から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

アムザ【サウナ探訪】

2022-07-08 19:00:29 | サウナ


大阪3軒目ラスト。大東洋出てから食べ歩きを続け、大阪で一番楽しみにしていたアムザへ赴く。ここのカプセルに一泊。チェックインは日曜の18時頃。

まず受付のお姉さんが素晴らしい接客。とても丁寧で気持ちが良く、この施設への信頼度がバク上がりする。汗だくになって歩き回っていたため、早々にサウナに入る。先の2軒と比べるとワンフロアでコンパクトな作り。だが、洗練されていて無駄がなく機能的な設計である。

サウナは3つ、水風呂も3種類以上ある。入って目に飛び込むアクリルプール、ここでも遊泳が楽しめるのか。そしてプールの奥には滝(?)がある。メインサウナでは1時間に一回でアウフグースあり。それ以外の時間ではオートロウリュが発動される。サウナイキタイの事前情報ではメインサウナの収容人数は30人とあったけれど、そこまで広くない。入り口が二つあるため外気が入りこみやすく、1段目と2段目は正直ぬるい。なのでアウフグースは必然的に最上段を取りたいと思うが、なかなかの争奪戦になる。アウフグースはかなり力を入れているとあって、スタッフの方の技量にも納得。

オートロウリュは富山のアルプスと同じ仕組みで、自動のサーキュレーターで熱気を放出する。この形って、同時に湿気も飛ばすので実はそんなに熱気を感じない。自分は苦手である。インフィニティチェアは室内とベランダにそれぞれ複数置いてあるが、どの椅子も腰を支える紐が切れてしまっているため沈み込む。体がフラットにならず勿体なし。

外気浴は大阪の街を眼下にする。日中も良いが夜がなおさら良い。朝ウナも楽しむけれども朝の時間はアウフグースもなく、セルフロウリュもできない。人が空いているという利点はあるものの、この施設の真骨頂は夜の利用だろう。

カプセルルームは一番高い一番グレードを選んだ。エアウィーヴ使用で快適、熟睡。

大阪の3施設の中では一番清潔感もあって自分の好みだった。が、一方で、何かしらの弱点があったり、突き抜けて良かったという魅力もなく、期待が大きかっただけに、やや消化不良で大阪のサウナ旅は終わった。

総合点:81点



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大東洋【サウナ探訪】

2022-07-08 18:42:17 | サウナ


ニュージャパン梅田を2時間で後にして徒歩10分ほどにある大東洋に入る。13時過ぎ。

建物の外装は歴史を感じさせるのだが内装はリニューアルされていて真新しく綺麗。受付対応で館内の説明をしてくれた女の子。 がっつり関西弁で(当たり前か)語尾が一個一個跳ねるのが可愛かった。大阪に行来たな~と改めて実感。

サ室は三つ。オートロウリュとセルフローリュの二本立て、プラス、自分も大好きなテルマーレ(スチームサウナ)が入っている。サウナイキタイで大阪ナンバーワンの施設、休日ということもあり、それなりの混みようだ。 しかし、どのタイミングでも都内で頻発するような、サウナ待ちはなく、思いのほか、ノーストレスでサウニングができる。

好みはセルフロウリュ可能なフィンランドサウナ。テレビにはフィンランドの風景動画が流れている。ロウリュの香りはヴィヒタ、良い香り。 しっかり大きめのサウナストーブに、ラドル三杯までかけていいらしい。しかも5分に1回の高頻度。水かけに慣れている人が多いみたいで安心して楽しむことができた。非常に気持ちよく滝汗。

休憩スペースは半外気浴といったところ。扇風機がしっかり機能していて気持ちよく整うことができる。水風呂もシングルと、18°cで分かれていて交代浴が楽しめる。そこかしこで、サウナーのツボを押さえた仕掛けがなされている。さすがの名施設だ。サウナ、水風呂も良かったのだが、実は一番印象に残ったのはテルマーレである。ほぼ貸し切り状態で不人気のようだったが、神戸サウナと並ぶ、見事なセッティングだった。このくらいの蒸気熱量が嬉しい。14時半を過ぎてさすがに混んできた。 次があるため2時間弱で出ることにした。

総合点:80点
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ニュージャパン 梅田店【サウナ探訪】

2022-07-08 18:10:40 | サウナ


もう2か月前にのことだが大阪京都へ一泊二日のサウナ旅行に出かけていたので記録を残しておく。

5月15日の日曜日。大阪には観光としては初上陸(仕事では何度も。。)。大阪サウナも初めて。一発目は「サ道」のシーズン2でも舞台となった老舗サウナ「ニュージャパン梅田」に行く。

日曜日の午前11時にイン。浴場が3階構造になっていて大充実。バラエティ豊かで多様なお風呂とサウナ、水風呂、そしてプールまである(笑)。サウナだけで五種類、水風呂もプールを入れて5種類以上あったように思う。内装のデザインは年季を感じさせつつもテーマパークのような仕掛けがたくさんあって楽しい。メインのサウナは一階の高温サウナになるだろうか。30分毎にオートロウリュが発動。 音楽と照明の演出で気分を盛り上げる。ロウリュの体感温度は並。サ室を出た後は滝が流れる水風呂で体を冷却。そしてその後、流水プールで早朝の飛行機で凝り固まった腰や肩を泳ぎながらほぐしていく。 流れるプールで水流に身を任せてぷかぷか浮くのが楽しい。そして癒される。

屋内の休憩スペースが面白い。濡れたままの状態で本や雑誌が読めたり飲み物を注文できるようなつくり。この休憩スペースでも空調がよく効いていて、発せられる微風によって完全に整うことができる。大阪サウナの入り口として、テンション高く、サウニングを楽しんでいたが、終盤に入り、3階の屋外スペースにあるセルフロウリュ小屋がアウトだった。非常に楽しみにしていたのだが、入ったとたんにとんでもない悪臭が漂う。誰かここで漏らしたか。。。。いや、このサウナの匂いなのか。。。先客の方が1名いて、何事もないように佇んでいたが、自分は1分と持たず、サ室を出た。この印象があまりにも強くてこの施設の意欲が完全に失せてしまった。あれは一体何だったのだろう。。。

帰り際、「サ道」でも取り上げられていたマッサージルームをチラ見する。非常に広いスペース。そして施術料は安価だったと思う。 時間があればマッサージまでいきたかったかも。ここはまさにおじさん達のオアシスだった。

総合点:76点
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ブラック・フォン 【感想!】(ネタバレなし)

2022-07-02 14:14:28 | 映画


めちゃくちゃ面白い!
ホラー、スリラー、サバイバル、そして少年の成長。
観る前と観た後の印象が180度変わる映画だ。
このうだるような酷暑の煩わしさを吹き飛ばす1本。
恐怖よりも爽快感が勝る。

シリアルキラー VS いじめられっこ少年(with ●●)の戦いを描く。

歴史上、多くの猟奇殺人者が存在する。
その史実を知るたびに思うのは「この犯人、被害者たちに呪い殺されないのかな?」と。
そんなオカルトじみた発想が本作の起点になっていると思われる。

自分なりに本作の副題をつけるならば、
「ギフテッド(与えられし力)」みたいな。

この手の映画は、犯人側の個性で恐怖を醸成することが多く、自分もパッケージやイーサン・ホークが演じることでそのラインを予想していたのだが、かなり違った。犯人は少しSっ気が強いのだけど、シリアルキラーとして真新しい個性を持っているわけではない(でもないか)。本作のオリジナリティはあくまで2人の兄妹だ。

霊感は遺伝する。父子家庭で暮らす兄妹。父親はアル中でときどき暴力を振るう。兄妹の絆は強固で「親友」ともいえる2人の関係性だ。学校でいじめられっ子の兄を妹が勇気をもって守る場面も。今は亡き母親の特別な力を引き継いだのも妹のようだ。そんななか児童連続誘拐事件が発生し、兄が誘拐されてしまう。序盤の展開予想は、妹が中心になって事件を解決していく流れだ。

ところがどっこい、事件が起きて「ブラック・フォン(黒の電話)」が登場する。黒の電話は電話線が切られている。なので外部とのコミュニケーションは不可能。。。。そこで兄の秘められた力が明らかになる。ミステリーの謎解きに近い感覚。弱者として描かれてきた主人公のサバイバル劇が展開する。

1978年の時代設定が絶妙である。情報化社会になる前の時代。容易に犯罪が実行される社会の脆弱性に、全く無能な警察組織(かなりフィクションだけど)。子供同士の喧嘩は今ではあり得ないほど血生臭い。人間同士のコミュニケーションも今よりも濃密で、人と人の結びつきも強かったはず。主人公を学校で助けるメキシコ人少年との友情が最後の最後で効いていく展開も胸アツ。あのシーン、「ベストキッド」じゃん(笑)。クライマックスは予想の斜め上をいくハイボルテージ。興奮して体がブルってしまった。

監督のスコット・デリクソンの生年月日を調べる。予想は的中。1978年の主人公の年齢と監督の当時の年齢がほぼ一致。原作は監督ではないものの、脚本に参画している模様。監督の少年期の記憶、郷愁が本作に込められているようにも感じた。

【75点】







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