から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

るろうに剣心 【感想】

2012-08-25 11:49:13 | 映画
映画「るろうに剣心」を観た。

客層をみると女性層が多い。
佐藤健ファンの女子か、緋村剣心ファンの女子か。

原作漫画は読んだことないけど、
原作ファンも満足できる映画になっているのではないだろうか。

自分はNHKドラマ「ハゲタカ」「白洲次郎」「龍馬伝」でファンになった監督、
大友啓史の映画ということで観たのだが、原作漫画のあらすじを優先したためか、
それが彼の脚本、演出の足かせになったような気もした。
いかにも漫画っぽいお馬鹿な雑魚キャラが無駄に出てきたり、
青木崇高演じる相楽左之助が持つ斬馬刀がペラペラだったりと、
これまでの彼の過去作からみれば、いくつか閉口する場面も多々あり。。。
まあ仕方ないのかという感じもする。

しかしながら、そのキャスティング、アクション、セットは、
ここ最近の邦画の中では抜きん出て成功しているように思う。

主人公の佐藤健と武井咲絵に描いたような美形。
そのわかりやすい容姿は漫画の実写化にぴったりだ。
その綺麗なコスチュームも手伝い、どっから見ても目の保養になる。

蒼井優が妙に色っぽくて嬉しい。
着物が似合うコではあったけど、「こんな一面もあるのか」とムラムラ。
湯上りシーンが堪らない。

大友組の香川照之の潔いバカキャラも楽しい。
ひたすらシャクれている(笑)

そして特筆すべきは吉川晃司のカッコよさ。彼の存在感なしでは本作は語れない。
低く迫力のある声とセリフ回し、説得力のある堂々とした体格は
映画に愛される才能だと改めて実感。
映画「必死剣 鳥刺し」の彼も最高だったが、本作も絶品だ。
本作で彼が演じたキャラは徹底して悪い奴なのだが、最も魅力的である。
自らの存在を剣でしか見い出せない男の最後にはシビレた。
その生き様は傑作アニメ「ストレンヂア」にいたハードボイルドな剣士、羅狼と重なる。

次にアクション。

佐藤健演じる緋村剣心は、原作の緋村剣心よりも小柄と思われる。
しかし、その体型ならではの俊敏性、スピードを活かした殺陣は
これまでの時代劇の概念を覆すようなもので、かなり気に入った。
「そんな刀は軽くねーよ」のツッコミは映画を楽しめない野暮な奴が言うこと。
アクションエンターテイメントはこうでないとダメだ。これまでの邦画には足りていなかったもの。
ハイスピードでバッサバッサと敵をなぎ倒す中でも、きちんと急所を攻めるディテールも見事。
さっき「王様のブランチ」でアクションシーンのメイキングやってたけど、
あの動きは実写だったのだな~と普通に驚いた。佐藤健の身体能力に拍手。

また大友監督がNHKドラマでも魅せてきた照明とカメラワークの巧さも光った。
それは大スクリーンで観るに相応しく、邦画に頻発するドラマ映画とはワケが違う。
本作は歓迎すべき邦画といえそうだ。続編も期待できそう。

先行上映で観たのだが、サイドの客席までビッチリ埋まっていた。

大ヒットの予感。東宝じゃなく、WB配給でよかった♪
「海猿」を超えてくれ。

【70点】





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トロール・ハンター 【感想】

2012-08-21 02:01:05 | 映画
先々週になるが、好きになったDVDがあったので、感想を残しておく。

まず、同じタイミングで観た他DVDの感想。

『アンダーワールド 覚醒』 【55点】
 相変わらず好きなプロットだが、スリル、期待感が不足。
 自分の好きな1作目、2作目と比べると、小さくまとまってしまった印象。
 有機質のない近未来セットに味気なさも残った。

『預言者』 【65点】
 ジャック・オーディアールっぽい演出が随所に冴えるが、
 150分という長時間も手伝って、やや冗長で睡眠不足に効く。
 獄中の中で変貌していく主演のフランスの新星、タハール・ラヒムが素晴らしい。
 今後、要注目株だ。

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語』 【70点】
 面白い。事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもの。
 史実をエンターテイメントに仕上げるハリウッドの強さ。
 善と悪の2役を圧倒的迫力で演じて魅せたドミニク・クーパーに拍手。

『フランス、幸せのメソッド』 【45点】
 セドリック・クラピッシュの新作とあって楽しみにしてたが、ラストが雑過ぎ。
 まさかの仕上がりにガッカリというか唖然。中盤までよかったのにな。。。

で、気に入ったのは「トロール・ハンター」というノルウェー発のモキュメンタリー映画だ。
映画館で観られなかったため、DVDレンタル開始日の当日、そっこう借りて観た。

そのパッケージデザインからは、明らかなB級臭が漂うが、あなどるなかれ。
「ブレア・ウィッチ〜」を始めとする、数々のモキュメンター映画の中でダントツに面白い。

本作はノルウェーを舞台に、伝説の北欧の妖精(?)であるトロールが現代に実在し(という設定)、
その駆除を仕事とするハンターの男と、そのハンターを取材し
「トロール狩り」に同行する学生たちの姿を追ったものだ。

まず、「トロール」ってのが良い。
姿形を変えて、過去のファンタジー映画に多く出てきた。
やっぱ「ロードオブザリング」のトロールが印象的だ。最近だとハリポタの最終章にも出てた。
その多くは敵役として打ち倒すべき凶暴なキャラとして描かれている。
本作も狩られる側なので、基本的な立ち位置は変わらないが、
家畜を襲う単細胞で図体のデカイ害獣として描かれている。

トロールは「森トロール」と「山トロール」に大別され(分かりにくい。笑)、
その中でも種類が分かれる。姿・形も違えば習性も異なるため、
それに合わせた対策を練らなければならない。

トロールの弱点は太陽光だ。太陽光を浴びると石化したり、体内が爆破したりする。
そこに生理学的な根拠があったり(嘘だけど)、
キリスト教の匂いになぜか敏感だったり、リアリティと虚構のバランスが良い。

深く幻想的な夜の森林や、広大で寂寥とした寒々しい平原など、
北欧ならではのロケーションは、トロールの出現に結構な説得力を持たせる。

「いくら仕事をやっても残業代が出ないんだ。やってらんねぇーよ」といった、
ハンターのおっちゃんの言動も面白い。

クライマックスでの巨大トロールとの決戦では
まだ想像力が豊かだった小さい頃に、
怪獣映画を観た時の、ドキドキ感が蘇った。

低予算だけに随所に安さと粗さはあれど、
それを補って余りある作り手の創造力に脱帽。

記憶に残る佳作だった。

【75点】

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今更ながら「glee/グリー」にハマった。

2012-08-20 00:12:27 | 海外ドラマ
先週末より睡眠不足だ。

テレビで録画した回を含めて「glee/グリー」のシーズン1、全22話を一気見した。
TSUTAYAの旧作レンタル100円の恩恵を被る。

で、さっき、シーズン1の最終回を見終わった。

ふ~楽しかった。

アメリカってやっぱ凄いな。。。。
楽しむことのエリート。憧れてしまう。

ミュージカルというエンタメにおいては、これまでも、これからも
アメリカの右に出る国はいないんだろうな~

NHKのEテレで放送していたのをたまたま見たのをきっかけに、
今更ながら「glee/グリー」にハマった。
噂では聞いていたけど、こんなに面白かったんだ=と。

大好物なミュージカル、その醍醐味を
この未体験なミュージカル青春ドラマで存分に味わった。

洋楽オンチな自分でも聞いたことのあるような名曲の数々をアレンジ。
若きキャスト陣のパワフルで弾ける唄とダンスに、
観ているこっちは発奮してしまう。

性別、人種、ハンデを持つ人たちに、否、
観るもの全員に発するポジティブなメッセージが素直に気持ち良い。

個性豊かで愛すべきキャラクターたちは、皆、自分を曲げない。
まずは自己主張、対立しても妥協案ではなく、互いを認めることで解決する。
その人間関係はとてもアメリカ的。時に清々しく、時にムカつくけど、
そんな一喜一憂しているあたりで既にハマっていたのだろう。

歌唱力とパフォーマンスに確かな実力を備えたキャスティングも良い。

個人的に一番好きなのは、ウィル先生役のマシュー・モリソン。
生徒たちを導く素敵過ぎる教師役を好演。ケツアゴがチャーム。
そしてブロードウェイ仕込みの歌唱力とダンスにメロメロである。

どこまでも痛いスター気取りなレイチェルは回を重ねるごとに愛おしくなる。歌唱力は随一。
ピュアで甘い歌声のハンサムナイスガイ、早漏がタマに傷であるフィンが好きだ。
デブな黒人女子は歌が巧い、本作でもその通り。明け透けな言動も素敵なメルセデスも好き。
日本では一番人気のゲイであるお洒落男子カートと、お父さんとの関係には何度も泣かされた。
車椅子のアーティは地味なルックスながらダイナミックな歌唱力でチームの貴重な戦力。
自分勝手で童顔なクインは終盤で改心したが、やっぱ苦手。
ブリトニーは文句なしの一番可愛い。ほぼセリフがない脇役だけど。
ウィル先生と共に、彼らをサポートするエマ先生が目がクリクリして可愛い。
徹底した敵役のスー先生がひたすら腹立つけど最高。

DVDでもすべて吹き替えで観ているけど、
海外ドラマの吹き替えはやっぱクオリティが高いと再実感。
キャラクターたちの個性が際立って、感情移入しやすい。

エマ先生の日高のり子がドンピシャ。
ウィル先生の森川智之や、フィンの小野大輔もカッコよい。

gleeコンサート(映画)のDVDも観たけど、
gleeファンの物語を途中で挟んでちょっと勿体なし。
普通に彼らのパフォーマンスだけ観たかったな。

既に終わっているシーズン2は
金にモノ言わせて、BDボックスを買おうかと思ったが、
amazonでも約17,000円。。。。高すぎる(笑)

北米版はたったの25ドルなのにな。

購入は来月以降にしよう。
























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アベンジャーズ 【感想】

2012-08-15 00:48:03 | 映画
最強映画「アベンジャーズ」をついに目撃した。

最高っーーーーーーー!!!!!!

愉快。爽快。痛快。
興奮と熱狂の140分。

あぁこの映画、大好き。。。
「アメコミ苦手」と敬遠されるには、勿体なさすぎる大傑作だ。

もともとマーベルアメコミ映画が好きだったが、当初、本作の映画化が発表された時、
異なる時代設定、世界観をもつバラバラのヒーローたちを、
一つの映画にまとめるなんて馬鹿馬鹿しいと思っていたが、
トレーラーが公開され、その映像のカッコ良さと
続々と批評家たちの賞賛が集まるにつれて興味が急激に湧いてきた。
Rottenでもアクション映画では、まずありえない驚異の90%超えフレッシュ(支持)。
世界の興行収入は14億超えとなり、今年最大の映画ニュースとなった。

指折り数えて待っていた日本公開、待った甲斐がありました。。。

文句のつけいようがないという点で、
このブログ開始以来、2度目の私的「100点」(満点)映画だ。

地球を侵略する無慈悲な異星人の圧倒的パワーに対抗できるのは、
一騎当千な超人戦隊「アベンジャーズ」しかいないのだ=3=3

パワードスーツで空を飛び回るアイアンマン、
シールドの使い手で古風なタフガイ、キャプテンアメリカ、
マッスルで超怪力モンスターのハルク、ハンマーをブン回す荒くれ雷神のソー、
弓矢の名手ホークアイ、接近戦がやたら強い、女スパイのブラック・ウィドウ。

マーベル映画が好きな理由はそのヒーロー像だ。
超人的な力を持ちながらも、切ないダークな側面を持っている。
本作では誰一人欠けることなく、その個性が鮮やかに描かれ、
物語を前進させるための歯車になっている。

深すぎる人物描写はときに、この手のアクション映画のスピード感を緩めるブレーキとなるが、
そのあたりのパワーバランスが本作においては絶妙である。

自己主張が強く、バラバラなヒーローたちが「地球を救う」という目的のために、
1つのチームとしてまとまっていく過程も見事。

気にしていた、アイアンマン、ハルク、ソーといった人間離れな強さを持つキャラと、
ホークアイやブラック・ウィドウの生身の人間に近いキャラのパワー格差は全く気にならず。

物語においてキャラ同士が互いの背景、力量をきちんと認めているうえで話が進行し
戦闘のシーンでもそれぞれのストロングポイントに応じた役割分担がなされている。
そして、どのキャラにもダイナミズムをもたせることに成功している。巧い!

クライマックスとなるニューヨークのマンハッタンでの圧巻の激闘は、
間違いなく映画史に刻まれるだろう。

縦横無尽に暴れ回るヒーローたちの大活劇には、突き抜けたイマジネーションあり。
パワフルで、エキサイティングで、エモーショナルで、
何度も身震いし、何度も「うおりゃ~!!」って発狂した(心中で)。
「よっしゃ、そこでハルク登場!」「よっしゃ、そこでソーが登場!!」みたいな、
そのアベンジャーズたちの重層的なチームプレイが最高に気持ち良いし、
傷だらけになりながらも地球を救おうとするヒーローたちの姿に胸がアツくなる。

CG大いに結構。面白ければそれでよい。

やっぱ、アイアンマン、カッコよいわ~~。
本作で登場したマーク7のフィギュア買おう♪

ストーリー・脚本も手がけた監督ジョス・ウェドンをはじめとする作り手たちの
「最高のエンターテイメント映画を作ってやる!」といった情熱が伝わってくる。

本作「アベンジャーズ」で放出されるカタルシスは中毒性が極めて高い。
今日は間違って吹き替え版を観てしまったので、字幕版で近々観なければならない。

あと、吹き替え版だったからだろうか、
中高生男子の姿が結構目立っていて嬉しかった。
昨今、洋画離れが進む中、
次代の映画文化を担う男子たちが、こういった良作に触れることで、
確実に未来の映画ファンになっていくことを願ってやまない。

【100点】












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トータル・リコール 【感想】

2012-08-13 21:25:15 | 映画
シュワちゃんが20年以上前に出ていた映画のリメイク版「トータル・リコール」観た。

前作の監督は懐かしのポール・バーホーベン。
「ロボコップ」や「氷の微笑」、「スターシップ・トゥルーパーズ」など、
1980年から90年代にかけて、「低レベル映画」と批評家からは散々嫌われながらも、
一部の映画ファンには支持を受けた人だ。
自分の好きな園子温も彼を「先生」と呼び(半分冗談と思うが)敬愛する1人だ。
最近はてんでご無沙汰なのだが、今何をしているのだろうか。。。

本作「トータル・リコール」はそんなポール・バーホーベンに変わって、
自分の好きな「アンダーワールド」シリーズでお馴染のレン・ワイズマンがメガホンをとった。

リコール社で記憶を操作する過程で新たな(本来の)自分が覚醒する、とか、
反政府軍として正義に目覚め、悪と戦う主役のヒーロー像とか、
話のプロットは前作と変わらないが、舞台が前作の火星から、
地球上内の2つの世界に変わっている。

前作と比較して観てしまうのはリメイク版の性であるが、
本作は面白くなかった。

どうにもアツくなれない。

トレーラーでもたくさん流れている近未来の風景は、
そのクオリティは確実に上がっているものの、「ブレードランナー」の世界であり、
近未来ならではの宙に浮く車同士のカーチェイスも本作主演のコリン・ファレルも出ていた、
「マイノリティ・リポート」に良く似ている。
新しいビジュアルに触れたいという期待を持っていたため
既視感は大きな興冷めポイントになってしまう。
アクションについては無重力下でのシーンなどチャレンジングな描写があったり、
ギリギリのところで難を逃れる的な、ワイズマンっぽい演出も満載なのだが、
人物描写そっちのけでおっぱじまるアクションの連続にいささか食傷気味になる。

大作映画で久々に主演を張ったコリン・ファレルは、相変わらずなブットイ眉毛と
アクション映画には持ってこいなマッチョボディを披露している。
自分はコリン・ファレルを演技派として、また貴重なゴシップ俳優として
大変気に入っているのだが、その濃いビジュアルからか、
本作のようなスタンダードな大作映画よりも、小規模映画でエッジの利いた映画とか、
大作の中でも脇役としてのほうが彼の存在感は光るような気がした。
最近だと「モンスター上司」や「フライトナイト」などが良い例かも。

脇役を固めるヒロインは、
上背があってグラマーな体型、口元がエロいジェシカ・ピールと、
アンダーワールドでのピッチリしたコスチュームがこれまたエロくて印象的なケイト・ベッキンセイル。
ワイズマンの奥さんでもあるケイト・ベッキンセイルは、とことん悪者として描かれる。
そのクールな容姿も手伝って、なかなかの説得力。そのキャスティングには好印象であるが、
ヒロイン2人の雰囲気がとても似ているため、「外国人の顔が覚えられないのよ」と
洋画が苦手な人が見たら、どっちがどっちなのかよくわからないかも。。。

前作ファンからすると思わずニヤリとしてしまうオマージュも点在。

前作ファンでなくても楽しめる内容に仕上がっていると思うが、
「よくある映画」として括られやすいかも。

前作のポール・バーホーベンが描いたクセのある、
ヌメリ感たっぷりな気持ち悪い描写が懐かしい。

【55点】
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小学校の同窓会。

2012-08-13 01:22:38 | 日記
今日、小学校の同窓会があり、恩師、旧友たちに会ってきた。

場所は福島県いわき市。

明日は仕事のため日帰り。
往復6時間を要した。

終電の都合上、2時間しか皆と話せなかったけど、
ホント行って良かった。

同窓会を企画し、行方がわからなかったであろう自分に
住所を探し出し、手紙をくれたコに大感謝である。

小学校1年生の頃、父の転勤で埼玉から
山と水田に囲まれたいわき市の片田舎に引越し、
その後の6年間を過ごし、小学校卒業とともにまた埼玉に戻った。

楽しかったこと、つらかったこと、
嬉しかったこと、悲しかったこと、全部ひっくるめて
皆と過ごせた6年間は宝物である。

小学校以来ぶりとなるため、丸20年ぶりの再会だ。
一人の人間が生まれて成人するまでの期間なので、相当長い。

なので皆の様子は様々だった。

当時痩せていて熱血漢であった先生が、体型、性格ともに丸くなっていたり、
小学校の時、唯一チョコをくれた女の子はバツ1だったり、
お世辞にも可愛いと思えなかった女の子が劇的に可愛くなっていたり、
当時運動が出来て女の子にモテていた男子が、体格、顔つきがほぼ変わっていなかったり、
エキセントリックだった女子が30を過ぎて一層エキセントリックなっていたり。。。。

クラス(全学年)32人中、19人という出席だったが、
半分近く思い出せず、卒業アルバムで予習をしていかなかった自分を悔いた。

「皆に申し訳ないことをした。
 新任でまだ未熟だった自分は至らないことばっかりだと思う~」

その形はどうあれ、全力で自分たちに向き合ってくれていた先生が好きだった。
そんな先生の思わぬ告白には涙腺が緩んだ。

今日参加した旧友たちの多くは地元に残っており、
言葉も福島訛りたっぷりで、それが何ともあったかくて嬉しい。

10代、20代とお盛んだった(であろう)時期を過ぎ、
一通り酸いも甘いも経験してきた(であろう)30過ぎの大人どうし、
互いを思いやりながら楽しむ会話が心地よい。

当時のことを話し出すと自分発信の想い出よりも、
他人発自分宛ての想い出のほうが、皆の記憶に残っていたことが多く、
自己中心的だった少年期の自分に赤面する。

意外だったのは女子の独身族の多さだった。
自分含め男子は4人で、うち既婚者は半分。まあ納得。
女子は15人で半分以上が独身。これは結構ビックリ。
田舎の女子は結婚が早いなんていうのは偏見だったようだ。

また、2年前の震災では家屋が全壊した人もいた。
被害にあった皆の苦労は大変なものだったに違いないけど、
今日、明るく元気な姿に会えて嬉しかった。

明日からの仕事、また頑張れそうな気がする。












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ダークナイト ライジング 【再見感想】

2012-08-04 01:06:04 | 映画
一昨日は8月1日で、映画の日(1000円の日)だった。
なので、何か観ようと思い、先週金曜日観たばかりであったが、
ダークナイト ライジングを再見することにした。

今回はたまの親孝行を踏まえ、本作を見たがっていた母親を連れて行った。
母親が字幕版が苦手だっため、吹き替え版で観ることにした。
プロの声優が吹き替えをしていたことを事前に知っていたので、吹き替えでもひと安心。

やっぱ、話題作りでキャスティングされる芸能人のにわか声優とは違って、
プロとして外国人俳優の声優をしている人たちのパフォーマンスは非常に高いな〜と感じる。

今回は字幕を追う必要はなかったため、アクションや演者の表情等の細やかな演技を堪能。
字幕版と吹き替え版を比較して改めて思ったのが、声優のキャスティングは
外国人俳優の地声に合わせるのではなく、演じられるキャラクターに合わせているということ。
マリオン・コティヤールの地声はやや高音でちょっと乙女チックなのだが、
吹き替え版ではやや低めで艶めかしい。
ベイン演じたトム・ハーディは超低音でドスが効いているのだが、
吹き替え版では声色、口調も軽快で、ベインの知性がより際立って見える。
なので、外国人俳優演じるキャラよりも吹き替え版のキャラのほうが、
物語を構成するキャラの個性がよりわかりやすい。
ベインの声を演じた山路さん、カッコよかったな〜。

2時間45分という長時間であったが、ダークナイト ライジングはやっぱ最高である。
もう一回観たいな。。。。

先週末から公開されて本作の興行収入は4億ちょっとと、結構苦戦している。

前作「ダークナイト」はコケたけど、
そのあと、DVD鑑賞でダークナイトファンになった人は自分の周りでも結構いるのだが、
そういった流れがが本作の興行にはさほど影響していないみたいだ。

3週目に入った「海猿」(テレビドラマ)よりも興行で負けている事実。。。切ないわ〜。

前作のダークナイトよりは、興行的に上回ることは必至のようだが、
世界とのギャップは本作でも埋められないようだ。

「良い映画は必ずヒットする」という健全な映画文化でないと
配給側が日本市場を敬遠してしまうため、映画ファンにとっては非常に困る。

昨日、仕事先での担当者と本作について盛り上がった。
その際、IMAXを超える音響設備が平和島のシネマサンシャインにあるということを知り、
私と同様、本作のリピーターである同僚と3回目の鑑賞を約束した。

ソーシャルでのBuzzも上々だし、今後の粘り強いヒットを祈る。

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