて信じて、できるようにする(もちろん相手は選ぶわけだけど)。
そうやって導くスキルを身に付けていきたい。
コメント
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