弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事(法改正)】TPP11と知財

2017年11月02日 08時14分22秒 | 知財記事コメント
おはようございます! 
髭を剃った後の頬の具合でだいぶ空気が乾燥してきたことを感じる今朝の湘南地方です。

さて今日は、何がどうなっているのかがもう一つ判らないこの記事

(日経新聞より引用)
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知的財産、9項目の凍結で一致 TPP首席会合

米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国は1日の首席交渉官会合で、知的財産分野ではバイオ医薬品のデータ保護期間や特許期間延長など少なくとも9項目を凍結することで一致した。カナダとチリがさらに11項目の凍結を求めているため調整を続ける。その他の分野ではすでに電気通信事業の紛争処理など4項目の凍結が固まっている。
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(引用終わり)

トランプ政権になってからアメリカが離脱したTPP。
現状は、アメリカの主張で盛り込まれた項目の中から凍結するものを選択する作業中、ということで良いのかな。

特許庁のHPによれば、TPP対応の改正案は昨年12月に可決・成立し公布されている。
同HPにあるように、その施行日は「環太平洋パートナーシップ協定が日本国について効力を生ずる日」
(既に施行されている、GI絡みの商標法一部改正(効力が及ばない範囲の追加)を除く)。

新規性喪失の例外期間の延長も、特許権の延長期間の規程も、商標の不正使用への最低額規定も、
全部凍結、ということなのだろう、おそらくは。
9項目がどれなのかを知りたいところ。

コメント
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