から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

2019年下半期注目映画10選

2019-07-14 14:40:53 | 気になる映画
2019年も折り返しに入った。日本では「アラジン」の爆裂ヒットもあって、上半期の日本の映画興行は2010年以降で最高収入をマークしている。「アラジン」はこのままだと120億は行きそうだし。現在公開中の「トイ・ストーリー4」でさらに100億近く、来週からの「天気の子」で100億は軽く超えるだろうし、秋には「アナ雪」がある(笑)。年末には、さらに「スターウォーズ」があるし。2019年最強説がいよいよ現実味を帯びてきた。100円の値上げは興行会社の利益にそのまま転嫁されるのでは?東宝の株、買っとけば良かった。。。
そんななか、ヒットとは関係なさげだが、個人的に下半期に注目している映画を備忘録として10個選んでみた。上から公開順。

ライオン・キング(8/9)

この間、久しぶりにアニメ版をおさらいして見たが、実写化は難しいと思った。ジョン・ファブローの監督作というプラス要素と、超絶リアルという視覚効果は果たして。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(8/30)

タランティーノの新作が、今回も好評レビューを獲得中。ディカプリオとブラピが満を持して共演。

ブラインドスポッティング(8/30)

祝、日本公開決定。昨年、アメリカ本国で絶賛されていた1本。

アス(9/6)

ジョーダン・ピールはコメディに戻らず、再び、ホラーへ。予告編怖い。。。

フリーソロ(9/6)

アカデミー長編ドキュメンタリー受賞作。スリルな体感型映画!?

アド・アストラ(9/20)

今年のSF映画枠。2015年の「オデッセイ」の再来なるか。

宮本から君へ(9/27)

昨年、心臓に鷲掴みにされた深夜ドラマの映画化。ドラマに続き、真利子監督。

ジョーカー(10/4)

ホアキンの激やせが凄い。監督は何とトッド・フィリップス。

アップグレード(10/11)

強くなっちゃう男の話。中二的妄想。愛すべきB級映画の香りがプンプン。

IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(11/1)

ホラー&青春ドラマの傑作の続編。監督も続投で安心。「ハイ、ジョージ♪」
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デッド・トゥ・ミー シーズン1 【感想】

2019-05-31 07:00:00 | 気になる映画


Netflixの海外ドラマ「デッド・トゥ・ミー」のシーズン1を見終わったので感想を残す。

最近、イマイチ興味を惹かれるNetflixドラマがなく、見始めても途中で離脱するシリーズが多いなか、久しぶりに最後まで見た。

各30分×全10話。

愛する夫をひき逃げによって殺された女性が、ひき逃げ犯を探すために奔走するという話。

犯人捜しのミステリーではなく、少し狂った人たちを描いたコメディというべきか。Wikiによると「ダークコメディ」とされている。
ひき逃げした犯人は主人公と同世代の女性で、もう1人の主人公として登場。夫を殺された女性は「ジェン」、その夫を殺した女性は「ジュディ」という。この2人が織りなすドラマが描かれる。

ひき逃げされた事実は明らかだが、その犯人に繋がる証拠が見つからず、警察による捜査は完全に手詰まりな状態。悲しみと怒りに震えるジェンは、車体にキズがついた車を写真にとっては、犯人につながる手がかりを見つける毎日を送っている。ヒステリックなおばさんという印象が強く、乱暴な運転をして悪態をつかれた車を見つけるなり、躊躇なく、破壊行為に及ぶ。

一方、ジュディは、自分が殺した男の奥さんと知って、ジェンに近づく。アメリカでよく描かれるグループセラピーで偶然知り合ったテイで、同じ痛みを持った者同士、仲良くしましょ、といった具合である。老人介護施設で働く彼女は、一見柔和でノーマルな人に見えるけれど、ジュディがジェンに近づいた理由は、彼女の悲しみを和らげる手伝いをする、ある種の罪滅ぼしのようなもの。「いやいや、あんたがその悲しみの元凶だから」というツッコミも届かず、ジュディはジェンと友情関係を築こうとする。

要は、2人ともヤバイ人。

2人が抱える、大切な人を失った痛みはしっかり響くものの、ちょっとネジのハズれた2人の個性に、共感とは遠いところで物語が進行。その後、2人は同居するまでの親友関係に発展し、その距離が近づけば近づくほど、ジュディの正体がジェンに知られるスリルが膨らんでいく。共犯であるジュディの元夫や、ジュディの新たな恋人になる刑事、そして知られざる夫の秘密などが絡んでいき、2人の関係性に変化をもたらしていく。

夫婦の関係や、子どもとの関係など、普遍的な家族の在り方に言及するなど、脚本は良くできているけれど、感情移入ができないばかりか、どのキャラクターにも魅力を感じない影響が大きく、海外ドラマ特有の引力は乏しい。

ジェンとジュディを演じる2人は、自身も理解できないであろうキャラクターを良く演じている。特に、ジュディ演じるリンダ・カーデリーニは無自覚で残酷なズルさを、良心の顔にカモフラージュしていて巧い。最近だと「グリーンブック」や「エンドゲーム」にも出ていたっけ。「ER」の頃が懐かしい。

30分という短尺なので見やすいのだが、10話というエピソードの数で見せるにはややイベント不足。最終話の結末を見る限り、シーズン2に続くと思われる。シーズン1同様、”犯罪隠し”がドラマの軸になると思うが、その領域から一歩出たダイナミックな展開に期待したい。

【65点】
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2018年注目映画10選

2018-01-14 08:00:00 | 気になる映画


豊作だった2017年の洋画。2018年も強力なラインナップが控える。
注目しているタイトルを10個まとめてみた。現時点(2018年1月13日時点)で日本公開が決まっているものに限定。上から期待度順。

1. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(4月27日)
MCUの1つの到達点になるか。ドリームチームなアベンジャーズに対するは、ラスボスのサノスだ。ガーディアンズとの合流も大変気になる。世界の興行収入を塗り替える事件になりそう。

2. シェイプ・オブ・ウォーター(3月1日)
敬愛するギレルモ・デル・トロが初オスカーを獲得すると思われる1本(おそらく監督賞として)。怪獣映画ながらベネチア国際映画祭で最高賞を得る快挙を果たす。

3. インクレディブル・ファミリー(8月)
数あるピクサーアニメのなかでも、自身の3本の指に入る傑作映画の続編がいよいよ登場。監督は前作に続き、ブラッド・バード。「トゥモローランド」の失敗を挽回してほしい。

4. レディ・プレイヤー1(4月20日)
映像化困難といわれたSFを、名匠スピルバーグがどのように料理するか。予告編にワクワクする。久しく3D鑑賞を控えているが、さすがに本作で解禁するか。主演は若手注目株のタイ・シェリダン。

5. レディ・バード(6月)
昨年、公開後1ヶ月近くロッテントマトで100%フレッシュをマークしていた映画。監督・脚本家としてデビューしたのは女優のグレタ・ガーウィグだ。主演のシアーシャ・ローナンのパフォーマンスにも期待。

6. RAW 少女のめざめ(2月2日)
アメリカのYouTuberの人が昨年のベスト映画の上位に上げていた映画。内容は人肉ホラーのようだが、それを超えるテーマが見えてくるとのこと。フランス人の女性監督の映画である点も興味深い。

7. ジュラシック・ワールド 炎の王国(7月13日)
傑作を生み出し続けるJ・A・バヨナがついに超大作映画の監督に抜擢された。エンターテイナーとしての手腕が試されるが、きっと面白い映画にしてくれるはず。

8. リメンバー・ミー(3月16日)
今年のアカデミー賞における長編アニメ部門で受賞が確実視されるピクサー映画。「死後の世界」というピクサーらしいオリジナリティー溢れる物語設定だ。

9. ブラックパンサー(3月1日)
2年前、「クリード」で体内の水分を搾り取ったライアン・クーグラー。今年もディズニーは若き才能を見逃さず、「インフィニティーウォー」に繋がる最重要作の監督に抜擢した。

10. ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(11月)
ハリポタよりもファンになった前作。前作で別れてしまったキャストが再び集まるらしい。嬉しい反面、別れのラストが美しかったため複雑な気も。出し惜しみのない魔法ファンタジーに期待。

ほかに今年のアカデミー賞を賑わせるであろう「スリー・ビルボード」「君の名前で僕を呼んで」「アイ、トーニャ」「ファントム・スレッド」あたりも非常に楽しみだ。例によって、まだ日本公開が決まっていない映画もたくさんあって、ジェームズ・フランコの監督&主演作である「The Disaster Artist」や「The Florida Project」「Wind River」は早く公開が決まってほしい。
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2017夏公開映画10選

2017-06-10 08:00:00 | 気になる映画
今年は昨年と打って変わって、外国映画の豊作年になる気がする。
今年の夏公開映画のなかで楽しみにしている映画を10個ピックアップしてみる。順番は公開順。

1. ジョン・ウィック チャプター2 <7月7日>

キアヌ・リーヴスが鮮やかに復活したアクション映画の続編。2作目のジンクスに陥らずアメリカでの評価も上々。

2. パワーレンジャー <7月15日>

最悪つまらなくてもOK。日本発の戦隊モノがハリウッドの本気によって映像化されたのを見届けたい。

3. ウィッチ <7月22日>

まず日本での公開が決まったことに安堵。2016年北米で最も支持されたホラー映画。待ち焦がれたー。

4. ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 <7月28日>

現在公開中のアメリカでは大不評だが、ダークユニバースの幕開けとして見逃せない1本。

5. スパイダーマン ホームカミング <8月11日>

3回目となる新生スパイダーマンの主役は大好きなトム・ホランド。アベンジャーズ色はほどほどに。

6. ベイビー・ドライバー <8月19日>

エドガー・ライトの新作は初のカーアクション映画。予告編がクールでテンションが上がる。

7. ワンダーウーマン <8月25日>

DCUがついに覚醒。興収&評価の両面で圧倒的勝利を北米で掴みとった。期待度がイッキに急上昇。

8. エル ELLE <8月25日>

鬼才変態ポール・バーホーベンが久々に称賛を浴びたスリラー映画。イザベル・ユペールの演技にも注目。

9. 新感染 ファイナル・エクスプレス <9月1日>

ナメた邦題だが、昨年の韓国でNo1ヒットを飛ばしたゾンビ映画。今年夏一番の注目作。

10. ダンケルク <9月9日>

ノーランが手掛ける初の実話モノ映画。予告編からも規格外のスケールが窺い知れる。

大作映画だと、まず最初に「パイレーツオブカリビアン」の新作が上げられると思うが、このシリーズには全く関心がないためスルーの予定。8月に公開されるトランスフォーマーの続編は観に行く。日本映画のなかでは「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(8月18日)や、是枝監督の新作「三度目の殺人」(9月9日)あたりが楽しみだ。映画の興行面では、ジブリファンタジーに対する世間の渇望感から「メアリと魔女の花」が1人勝ちすると思われる。今年もアニメが強いか。
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マッド・ドライヴ 【感想】

2017-02-18 08:00:00 | 気になる映画


新作DVDレンタルにて。
レコード会社で歌手の発掘・契約・育成をする仕事につく男の狂った日々を描く。舞台は1990年代のイギリス。音楽レコードが最も売れた時代であり、音楽業界は群雄割拠、生き馬の目を抜く世界だった。売れるアーティストを発掘する主人公は、結果は出さねば「クビ」のプレッシャーに追われると共に、己の出世を激しく欲する上昇志向に取り憑かれている。彼のガソリンはドラッグとアルコールであり、狂った精神状態に埋没する日常が続く。他者への思いやりも皆無で同情の余地のない主人公は、自らの利益のためだけに次々と悪事に手を染めていく。そんな主人公の転落劇になるか、それとも成功劇になるのか、その見極めに注視していく展開となるのだが、その結果がどうにも気持ち悪い。コトの顛末がなるべくしてなったという主人公の実力と紐づかず、個人の才能によって支えられる音楽業界において、本作のアプローチに納得しないという自身の考えも邪魔した。せめて主人公にそれでも引き付けられる魅力が欲しかった。主人公演じるニコラス・ホルトは果敢に汚れ役に挑む。巧い。巧いが、拭いきれない人の良さは、どうしようもない個性の問題。いくら崩れても美しい顔立ちだ。「フィルス」で悪徳警官を演じたジェームズ・マカヴォイ並みに弾けてほしかった。
【60点】
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マンチェスター・バイ・ザ・シー 【気になる映画】

2016-11-27 09:00:00 | 気になる映画


12月が近づき、北米ではいよいよ映画のゴールドラッシュが始まっている。各配給会社が賞レースに当てて自信作を次々とリリースしている。

次のアカデミー賞の主要部門でノミネート確実とされる映画が先週よりまた1つ公開された。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」というドラマ映画。
日本公開はまだ決まってないようなので、もしかすると邦題は変わるかもしれない。

家族を持たず一匹狼で生きてきた便利屋の男が、兄の死をきっかけにその子供(甥っ子)を引き取るという話らしい。

サンダンス映画祭での前評判に違わぬ絶賛レビューを集めており、ロッテントマトでは現時点(11/27)で96%のフレッシュを獲得。一般オーディエンスでも96%というハイスコア。感涙必死の傑作ドラマといったレビューが乱れ飛んでいる。

監督は日本のウィキペディアにも乗っていない、ケネス・ロナーガン。小作ながら、「マーガレット」など佳作を生み出し続けている映画監督だ。主人公演じるのはケイシー・アフレック。「ベン・アフレックの弟」という枕詞は今や昔。演技派の地位を確立している彼が本作にてキャリアベストのパフォーマンスを見せているとのこと。主演男優賞にて「ジェシー・ジェームズの暗殺」以来のオスカー候補になると予想。そして、彼の恋人役を演じるミシェル・ウィリアムズも見逃せないらしい。

他に注目ポイントとしては2つ。
1つは俳優である、マッド・デイモンがプロデューサーに名を連ねていること。映画賞で作品賞に選ばれれば彼がスピーチする可能性あり。そしてもう1つは、Amazonが配給しているという点。Netflixに代表されるように、映像ストリーミング会社のコンテンツ力は年々上がっており、近年ではTVドラマだけでなく、劇場映画でも、その品質面で既存の製作会社を脅かす存在になっている。昨年、Netflixの「ビーストオブノーネーション」がオスカーに嫌われたのは残念だったが、本作の製作にはAmazonは関わってないみたいなので問題はないかと。

ケイシー・アフレックファンとしては、日本公開が待ち遠しい1本だ。

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Moonlight 【気になる映画】

2016-10-28 08:00:00 | 気になる映画


今年は昨年と打って変わって洋画の不作年だ。アクション大作が軒並み期待ハズレであり、オスカーに絡んだタイトルも突き抜けた映画がなかった。現時点で私的90点オーバーは上半期の「オデッセイ」と「レヴェナント」のみで、全身が震えるほどのお気に入りである95点オーバーの映画が、このブログを始めた2010年以降初めて、今年は出でこないように思う。残り2カ月の公開ラインナップを見ても期待できるタイトルがない。今年の日本映画は例年と比べると良作が多いけれど、それでも個人的には洋画と比べるとまだまだ見劣りする。

今年は残念・・・ということで、来年公開の映画に期待する。
年末に向けてオスカーレースを意識したタイトルが、ぞくぞくと北米で公開を迎えている。これらのすべてが来年にようやく日本で公開される。(あるいは未公開)

で、前から気になっていた映画「Moonlight」が先週より北米公開され、現時点で今年No.1ともいえる絶賛評を集めている。

マイアミの貧困地区を舞台に、1人の黒人青年の成長を、子ども時代、思春期、青年期と3つの時代を通して描いたドラマとのこと。主人公がゲイであるという点も大きなテーマとなっており、黒人コミュニティ特有のジェンダーに対する意識が主人公の生き様に深く関わっていくらしい。トレーラーを見る限り、とても鮮烈でエモーショナルな物語になっている模様。「Moonlight」(月光)という美しいタイトルの由来も気になる。

現時点(10月27日)で、Rottentomatoでは批評家レビューで99%(!)のフレッシュを獲得。オーディエンスでも93%の支持というトンデモないスコアを叩きだしている。要は誰がみても間違いない傑作ということ。来年のアカデミー賞に絡んでくるのは間違いなさそうだ。

配給は「A24」。最近だと「ルーム」や「エクス・マキナ」などを配給していて、優れたインディーズ映画を扱う配給会社として知られるようになった。

注目するのは本作で黒人コミュニティのボスらしきキャラを演じているマハーシャラ・アリだ。「ハウスオブカード」のレミーである。本作のパフォーマンスで、オスカー助演男優賞にノミネートされると予想。映画の出演は「ハンガー・ゲーム」の脇役など、あまり恵まれていないため、彼が映画界でスポットライトを浴びるのはファンとして喜ばしいことだ。

あぁ気になる。日本での公開が早く決まってほしいな。

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2016夏公開映画10選

2016-06-07 09:00:00 | 気になる映画
6月に入った。夏公開映画のプロモーションもぼちぼち始まっているが、続編シリーズに湧いた昨年に比べると、今年のラインナップは一見地味な様子。そんななか、個人的に期待値の高い映画を10本選んでみる。対象は7月~9月上旬までの公開予定作。

1.ウォークラフト(7月1日公開)

「映画は監督でキマる」と最近改めて思う。それはジャンルや規模の大小に問わずで、最近だと「クリード」のライアン・クーグラーや、「シェフ」のジョン・ファヴローとか。そして、今度はダンカン・ジョーンズが満を持して大作映画に挑む。。。。が、公開を今週末に控えた北米では早くも「大失敗作」の噂が。。。。

2.ジャングル・ブック(8月11日公開)

ジョン・ファヴローが大作映画にカムバック。北米で公開されるやいなや絶賛の嵐が吹き荒れる。フルCGで作られた野生の息吹に目を奪われる。豪華過ぎる声優陣にも注目。

3.X-MEN:アポカリプス(8月11日公開)

大大大好きなXメンシリーズの続編。そして今回の敵は最強のミュータントで噂される「アポカリプト」。演じるのはオスカー・アイザック。若き日のジーン、ストーム、サイクロップスたちも登場。北米での賛否が気になるが。。。

4.スーサイド・スクワッド(9月10日公開)

公開をただただ待っている。評価・興収の両面で水をあけられてしまっているマーベル映画とは一線を画し、我が道をゆくDC映画。その逆襲の決定打となるか、極めて重要な1本。監督はデヴィッド・エアー。「毒をもって毒を制す」って好き。

5.ブルックリン(7月1日公開)

シアーシャ・ローナンが大人の女優としてステップアップした称賛された恋愛ドラマ。ロッテントマトでは200レビューオーバーで驚愕の97%のフレッシュを獲得、その完成度は折り紙付きのようだ。久しく恋愛映画を映画館で見ていないので楽しみ。

6.ファインディング・ドリー(7月16日公開)

昨年「インサイド・ヘッド」で見事な復活を遂げたピクサー映画が、いよいよ名作アニメの続編を放つ。監督はオリジナルと同じアンドリュー・スタントン。

7.インデペンデンス・デイ:リサージェンス(7月9日公開)

おそらく夏公開映画のなかで最も予算をかけた大作らしい大作。オリジナルは何と20年前の公開作。監督は同じくローランド・エメリッヒ。20年後の今、どんな進化を見せてくれるか。

8.トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(7月22日公開)

神ドラ「ブレイキング・バッド」のウォルターこと、ブライアン・クランストンが映画界でもその真価を示した1本。その座はディカプリオに持って行かれたが、TVドラマ界、演劇界で頂点に立った男がオスカー候補に上がったことは大変な快挙だった。

9.ゴーストバスターズ(8月19日公開)

昨今のリメイクブームの流行にのってか、30年のときを経て幽霊退治が戻ってくる。監督は「ブライズメイズ」「SPY」等のポール・フェイグ。とくれば、やはり得意な女子たちによるコメディにアレンジ。マシュマロマンは出てこないか。。。

10.死霊館 エンフィールド事件(7月9日公開)

傑作ホラー「死霊館」の続編。監督は前作に続き、ジェームズ・ワン。予告編がすでに怖いんですけど。。。。
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デッドプール 【気になる映画】

2016-02-20 08:00:00 | 気になる映画


先週末より全米で公開された「デッドプール」が大変なヒットになっている。これはエラいこっちゃ。

週末だけで製作費の倍以上となる1.3億ドルを稼ぎ出し、2月公開作としては最高記録を樹立。これは本家XMenシリーズを軽く上回るだけでなく、本作を配給する20世紀FOXとしても歴代最高記録でもあるらしい。しかも、この映画はR指定なのに。凄いの一言だ。

癌にかかった男が、その治療と引き換えに受けた人体実験に末、超人的な治癒力を身につけ「デッドプール」として活躍(?)する話らしい。
「XMenウルヴァリン」でも登場したキャラだったが、そのビジュアル、個性は全く異なるようだ。トレーラーを観ると日本の変態仮面と同じ匂いがする。

過激描写により、レッドバンドのトレーラーが公開された当時から話題になっていたものの、まさかこれだけハネるとは誰が予想しただろう。昨今のアメコミ映画のシリアス路線に、観客たちは飽きてきたのかもしれない。

本作の大ヒットと比例するように、映画の評判もすこぶる良く、ロッテントマトでは現時点(2/19)で、84%のフレッシュを獲得。注目すべきはオーディエンスのスコアが95%という超ハイスコアな点だ。映画ファンの熱狂的な支持を得ていることがわかるが、最近、自分がハマっている、海外ユーチューバーの映画レビュー動画でも、一様に最上級の評価を提示しており、これまでのヒーロー映画にはない魅力に溢れた傑作らしい。
めちゃくちゃ気になる。

日本公開は6月。まだ4カ月も待たねばならぬか。
相変わらず日本の映画公開は遅い!

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2016年注目映画10選。

2016-01-24 15:53:47 | 気になる映画
今年、個人的に注目している洋画タイトルを10個ピックアップしてみた。
上から、期待している順。()は日本公開予定日。

1. レヴェナント:蘇えりし者(4月22日)


2. ウォークラフト(公開時期未定)


3. スポットライト 世紀のスクープ(4月)


4. X-MEN:アポカリプス(8月)


5. スーサイド・スクワッド(公開時期未定)


6. デッドプール(公開時期未定)


7. ルーム(4月8日)


8. ボーダーライン(4月9日)


9. 高慢と偏見とゾンビ(公開時期未定)


10. バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(3月25日)


マーベル映画ファンとしては、「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」を入れて然るべきなのだが、キャプテンとアイアンマンの「身内喧嘩」を予告編で「どうだ!意外だろ?!」と見せられても全くテンションが上がりません。劇場には足を運びますけど。

昨年は往年の大ヒットシリーズの続編のオンパレードだった。かなり強引な言い方をすると王道的なエンタメ作が多かったが、今年は変形型でなかなか異色作が多い。

まず2番目に上げた「ウォークラフト」。先日亡くなったデヴィッド・ボウイの息子であり、これまでの作品で抜きん出た才能を発揮してきたダンカン・ジョーンズが、オンラインゲームの実写映画化に挑む作品。人間、ドワーフ、エルフたちが戦う世界をCGのキャラクターを多用して映像化している模様。コケそうな匂いも多分にするが、ダンカン・ジョーンズがどう料理してくれるのか非常に気になっている。

そして、「スーサイド・スクワッド」と「デッドプール」。「スーサイド・スクワッド」はDCコミックのヴィランたちが大集合する映画で、予告編の仕上がりが素晴らしく傑作の香りが匂う。主演のハーレー・クイン演じるマーゴット・ロビーの仕上がりにも注目。「デッドプール」の予告編では早くもレッドバンド版が登場し、そのバイオレンス描写や中国での公開禁止が話題になっている。両作とも真っ当なヒーロー映画になっているとは思えず、楽しみである。

「高慢と偏見とゾンビ」は、2005年にキーラ・ナイトレイ主演で映画化もされた「プライドと偏見」(原作「高慢と偏見」)に、ゾンビを掛け合わせてしまった、まさかのホラーアクションムービー。予告編のテンションも極めて高く、ドラマ「ダウントンアビー」や映画「シンデレラ」のリリー・ジェームズが、クラシカルな衣装そのままにゾンビを倒しまくるという内容。

「バットマン vs スーパーマン」はある意味、邪道の極みか。スーパーヒーロー同士を戦わせるために何の意味があるのか、予告編を観る限り不明である。両社のパワーバランスを保つためにバットマンがアイアンマンみたいなロボットスーツを着ているのが嫌な予感。期待よりも不安が大きい。

自分の好きな監督・俳優の新作にも注目で、来月開催されるアカデミー賞を賑わすであろう、イニャリトゥ監督&ディカプリオが夢のタッグを組んだ「レヴェナント:蘇えりし者」、トム・マッカーシー監督の「スポットライト 世紀のスクープ」、ブリー・ラーソンが主演女優のオスカーを獲得するであろう「ルーム」、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作「ボーダーライン」。公開ラッシュを迎える4月が待ち通しい。

夏以降の話題作の公開は、これからといったところか。
日本公開が決まっていない新作としては、リンクレーターの「Everybody Wants Some(原題)」、ポール・グリーングラスの「Bourne Sequel」(ボーンシリーズの続編)、スコセッシの「Silence(原題)」、ジェフ・ニコルズ「Midnight Special(原題)」あたりが楽しみだ。

今年も良い映画に出会えますように。
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Spotlight 【気になる映画】

2015-11-18 09:00:00 | 気になる映画


11月に入り、今年の賞レースを賑わすであろう2本のタイトルが北米で公開された。

1つはシアーシャ・ローナン主演で1950年代、アメリカに移民としてやってきたアイルランド系女子の恋愛模様を描いた「Brooklyn」。そして、もう1つが実在の事件を基に描いた社会派ドラマ「Spotlight」だ。両作品ともアカデミー賞の主要部門に絡むことが確実視される期待作だが、今年のトロント映画祭で喝采を浴びていた後者の「Spotlight」の動向が以前から気になっていた。

「Spotlight」は、カトリック教会の神父たちによる児童虐待の全容を暴こうとする新聞記者たちを描いた物語らしい。

Rottenでのスコアは、現時点までに100レビュー越えで97%フレッシュを獲得。オーディエンスの指示を95%という凄まじい絶賛ぶりだ。とりわけ宗教大国であるアメリカにおいて、カトリック教会を扱った内容にも関わらず、このスコアはよほどでないと獲得できないはずだ。センセーショナルな事件の解明に留まらず、ジャーナリズムに真っ向から対峙した意欲作とのこと。その主役である記者たちに対して敬意を表しながらも、英雄視しないスタンスが評価されている模様。

監督は俳優としても活躍するトーマス・マッカーシー。「扉をたたく人」をはじめ、その数は少ないながらも傑作を生み出し続けてきたマッカーシーだが、自身初となる社会派ドラマでキャリアベストの賛辞を獲得している。

そして、賛辞の的になっているもうひとつの要因は豪華キャスト陣たちのアンサンブル劇である。名優マーク・ラファロを筆頭に、「バードマン」での記憶が新しいマイケル・キートンに、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュライバー、スタンリー・トゥッチなど、ヨダレものの実力派たちが名を連ね、彼らのパフォーマンスによってパワフルなドラマになっているようだ。アカデミー賞では、個人演技部門でも本作から候補に上がることは間違いないだろう。

日本での公開はまだ未定。「Spotlight」の原題の意味も気になるところ。
早く日本公開が決まってほしいところだ。

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Room 【気になる映画】

2015-10-25 10:00:00 | 気になる映画


今月から始まっている北米での話題作映画の公開ラッシュ。賞レースを狙える注目作が期待通りの評価を得ている。

そのラインナップは、リドリー・スコットの「オデッセイ」、ロバート・ゼメキスの「ザ・ウォーク」、ダニー・ボイルの「スティーブ・ジョブス」、スピルバーグの「ブリッジ・オブ・スパイ」といった、いわゆる名匠と言われる監督たちのタイトルばかりだ。
しかし、そんな中、先週より公開された映画で、個人的に注目していたタイトルが、それらを上回る絶賛評を浴びている。「今年最高のインディーズ映画」と言われている。

「Room」(原題)という映画だ。

「Room」という部屋に監禁され、生まれ育った母と子どもが、外の世界に脱出し、一般の社会生活に適応しようとする話らしい。
実際にあった事件を基にした同名小説の映画化らしい。シリアスなドラマだが、暗く閉塞感に陥ることなく、希望ある感動のヒューマンドラマに仕上がっているとのこと。

そのレビュー数はまだ100に達していないものの、現時点のロッテントマトのスコアは96%のフレッシュを獲得。また、先に開催されたトロント映画祭では並みいるタイトルを押しのけ、堂々の観客賞を受賞している。同賞の受賞は、過去にアカデミー賞の作品賞に多く繋がっていることから、一気にアカデミー賞の本命に名乗りを上げた格好だ 。

監督は、前作でマイケル・ファスペンダーが被り物キャラを演じた「FRANK -フランク-」を手掛けた、レニー・エイブラハムソンだ。「FRANK -フランク-」は北米での批評家からの好評とは裏腹に、観客の支持を得られなかったが(自分も全くハマらず)、本作はロッテントマトのオーディエンスのフレッシュは93%で、映画ファンが観ても楽しめる内容になっているようだ。

そして、主人公の母を演じるブリー・ラーソンと、その子どもを演じたジェイコブ・トレンブレイへの大きな賛辞が飛び交っている。トレーラーを観ると2人のエモーショナルな演技の一端が見られる。ブリー・ラーソンの演技を観ると泣きそうになるな。。。

2013年の「ショートターム」にて、ブリー・ラーソンがアカデミー賞にスルーされたことを根に持っているが、本作では、ノミネート確実どころか、受賞最有力との声が挙がっている。ファンとしては嬉しい限りだ。子ども役のジェイコブ・トレンブレイは、トレーラーを観ると、可愛らしい女の子なのだが、本人も役柄も男の子のようだ。彼の空を見上げるイノセンスな眼差しが印象的だ。

非常に気になる映画だ。

日本公開は、「ショートターム」の時と同様にまだ未定である。アカデミー賞に絡めば、近くのシネコンでも上映してくれるだろう。今後の賞レースの行方を追っていきたい。


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ボーダーライン 【気になる映画】

2015-10-20 08:00:00 | 気になる映画


年末まで3ヶ月を切り、賞レース狙いの期待作が北米で続々と公開している。そしてその多くが批評家の好評を得ており、期待していた映画が「やっぱり面白い」という太鼓判を押されている状況だ。

その口火を切ったのが、「Sicario」(原題)だ。今月に入って北米での拡大公開が決まって早々に日本での公開が決定した。邦題のタイトルは「ボーダーライン」だ。

メキシコの麻薬カルテルと警察の攻防が激化するなか、FBIの女性捜査官がカルテルのボスを逮捕するためのミッションに加わるという話らしい。

原題の「Sicario」はメキシコで「殺し屋」を意味する言葉らしい。そのまま邦題にすると変な感じになるため、主人公が過酷なミッションを通じ て、善悪の境に苦悩する様子を表現して「ボーダーライン」としたらしい(たぶん)。トレーラーを観る限り、どうやら、大変凄みのあるクライム・サスペンスに仕上がっている模様。監督は「灼熱の魂」の成功を機に、「プリズナーズ」「複製された男」でハリウッド俳優たちを起用した作品を生み出しているドゥニ・ヴィルヌーヴ。

現時点における、ロッテントマトのスコアは93%のフレッシュを獲得。堂々のオスカー賞レース参戦っといった感じだ。
特に、主人公演じるエミリー・ブラントと、主人公の手助けをする傭兵役を演じたベニチオ・デル・トロは、それぞれ主演女優と助演男優の部門でノミネートが確実視されている。実力派として注目しているエミリー・ブラントがようやく日の目を見るようで嬉しい。

日本公開は来年の4月で、あと半年以上待たねばならないのが残念。

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インサイド・ヘッド 【気になる映画】

2015-06-26 09:00:00 | 気になる映画


今年は、ハリウッドがいろいろとアツい。
日本でも公開中の「マッドマックス~」が、空前絶後の絶賛を受けたと思えば、現在アメリカで公開中である「ジュラシック・ワールド」が歴史的な特大ヒットを飛ばしている。そして、先週末より公開されたピクサー映画「インサイド・ヘッド」が、これまた大変なことになっている。

映画の中身は、とある少女の心の中に住む、5つの感情「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」が、ハプニングに見舞われ大冒険を繰り広げる話らしい。興奮と感動で涙が止まらない映画のようで、レビューを見ると、2010年の「トイ・ストーリー3」の熱量に似ている。かつて映画界の絶対王者であったピクサースタジオだったが、「トイ・ストーリー3」以降、「カーズ2」、「メリダ~」、「モンスター~」と、どれもパッとない作品をリリースし、その座は現在、ディズニーアニメに取って代わられた(同じ資本だけど)。「ピクサースタジオといえど、続編に頼らざるを得ないか」という印象が強まっていたなか、堂々の完全オリジナル作品としてリリースされた。これが大成功。その圧倒的な出来栄えに「お帰りなさい!ピクサー!!!」など、その復活を高らかに謳うレビューが目立つ。

こうした、批評家たちからの前評判が功を奏したのか、興行収入はオープニングで9000万ドルを稼ぎ出した。これは、ピクサー映画史上2位の記録。凄い。不幸にも「ジュラシック・ワールド」が異常なヒットを継続しているため、ピクサ ー映画として初の2位発進となったが、これは大変な快挙といえる。RottenTomatoのレビューを見ても、その絶賛ぶりは凄まじく、98%のフレッシュを獲得(かつてのピクサーの平均レベル)、オーディエンスでも90%の支持を超えている。

日本での公開は7月18日。あと3週間後だ。日本でも今年の夏映画の中で最大ヒットになる予感。非常に楽しみだ。
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マッドマックスの新作の評価が、トンデモないことになっている件。

2015-05-16 07:00:00 | 気になる映画


これは事件だ。

日本で来月20日に公開される「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が北米で封切られた。

オリジナルシリーズの監督、ジョージ・ミラーが同作を30年ぶりに復活させたわけだが、北米での評価がありえないことになっている。
RottenTomatoで早くも200近いレビューが寄せられているが、
その支持率が何と「99%」!!!!
驚愕だ。

このテのアクション映画としては、前代未聞の超絶ハイスコアであり、今年最も評価された映画は本作で確定ではないだろうか。
作風からして、アカデミー賞をはじめとする賞レース向きではないが、それでもこの圧倒的な評価は無視できないだろう。

何がそこまで人々の絶賛をかっさらっているのか。
期待が高まる。何とか試写で早く観てみたいものだ。

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