2つ目は「マイクロンテクノロジー」(MU)である。
半導体のメモリーチップメーカーである。
2024年、最も投資をした銘柄であり、自身の年収の半年分くらいを投資。
この銘柄の上昇を確信していたからだ。
おそらく2024年最も期待された銘柄の1つだろう。
2024年の年初、多くのアナリスト、インフルエンサーが2024年、大化けする銘柄として上げていた。
昨年、黒字化をようやく達成。
その予想とおり3月の決算で強いガイダンスが示され、大きく上昇。
半導体チップメーカーとしては世界3位。米国のメーカーとしては断トツの1位。
AI半導体に不可欠なメモリーチップの供給が圧倒的に不足しており、
現在における米株の王者、NVDAの兄弟銘柄として期待されていた。
自分もいろんな角度から情報をインプットして上昇する銘柄として確信。
この銘柄でも完全に上昇が伸びきったところからエントリー。
株価が下落したタイミングで買い増しを行おうと決めていたが、
加熱する頭を冷やすことができず、まとまった価格帯で買い増しを継続した。
その後、7月の決算で「そうでもない」失望的な内容で下落。
130ドルの大きなサポートラインを下抜けてから売りが加速していった。
9月末の決算で再度上昇したが、暴落した「売りクセ」は直らず
110ドルあたりのレジスタンスラインを3回チャレンジしたが上抜けなかった。
そして12月の決算。
チャート上では4度目の正直で上抜ける形をしていたが、
予想を大幅に下回るガイダンスにて株価は急落してしまった。
忘れもしない2024年12月18日の決算は自身にとっても今年最大のハイライトであった。
日本時間の19日の早朝の決算発表。
その昨晩、MUの決算発表の夢をみた、株価が暴落する夢である。。。
その後、それは、実は夢で本当は決算がよくて上昇した。。。。
という2つ目の”夢”をみた。
リアルな現実で起床後、スマホで株価をみると株価は暴落していた。というオチである。
この銘柄での失敗は、SMCI同様、エントリーポイントが遅すぎたこと。
そして、同価格帯で買いを集中させたこと。
この会社の事業を見誤っていたことである。
特に3番目だ。供給不足のAI半導体向けのチップは、MUの事業の一部に過ぎず、
その他の大半を占める汎用型のチップは相変わらず弱いままという事実。
そして、チップ自体が極めて収益率が低いというデメリットである。
また、韓国の他のメーカーと比べて明確な競争優位性が乏しい。
それらの事業性について、一部、わかっていたことだが、
上昇することを妄信していた。
現在は、85ドルの底値をさらに下抜けそうな状況である。
ただし、この銘柄については、しっかり黒字を出しているし、
半導体の市況が戻れば、再上昇することも容易に想像できる。
さらに下値を掘るのであれば、NISAで買い付けることも計画している。
5年スパンの長期で保有を続ける予定である。