1年間待った、今年のアカデミー賞が終了した。
WOWOWで5時間半ひたすら観る。
(番組は終盤険悪なムードに。。。)
まずは結果。
作品賞 英国王のスピーチ
監督賞 トム・フーパー(英国王のスピーチ)!!(驚
主演男優賞 コリン・ファース(英国王のスピーチ)
主演女優賞 ナタリー・ポートマン(ブラック・スワン)
助演男優賞 クリスチャン・ベール(ザ・ファイター)
助演女優賞 メリッサ・レオ(ザ・ファイター)
脚本賞 英国王のスピーチ
脚色賞 ソーシャル・ネットワーク
撮影賞 インセプション
編集賞 ソーシャル・ネットワーク
俳優賞はゴールデン・グローブの結果そのままで例年以上に順当。
まあ、言い方を返れば4名のパフォーマンスが図抜けて評価されていたのだろう。
票集め騒動のメリッサ・レオも結局普通に選ばれたな。
また、脚本賞に「英国王~」、脚色賞に「ソーシャル~」、
技術系の賞に「インセプション」と予想とおり、かつ納得の結果になった。
しか~し一方、他部門に異変があった。
作品賞に「英国王のスピーチ」が選ばれたのは、個人的に嬉しい結果となったが、
監督賞まで「英国王~」のトム・フーパーが獲るとはかなりの想定外。
監督賞はフィンチャーでしょ!?と、私も思ったが、
WOWOW番組内もゲスト(2名)がそれで若干終盤怒りだした(笑)
番組内のゲストは「監督賞」と「作品賞」、どちらかでも「ソーシャル~」が入っておくべき!
という話で「こんな保守的じゃ、今後のオスカーが憂える」とまで言っていた。
(来年も続くであろう番組を考え、必死にフォローするカビラとクリステルが面白かった)
「英国王のスピーチ」は決して保守的な映画ではないし、
その完成度、素直に楽しめる映画として、作品賞は当然だと思う。
(去年はアバターが獲れなかったけど。。。。)
私はフーパー、フィンチャーともに監督賞に値する手腕を発揮したと考えるが、
フーパーはまだ若いんだし、フィンチャーのこれまでの功績を加味して選ばれるべきと考えていた。
しかし、結果はフーパー。。。
フィンチャーってアカデミー賞会員に嫌われてるのだろうか??
フィンチャーが今後いじけて、アカデミー賞に顔を出さなくなることを懸念する。
ノーランなんて、「ダークナイト」でも「インセプション」でもノミネートすらされていないんだし。
受賞結果は以上で、受賞式の内容について==
とんだ肩透かしだ。つまんない!!
司会のジェームズ・フランコとアン・ハサウェイのキャスティングは
若く新鮮で彼らのコメントも彼ららしくてよかったけど、
受賞式中の彼らへの演出が何もない。。。
2人のパフォーマンスに期待していたが、アン・ハサウェイがちょっと歌って、
ジェームズ・フランコが女装で登場しただけ。。。そりゃねーよ。
作品賞候補の作品映像の中に彼らが出現して小芝居をうったくらい。
唯一変えたのがエンディングで、なぜか子どもの合唱団が来て歌った。
「未来は彼らに」「将来は明るいぞ」的な雰囲気を出したかったのだろうが
なんとも絞まりのない印象で、格式のある受賞式に水を差したよう。
また、アカデミー賞授賞式はその年の映画を振り返る重要な式典でもある。
作品の紹介が、ノミネート作品だけに絞られたのもホント残念だ。
やはり、第81回の受賞式は最高だった。
ビル・コンドン、プロデュースのもと、
ホスト、ヒュー・ジャックマンの至極のパフォーマンス。
1年間の主要な作品を彼が歌って踊って紹介する冒頭、
中盤に彼を主役にすえた豪華なミュージカル劇。
そして、過去の受賞者が、ノミネーターたち一人ひとりを称え、
紹介する演出も感動的だった。。。。
今年の授賞式の内容で唯一よかったのは、
スピルバーグの作品賞を発表するときのスピーチ。
「これから発表する作品は『ゴッドファーザー』や『●●(名作)』の仲間入りをします。
そして呼ばれなかった作品は『レイジングブル』や『卒業』の仲間入りをします。」
つまり、選ばれても選ばれなくても、ノミネートされるだけでも素晴らしく、
名作の仲間入りをするということ。
大きな拍手が会場から沸いた。
ホントそのとおり。さすがスピルバーグだ。
よかったのは、そのぐらいか。
来年はもう少し考えてほしい。
おそらく視聴率また下がるよ。
WOWOWで5時間半ひたすら観る。
(番組は終盤険悪なムードに。。。)
まずは結果。
作品賞 英国王のスピーチ
監督賞 トム・フーパー(英国王のスピーチ)!!(驚
主演男優賞 コリン・ファース(英国王のスピーチ)
主演女優賞 ナタリー・ポートマン(ブラック・スワン)
助演男優賞 クリスチャン・ベール(ザ・ファイター)
助演女優賞 メリッサ・レオ(ザ・ファイター)
脚本賞 英国王のスピーチ
脚色賞 ソーシャル・ネットワーク
撮影賞 インセプション
編集賞 ソーシャル・ネットワーク
俳優賞はゴールデン・グローブの結果そのままで例年以上に順当。
まあ、言い方を返れば4名のパフォーマンスが図抜けて評価されていたのだろう。
票集め騒動のメリッサ・レオも結局普通に選ばれたな。
また、脚本賞に「英国王~」、脚色賞に「ソーシャル~」、
技術系の賞に「インセプション」と予想とおり、かつ納得の結果になった。
しか~し一方、他部門に異変があった。
作品賞に「英国王のスピーチ」が選ばれたのは、個人的に嬉しい結果となったが、
監督賞まで「英国王~」のトム・フーパーが獲るとはかなりの想定外。
監督賞はフィンチャーでしょ!?と、私も思ったが、
WOWOW番組内もゲスト(2名)がそれで若干終盤怒りだした(笑)
番組内のゲストは「監督賞」と「作品賞」、どちらかでも「ソーシャル~」が入っておくべき!
という話で「こんな保守的じゃ、今後のオスカーが憂える」とまで言っていた。
(来年も続くであろう番組を考え、必死にフォローするカビラとクリステルが面白かった)
「英国王のスピーチ」は決して保守的な映画ではないし、
その完成度、素直に楽しめる映画として、作品賞は当然だと思う。
(去年はアバターが獲れなかったけど。。。。)
私はフーパー、フィンチャーともに監督賞に値する手腕を発揮したと考えるが、
フーパーはまだ若いんだし、フィンチャーのこれまでの功績を加味して選ばれるべきと考えていた。
しかし、結果はフーパー。。。
フィンチャーってアカデミー賞会員に嫌われてるのだろうか??
フィンチャーが今後いじけて、アカデミー賞に顔を出さなくなることを懸念する。
ノーランなんて、「ダークナイト」でも「インセプション」でもノミネートすらされていないんだし。
受賞結果は以上で、受賞式の内容について==
とんだ肩透かしだ。つまんない!!
司会のジェームズ・フランコとアン・ハサウェイのキャスティングは
若く新鮮で彼らのコメントも彼ららしくてよかったけど、
受賞式中の彼らへの演出が何もない。。。
2人のパフォーマンスに期待していたが、アン・ハサウェイがちょっと歌って、
ジェームズ・フランコが女装で登場しただけ。。。そりゃねーよ。
作品賞候補の作品映像の中に彼らが出現して小芝居をうったくらい。
唯一変えたのがエンディングで、なぜか子どもの合唱団が来て歌った。
「未来は彼らに」「将来は明るいぞ」的な雰囲気を出したかったのだろうが
なんとも絞まりのない印象で、格式のある受賞式に水を差したよう。
また、アカデミー賞授賞式はその年の映画を振り返る重要な式典でもある。
作品の紹介が、ノミネート作品だけに絞られたのもホント残念だ。
やはり、第81回の受賞式は最高だった。
ビル・コンドン、プロデュースのもと、
ホスト、ヒュー・ジャックマンの至極のパフォーマンス。
1年間の主要な作品を彼が歌って踊って紹介する冒頭、
中盤に彼を主役にすえた豪華なミュージカル劇。
そして、過去の受賞者が、ノミネーターたち一人ひとりを称え、
紹介する演出も感動的だった。。。。
今年の授賞式の内容で唯一よかったのは、
スピルバーグの作品賞を発表するときのスピーチ。
「これから発表する作品は『ゴッドファーザー』や『●●(名作)』の仲間入りをします。
そして呼ばれなかった作品は『レイジングブル』や『卒業』の仲間入りをします。」
つまり、選ばれても選ばれなくても、ノミネートされるだけでも素晴らしく、
名作の仲間入りをするということ。
大きな拍手が会場から沸いた。
ホントそのとおり。さすがスピルバーグだ。
よかったのは、そのぐらいか。
来年はもう少し考えてほしい。
おそらく視聴率また下がるよ。