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第89回アカデミー賞 直前予想。

2017-02-21 09:00:00 | 映画
いよいよ第87回アカデミー賞の授賞式が1週間後に迫った。当日は代休取得にて会社を休み、朝からガッツリWOWOWの生放送に集中する予定だ。授賞式の司会はジミー・キンメルというアメリカのコメディアンだ。Youtubeでハリウッド俳優の出演TV番組を漁っていると、彼の冠番組である「Jimmy Kimmel Live!」に必ずといってよいほどヒットする。それだけ彼の番組には多くのハリウッド俳優が出演していて、多くの俳優と顔馴染みのようだ。その繋がりで映画俳優を遠慮なくイジれるという点では、過去2回司会を務めたエレン・デジェネレスと同系のキャスティングをいえるだろうか。彼の番組で犬猿の仲(?)として知られるマッド・デイモンとの絡みは、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のノミネートにより実現しそうな気配。

んで、注目する受賞内容の予想をしてみる。
今年は過去最高にサプライズなしの鉄板な結果になりそう。

作品賞予想:ラ・ラ・ランド
監督賞予想:デミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
主演俳優賞予想:ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
主演女優賞予想:エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
助演男優賞予想:マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
助演女優賞予想:ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
脚本賞予想:ラ・ラ・ランド
脚色賞予想:ムーンライト
撮影賞予想:ラ・ラ・ランド
編集賞予想:ラ・ラ・ランド
美術賞予想:ラ・ラ・ランド
衣装デザイン賞予想:ラ・ラ・ランド
メイキャップ賞予想:スター・トレック BEYOND
視覚効果賞予想:ジャングル・ブック
録音賞予想:ラ・ラ・ランド
音響効果賞予想:ラ・ラ・ランド
作曲賞予想:ラ・ラ・ランド
主題歌賞予想:「City of Stars」(ラ・ラ・ランド)
アニメーション映画賞予想:ズートピア
外国語映画賞予想:ありがとう、トニ・エルドマン
ドキュメンタリー映画賞予想:13th -憲法修正第13条-


最多受賞は下馬評通り「ラ・ラ・ランド」になるのは間違いなく、主演男優賞を除く12部門で受賞すると予想。ノミネート数が過去最多タイとなっていることからも、アカデミー会員の熱烈愛がうかがわれる。最近の傾向である「作品賞」と「監督賞」が分かれる結果も、今年はどちらも「ラ・ラ・ランド」になりそう。また、イザベル・ユベールと接戦になると思われた主演女優賞の行方は、映画俳優組合賞をとったことでエマ・ストーンの受賞が確実なものに。日本で同作を配給するGAGAは、かつてない大規模プロモーションを展開中。今週末公開なので楽しみ。

また、多様性と反トランプの動きから、長編アニメーションは「ズートピア」、ドキュメンタリー映画賞は「13th -憲法修正第13条-」になると予想。どちらも文句なしに素晴らしい映画だけど、結果も見え透いていて面白くない。作品賞候補の「最後の追跡」と合わせて、「13th -憲法修正第13条-」はNetflix配信の作品。「最後の追跡」についてはNetflixは製作に関わっていないようだが、動画配信事業者がオスカーに絡んでくるとは凄い時代になったものだ。

毎年注目している外国語映画賞は、候補の時点で期待していた「お嬢さん」(パク・チャヌク作品)と「Elle」(ポール・バーホーベン作品)が入らなかったので、すっかり興味がなくなった。ドイツ映画の「ありがとう、トニ・エルドマン」はカンヌ映画祭で史上最高得点を叩きだしたにも関わらず、受賞の至らなかった作品とのこと。カンヌとオスカーは仲が良くないのでオスカーでは逆に受賞すると思われる。

作品賞候補の9作品のうち、日本で事前に観られるタイトルは「ラ・ラ・ランド」と「最後の追跡」の2作品のみ。過去最低数じゃないだろうか。オスカー効果を狙っての日本での公開だろうが、オスカーファンとしては授賞式の前に観たいところだ。しかも作品賞候補作の多くが4月以降の公開って。。。。毎度のことだが、日本の配給会社、対応が遅すぎ。
コメント
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