から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

ウェルビー名駅 【サウナ探訪】

2022-04-30 15:45:18 | サウナ


名古屋サウナ。3軒目(ラスト)。

ウェルビー名駅に行く。
「名駅」は「ナエキ」ではなく「メイエキ」と読むらしい。

結論。素晴らしい。。。
もしかするとウェルビー栄よりも好きかもしれない。感動のフィナーレ。
帰りの会計時に思わず「良すぎてビックリしました」とスタッフの方にこぼしてしまった。

サウナラボを出たのち、お土産の3店舗をめぐり、16時を過ぎた。お目当ての土手焼きの名店に行くか、サウナの3店舗目に行くか、迷いに迷ったが、「サウナ」という選択は大正解だった。

名古屋駅から歩いて10分もかからない立地。都内への帰路を考えるとアクセスがかなり良い。大き目の雑居ビルの4階に位置し、エレベータ→受付→ロッカー→浴場までのアプローチが早い。浴場内も「栄」と比べるとかなりコンパクトだ。

サウナラボ名古屋のあと、雨の中、市内を歩きに歩き回り、体は汗だく。浴場内でこの日の「シメ」としてしっかり洗体洗髪をする。そして「栄」にもあった「森のサウナ」に入る。

定員6名くらいの狭い空間。。。だけど、入った瞬間にわかる”極上のセッティング”。求めていたのはこの湿度だ。先客は、常連らしいお爺さんと、サウナ―らしきお兄さん。とりあえず、自分は下段に座る。しばらくしてお爺さんがすくっと立つ。ロウリュ桶に入ったヴィヒタを取り出し、サウナストーンにヴィヒタ水を浴びせかける。

「最高。。。」
分厚い熱波と、ヴィヒタの香りが狭い室内に充満する。心地よさと圧倒的発汗が同時に押し寄せる。これは自身のセルフロウリュ体験のなかでもベスト3に入るのではないか。

水風呂には打たせ水と滝水が音を立てて注ぎ込まれており、マイナスイオン発生中(たぶん)。目に見える清涼感と、15℃アンダー(14℃と教えてくれた)の水温が、火照り切った体に効く。1セット目から「ガンギマリ」の確信を持ってフラフラになって水風呂を出る。

休憩スペースは「栄」と同じ室内のみ。すべての椅子で仰向けスタイル。ガウンが使い放題なのが素晴らしく、内側の熱を冷まさず、休憩が可能となる。よって最高の整いを味わうことになる。

その後、ドライサウナも楽しむが、やはり「森のサウナ」が最強。これは中毒になってしまう。

18時を過ぎ、まさかの貸し切り状態になる。浴場、サウナ、全て自分ひとりだけになる。水風呂のバシャバシャという音だけが浴場に響き渡る。平日の夕方、考えられないシチュエーションだ。セルフロウリュ→水風呂→休憩を、タイムリミットの18時45分まで存分に楽しむ。

箱は小さいのだけど、その空間をどのように使えば、サウナーを喜ばすことができるのか、考え抜かれたサウナ設計、そしてサービス。

最近、都内のサウナはハイクラス化の波。料金を高く設定しながらも「やれてここまで」という都内のサウナ施設とは比較できないレベルだ。

「名古屋にウェルビーあり」(勝手な造語)。
その言葉の意味を思い知った名古屋旅であった。
絶対また行きます。

総合得点:87点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)


サウナラボ名古屋 【サウナ探訪】

2022-04-29 10:47:08 | サウナ


名古屋サウナ。2軒目。

鬼ムズし。最後まで攻略できなかった。

初の水風呂ナシのサウナ。かつ、全裸NGのサウナ。
最近、東京の神田にもできた「サウナラボ」の元祖。「サウナラボ名古屋」に参上する。

1軒目の「ウェルビー栄」を8時半にアウトし、その後、観光と昼メシを挟んで12時過ぎに到着する。事前の予約制。場所は、ウェルビー栄のすぐ近く。入ってすぐに内装の美しさに目を奪われる。がっつり北欧色。

事前にアレコレ調べたものの、いまいちサ活のやり方がわからず、対応してくれたスタッフの方にあれこれ聞く。対応してくれたお姉さんが気さくで親切。とても気持ちの良い接客だ。あとで知ったことだが、運営はウェルビーグループとのことで、ここでもホスピタリティを感じた。

説明を聞くに、いつもの「浴場」の延長にあるサウナとは全く別のコンセプト。滝汗をかいてガッツリ整うではなく、じっくり汗をかいてリラックスして整う。全裸になることはなく、最低でも水着を着てサウナに入る。男女共用サウナもあるため、館内ではポンチョのスタイルで過ごす。

初めてサウナポンチョを着る。なんか楽しい。。。



利用できるサウナは男性専用と男女共用のサウナの2か所。男女共用は恥ずかしいので、ひたすら男性専用に入る。2階構造で、入口が完全に分かれている。セルフロウリュは2階利用者が1階のサウナストーンに「2階から目薬」のイメージで水を浴びせる。どうしてこんな構造にしたのか今でもよくわからない(笑)。サウナスペースもかなり小さく、2階といっても半畳くらいの穴倉みたいな空間で体育座りしてギリギリ頭につくかつかないかの天井高。なので、ハシゴをつたって2階に入るアプローチがかなり窮屈で、コツを掴まないと手足が痛い。

ロウリュを楽しむには必然的に2階の1択になる。月曜日の日中、利用者の方が少なかったこともあり、ほぼ2階のみを利用することができた。ロウリュは濃い目のほうじ茶。ほうじ茶ロウリュは過去にも経験があるけれど、一番香りが強く上質だった。最初、ポンチョを来たままロウリュをしたが、ポンチョが汗で濡れる感覚が気持ち悪く、また、しっかり汗をかきたい衝動にかられ、2回目以降は上半身裸の腰布でサ活する。

ほうじ茶ロウリュ、気持ちいいぃ。。。。結局、ダクダクに滝汗をかく。タオルで汗を拭いても2階から出るとき、床が汗で濡れてしまう。。。次の人のことを考えて汗をふき取るのだが、果たしてこれで正解なのだろうか。。。汗をかいたままの体が気持ち悪いので、シャワーを浴びる。さすがにシャワーのときは全裸になる。しかし、そのとき腰布を脱ぐのがかなり面倒。(以降、水着に変える)
シャワーを浴びでスッキリするが、ただスッキリするだけだ。その後、マイナスのアイスサウナ(?)に入るも「整い」には程遠い。この体験は「サウナ」というよりも「岩盤浴」に近いものだ。

以降も、ロウリュ、シャワー、アイスサウナ、休憩(ドリンク美味しい!)を繰り返し、2時間ちょっとで施設を後にした。

きっと自分が知らない「整う」がこの施設にはあるのだろう。
後悔はない。あの施設内を見学するだけでも価値あり。
貴重な体験ができたと前向きに捉えられた。

総合得点:62点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)




ウェルビー栄 【サウナ探訪】

2022-04-19 19:00:00 | サウナ


半年ぶりに国内旅行に出た。名古屋だ。
学生時代を含めていろんな場所に訪れていたけど、名古屋は初上陸。
目的は「サウナ」だ。

1日たまたま休みが取れそうだったので、日帰りで行ってきた。時間をフルに使うべく、夜行バスで5時半に名古屋に入り、19時に新幹線で名古屋を出た。サウナを3か所と、喫茶店、グルメ、土産(スイーツ店)、パワースポットをめぐる。分刻みのスケジュール。公共交通機関と徒歩のみ。夕方には足がパンパン。しかも雨。傘を差しながらの徒歩移動はシンドかった。

で、1発目のサウナとして念願の「ウェルビー栄」に行った。

結論からいうと、素晴らしいの一言。評価にたがわぬ名施設。
五感でサウナ―を癒してくれる。

24時間営業らしく、バスで栄に到着後、すぐに入館することができた。5時45分にイン。ロッカーから浴室まで離れており、サウナパンツを履いて浴室に向かうスタイルは関西と同じだ。浴場に入る、想像以上に広い。。。ヴィヒタが多く吊るされていたり、フィンランドを意識した内装。それも後付け感がなく、本当にフィンランドを実現しようとする施設の本気みたいなものを感じる。完成されていてシンプルに綺麗なのだ。洗体洗髪する。ビル施設にありがちなシャワーの水圧の弱さも感じさせない。アメニティも充実。赤い石鹸の匂いが好きだ。

まずは一番大きい「フィンランドサウナ」に入る。想像以上に広い。そしてかなりゆったり設計。ストーブも大きい。浴場に入った際に、人が少なく、サウナ室にたくさんいるパターンと思いきや、サウナ室にも人がいなかった。温度は95℃くらい。息苦しくなく湿度が感じられて気持ち良い。これは好きなやつだ。滝汗をかいたところで、サ室を出る。かけ湯、かけ水がともに立ちスタイルなのが良い(これで腿裏まで流せる)。円形の水風呂にイン。しっかり冷たい。水温計がないのだが、体感15℃とみた。その後、休憩を挟まず、再度「フィンランドサウナ」へ。今度はテレビ前の「仰向け」スペースへ。夜行バスでまったく寝られず睡眠不足だったのでありがたい。リラックスしながら滝汗。

休憩スペースは2か所に分かれている。どちらも、仰向けで思いっきり足が延ばせるスペースを確保。そして、香り、風、音で、極上の整いに誘う。室内浴としては国内のサウナ施設のなかでも最高峰といえるのではないか。外気浴信者である自分も価値観を変えざるを得ないほど素晴らしかった。そして、体が冷えないようにロングバスタオルが使い放題で用意されているのもありがたい。眠気が邪魔して、整いは本来の半分くらいの到達度だったと思うが、最高に気持ち良かった。脱衣場に用意されている麦茶も体に染み渡る。

次に「森のサウナ」に入る。大好物のセルフロウリュだ。「5分に一回にして」などの注意書きもなく、サウナ―の判断に任せられている。室温は70℃くらいで、入室した印象は「ぬるすぎないか?」と不安視したが、常連さんと思しき人がストーブの上段と下段のストーンに掛け水すると、体感温度がイッキに上昇。「コレコレコレ!!」と喜びを隠しきれず、ニヤけてしまう。速攻の滝汗。室温ではなく体感で発汗させる、ロウリュの神髄である。

その後、7時になり、「フィンランドサウナ」での初回のアウフグースに参加する。面白いのは熱波師の方のストレッチから始まること。狭いバス車内で凝り固まった体をほぐしてくれた。ストレッチだけで結構な汗をかく。その後、広い面積のストーンに惜しみなくアロマ水をかける。ミントの香り。「フィンランドでは~」の口上も楽しい。久々の熱波を受ける。都内のサウナ室のように人が密集することもない。正面と背面、1回ずついただき、体が完全に仕上がる。その後、早めにサ室を出て、7時にオープンしたばかりの「アイスサウナ」に入る(もちろんシャワーを浴びてから)。

単なるシングルではない。ここはフィンランドか。。。なるほど、極寒(笑)。その寒さが、アウフグースで仕上がった体には心地よさに振れた。入水は10秒まで。退室後、奥の休憩スポットで仰向けになる。タオル使い放題で乾いたタオルで体を拭けば、体はポカポカ。送風と小鳥のさえずりが気持ちよくて「飛ぶ」。その後もアイスサウナとの付き合い方をいろいろ検証。今のところは「アイスサウナ」からの「中温水風呂」の冷冷交代浴→休憩が一番正解に近いと思えた。

その後、7時~8時(おそらく通勤前の常連さん)でやや人が多いタイミングもあったけど、サウナ室が混み合うことはなく、自身のルーティンを変えることなくノンストレスでサウナ活動を進行した。8時を過ぎると貸し切り状態が続く。月曜日の早朝という時間帯が最も空いている時間帯だったのかもしれないけど、都内の有名施設だったら、こうはいかないはずである。あまりの居心地の良さに、2時間半で出発する予定だったが、3時間ギリギリまで粘ってしまった。

設備のクオリティもそうなのだが、運営側のサービス精神、ホスピタリティを強く感じた。訪れた人をどのように楽しませ、癒し、満足させられるか、その姿勢に妥協がない。熊本の「湯らっくす」に並ぶほどのスピリットといえ、久々に感動した。料金は平日3時間で2200円。こんなに潤沢なサービスを提供していて、この料金で採算がとれるのか、と思うほどコスパは高いと思えた。評判にたがわぬ名施設。また新たにリピートすべき施設がリストに加わった。

総合得点:92点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)









ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 【感想】

2022-04-15 19:32:23 | 映画


見終わってすぐに思ったのは「情報量、多。」
いろんなキャラクターが出てきて、それぞれに見せ場やテーマを持たせているのだけど、それが作品全体の面白さに寄与しているかというとやや疑問だ。良くいえば「充実」、悪く言えば「散漫」。
ハリポタシリーズも含めてこの映画で見たいものは魔法アクションであり、本作でも惜しみなく堪能させてくれる。視覚効果だけでなく「魅せ方」がどんどん進化している。ダンブルドアが「最強」であることを証明するバトルシーンも中二ゴコロを刺激して楽しい。擦ったもんだがあって、交代となったマッツ・ミケルセンは相変わらずの色気でヒールとして魅力的(ジュード・ロウが喰われてバランス悪し)。もう1つの楽しみであった「魔法動物」については「一択」のみ。ニュークスの良心によってもたらされる魔法動物との連携がもっとみたいところだった。本作はタイトルのとおりダンブルドアが主人公の趣き。なので、主人公であるニュークスの存在感は希薄なのは仕方なしか。
この手のシリーズは回を重ねるごとにキャラクターへの愛が増していくもの。本作は1作目で綺麗に終わったところを、2作目でメインキャラを再登場させた。個人的には2作目でニュークスを除いたキャラクターをリセットさせたほうが良かったと思い、3作目の本作でもわざわざ再招集をかける意味が見出せなかった。また、「多様性」は受け入れるものであり、作り出すものではないと再認識。中国で物議を醸している「同性愛」についても、わざわざ主要キャラの関係性のなかに入れ込む必要があったのだろうか。。。とはいえ、久々のファンタジー映画、普通に楽しめた。あと、ドラマ「ダーク」のウルリッヒ役の俳優さんが出ていてテンションが上がった。
【65点】

シャドウ・イン・クラウド 【感想】

2022-04-15 17:45:27 | 映画


多ジャンル映画×B級映画。
第二次世界大戦下、移送中の大型爆撃機に”ワケありで”乗り込んだ女性の行く末を描く。主人公の秘密がミステリーとなるが、序盤から思わぬ方向へ進んでいく。オンボロの飛行機、どこまでも野卑な男性乗組員、クロエ・グレース・モレッツ演じる女子が散々な扱いを受ける。半ば押し込まれた形の狭い空間で、次々とトラブルが襲い、音声のみのやりとりのなかで孤独に奮闘、そして秘密が解き明かされていく。「なるほど、そういう映画か」と、ワンシチュエーションスリラーで突っ切ると思いきや、予告編でも出ているようにクリーチャー(クレムリン)が突如出現し、大味なアクション劇に転じていく。正直、クリーチャーが出てこなくても、社会性を帯びたエンタメになったと思うが、これはこれで面白く、B級映画として立ち位置を明示した感じがした(狙いではないかもだけど)。興味深いのは本作のメガホンをとったのが女性監督だったということ。もはや作家性もジェンダーレスの時代なのだ。
そして、どうしても彷彿するのはクロエの出世作である「キックアス」での「ヒットガール」だろう。あれから10年以上経ったのか。。。今ではすっかり大人の女性のなった彼女が、母性をまとってクレムリンを叩きのめすシーンは痛快。懐かしさと嬉しさでペラペラで情報量の薄いパンフを衝動買いしてしまった。
【65点】

スパリゾートプレジデント 【サウナ探訪】

2022-04-07 19:40:00 | サウナ



2022年3月20日。日曜日の朝イチ、家の墓参りで都内の下町に赴いた。その帰り道、上野で途中下車。前から気になっていた「スパリゾートプレジデント」に訪問した。

感想は、、、う~ん。。。

上野駅からアメ横を突っ切って徒歩10分くらい。久々のアメ横が楽しい。館内に入場。料金は前金。確か3時間で800円だった。都内でこの価格は破格。

館内は入り組んだ構造。浴場内の構造も面白い。10時半頃だったが、洗い場はいっぱい。日曜の午前中なので多少の混雑は想定内。洗い場を一巡したあたりで、1つ空いて、洗髪洗体する。シャワーの水圧は低いというよりやや不安定。古い雑居ビルの一室、水回りは仕方なし。

いざ、サ室へ。やや入り組んだアプローチ。広さは余裕をもって12人くらいが座れるスペース。詰めて座れば20人くらいか。あれ?アウフのイベントやっていると聞いていたけれど、ロウリュ用のストーブはなく、遠赤外線ではないか。アウフをやるとき、どうやるんだろうか。。。。

遠赤外線は熱が尖っているから苦手だ。このサウナも完全なドライ。汗の出方は「下」。少なくとも滝汗という感じではない。「これは厳しいな」というがっかり感。室温は95℃くらいだった。8分ほどでそこそこの発汗でアウトする。

水風呂はしっかり15度。備長炭入りで、その雰囲気もあって水質が良く感じる(実際の効果はわからないが)。休憩スペースはないので、浴場内に置いてある椅子に適当に座る。整い、、、には達せず。その後、カラダを温めるために入浴。錦糸町の「ウィング」と同じ方式の人工温泉だが、もう少し熱いと嬉しい。

その後、2セットして、この施設の注目ポイントであった「薬草蒸しサウナ」に入る。2階に位置しており、2畳くらいのスペースだ。ここでがっつり汗をかきたかったのだけど、室温が物足りない。薬草蒸しサウナだと「しきじ」と比べてしまうが、体感は「しきじ」の半分くらいの熱さ。そもそもコンセプトが違うのだろう。居心地の良さを優先しているのかもだが、その半面、上から滴る熱い水滴がカラダに当たってどうにも気持ち悪い。

その後、11時半くらいになって、人がだいぶ空いてきた。休憩の椅子にも座れるようになる。

3時間コースだったけど、90分で浴場を出た。何か1つでも秀でたポイントがあれば良かったのだけど、個人的な好みにことごとく合わず。不完全燃焼。

早く退館した分、帰りのアメ横のショッピングを大いに楽しんだ。

総合得点:60点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)

小江戸温泉 KASHIBA 【サウナ探訪】

2022-04-07 19:30:00 | サウナ



サウナ後進国である埼玉県に新たな救世主が誕生。

商圏の広さ(多人口)の割に、魅力あるサウナ施設が乏しい埼玉県。。。。昨年11月にオープンしたばかりの川越の「KASHIBA」に行ってきた。結論から言うと驚くほど素晴らしかった。都内のサウナ施設にわざわざ足を運ぶよりもこちらに行った方が断然良い。外見は普通のスーパー銭湯だけれども明らかにサウナに力を入れている。

自宅から車で約25分。車でないとまず行けない場所にあるため、他県外から来る人にとってみればアクセスは最悪だろう。新しい施設ということで館内はとても綺麗。そしてなんといっても広い。「小江戸」チックな内装も面白い。脱衣場の広さも十分だし、ロッカーの広さも十分。室内浴場は思っていたより広くない。シャワーの水圧は中の下。洗髪洗体して露天風呂に入って下茹で。5分ほどしていざサ室へ。。。めちゃくちゃ広い(笑)。

自身のサウナ史上最大の広さ。隣との距離が全く気にならない、50センチぐらいの間隔を開けてサウナマットが引かれておりその枚数は23枚。そして一つのスペースの奥行きが120センチほどあり、足を伸ばせるほどの長さ。満員になっても窮屈とは無縁で、自身のサウナに没頭することができる。そしてコンディションだ。

主熱源は自分が苦手な遠赤外線ストーブなのだけれど、湿度が充分にあってがっつり滝汗をかくことができる。汗腺から音を出して汗が吹き出す感じ。。。コレコレ。理由は30分に1回のオートロウリュにあり、アツアツ型のロウリュではなく、じっとり気持ちいいロウリュだ。池袋のレスタに近いかも。キャパが大きい分、人の出入りも少なくないが、入り口が二段階になっており、入退場で盛大にドアを開ける人がいたとしても、外気流入による変化はほとんどない。流山のすみれもそうだったけれど、この構造は全てのサウナ施設に導入してほしいと思う。

そして水風呂だ。今日の水温は11°c。サ室でがっつり仕上がったこともあり結構長めに入っても問題なし。休憩は露天スペース。水風呂の水温が低いせいか、最近見たことがないぐらいの圧倒的なあまみが出現。そして即キメ。至福。

休憩椅子の数はそこそこあるが、サウナに入っていない方も結構使っているのでタイミングによっては座ることが出来なかったりする。自分は4回目でインフィニティチェアにありつくことができた。

2時間弱、8セットで終了。時間が許せばもう少し長居をしたかった。これで平日は時間制限なしで750円。休日でも850円。岩盤浴も利用できたらしい。他の追随を許さないコスパ。サウナ施設の価値としてはこの2倍の金額を取っても何らおかしくない。難点は低価格にありがちな利用者の方のマナーくらいだろうか。

新たなホームサウナに認定。胸を躍らせながら帰宅した。

総合得点:80点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)

朝日湯源泉ゆいる 【サウナ探訪】

2022-04-07 19:20:00 | サウナ


2022年3月7日。「サウナの日」にたまたま行った。会社の振休。月曜日の午前中なら、人気のあるサウナ施設でも比較的空いていると狙い、川崎にある「ゆいる」に初訪問。埼玉県民にとって東京を通過して赴く川崎という場所は遠征地であり、そこからさらにバスで15分という場所はなかなか行きづらい。バスから降りると数名のお兄さんが一緒に降りる。行き先は一緒。サウナーが集う場所として見慣れた風景になっているのかもしれない。

外観が綺麗。内観も綺麗。受付のお姉さん、明るくて親切。午後から予定があったため3時間コースでイン。ロッカーが大きくて嬉しい。浴室内はしきじと同じくらいの広さ。洗髪洗体をしてまずは温泉で体を温める。なるほどしっかり高濃度温泉。

10時からのアウフグースに入ろうと思ったがすでに満室。浴室空いているなーと思ったけれどもみんなサ室に入っていたのだ。アウフグースが終わって一同が出てきた頃にサ室に入る。アウフグース直後だけあって良い湿度。室温は100°cを超えると聞いていたけれど、実際は98°cぐらい。汗の出方は標準的。

深さ150センチの水風呂。湯らっくすの170センチを体験しているのでそれ自体は驚きはしなかったが、この深さで水温が15°というのが素晴らしい。久々に潜水ok。やはり頭部への冷却は効く。一発目でガンギマリ。別室の休憩スペースは屋外ではないけれど、すきま風がとても気持ち良い。

2回目は30分毎に発生するオートロウリュ。上段に座ってしまい死ぬ(笑)。狭い室内に大量の水噴射、熱気の衝撃は想像を越え背中が焼けると思った。ロウリュの途中ギブアップはラクーアに続き人生2度目。しかし、地獄の後は水風呂の天国が待つ。

ここも名物だという炭酸風呂は人生で体験したことがないぐらい高濃度。炭酸が体内にしっかり浸透しているのが実感できる。レモンを入れるイベント中だったのでさながらレモンスカッシュで楽しい。

あと途中で水風呂で一緒だった人が、自分が大好きな若手俳優さんだったことに興奮。その週に開催された日本アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされていた方。「応援してます」ぐらい言いたかったけれども、自身の衝動を抑え込む。

12時半まで7,8セットを楽しむ。

聞きしに勝る名施設だった。一方でサ室のキャパに対して人が多すぎるという印象もあり、自分のペースでサウナを楽しめないというのはかなりの難点。アウフのない平時でもサウナ待ちあり。休憩スペースも密で深呼吸もしづらい。午後とか休日になったらこんなレベルではないのかも。人気施設の宿命。。。

総合得点:70点


比較参考用(2021年更新版 私的ベストサウナトップ10)