から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

トロン:レガシー 【感想】

2010-12-23 23:52:55 | 映画
待望の3D映画、トロン:レガシーを観た。

しかも、わざわざ川崎のアイマックスで観る。
アイマックスは一年ぶり、あの「アバター」以来。
アバターをアイマックスで観たときの感動をいま一度!っというほどの期待だ。

観終わった感想は、面白かった。。。。というより個人的なツボに入った。

観始めて本作の設定や因果関係がわかりにくく、理解しようとしたが、
考えるのを途中からやめ、全ての展開を肯定し単に映像を楽しむことにした。

中盤の乗り物が出てくるあたりから、激しく没頭。。。
バイクのしなやかなデザインと走り、バイクの光ウネウネレーシングバトル。
空中で棒からミニ飛行機を出現させ、そのまま全速力で飛行、
そしてまた光のウネウネが出て激しい空中バトル。。。これは男子なら誰しも大喜び。
独特なキャラクターのメイクやコスチューム、有機質をそぎ落とし、
光と白と黒だけで構成されたクールで、ダイナミックなビジュアルは、
少なくとも私がこれまで見た映画のいずれにもない。
これはブレードランナーやアバターを初めて観た時の感覚に近い。

うん、めちゃくちゃタイプ、どツボだ。

本作の世界にこれほど、のめりこめたのは作品自体の力だけではなく、
劇場のアイマックスの力によるものも大きいと感じる。

この一年間でアイマックス以外の他の映画館で3D映画を5回ほど観たが、やはりその差は歴然。

3Dでの自然な奥行き感やクリアな映像はもちろんのこと、
本作を観て音響の良さを改めて実感する。
本作では多くの乗り物が出現するが、その激しいアクションと連動した特殊音が
観る者の体全体に伝わり、あたかも、その場に居合わせているようだ。
アイマックスのCMで風を感じる少女のシーンがあるが、その臨場感は決して大げさではない。

この手の映像を楽しむ映画は、3D映画だけではなく2D映画でも
アイッマクスで観る価値は十分ありそうだ。

本作は、28年前の続編であったこともあり、
個人的にストーリーを100%消化できなかったことが残念だったが、
そのビジュアルが激しくカッコよい!!

BD販売までに、下調べをして、もう一度じっくり、トロンの世界を満喫したいと思う。

【80点】










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ノルウェイの森 【感想】

2010-12-22 01:19:04 | 映画
大学生の時、私の周りには自称含めて読書好きな友人が多かった。
旅サークルや写真部とくれば、本との親和性は高い。
中でも村上春樹の本を好んで読む友人が多かった。
私は高校時、学校の課題図書で強制的に村上作品を5~6冊読まされる機会があったが、
想像力のなさか、そもそもの読解力のなさか、その世界に入り込むことはできなかった。
なので、大学生時、周りが村上作品の新作を読み、それをいくら薦められても一度も読まなかった。
最も薦められた村上作品を振り返ると、昨日観た「ノルウェイの森」だった。

映画の感想は。。。。。個人的にハマれなかった。
原作を読んでいないので、それがイコール原作と自分の相性なのかはわからないが、
2時間超えの上映時間が非常に長く感じだ。

全体に流れる幻想的な風景や音楽、質感のある描写、
くっつきそうでくっつかないようなキャラクター同士の間合い等、
おそらくそれらが原作の世界観なんだろう。

「勃起してるの?」
「もちろんさ」
「じゃあ、手で。。。」

目を閉じれば、ロマンポルノを彷彿とさせるセリフが何のためらいもなく出てくる。
美しい風景をバックに、これまた美しい俳優たちがそのあたりを演じると、エロではなく、
文学的な美しき性の世界になる(!?)。。。作品のテーマは「性」なのだろうか。
だから、友人は私にこの作品を薦めたのであろうか。。。嫌いじゃない。
しかし退屈なのはなぜか。

その映画が面白いかどうかは、第一にキャスティングにかかっていると個人的には考える。
魅力的なキャラクターをどれだけ魅力的に役者が演じられるかだ。
どんなに完璧な脚本、演出があっても、役者を含め映画のキャラクターを愛せなければ、
作品自体面白くならない。本作では、キャラクターが限定される分、その色が一層濃くなる。

主人公ワタナベ演じる松ケンは素晴らしい。
番宣で最近いろんなメディアで見かけるが、撮影中は減量したのであろう(最近太っただけ!?)
色白で、線が細く、60~70年代のファッションがひたすら似合い、激しくカッコいいのだ。
それは佇むだけで絵になるほどで、スター性すら感じる。独特のセリフ回し、漂う視線、
自然と同化するようなオーラ、その存在感はどこか浮世離れしていて、
映画の世界感に一層の深みを与える。
映画館の大スクリーンをもってして、松ケンの起用は大成功といえる。
菊池凛子も相変わらずうまい。もう少し松ケンに合わせて若いキャスティングでもよかったかもだが、
まあ無駄にキレイ過ぎず、ガチャピンに似てる感じは可愛くて個人的にツボだった。
永沢演じる玉鉄も、キャラクターをよく理解しているみたい、スマートで俗っぽい永沢を好演している。
キズキ演じる高良も出番少なし、セリフ少なしの中、松ケン、菊池の間にあって、
理解不能で、誰も立ち入れない世界をもつキャラに、説得力があって十分な存在感。
うれしい発見は永沢のカノジョのハツミ演じる初音映莉子。
こんな上手い役者さんがいたんだ~という感じ。永沢へ愛と嫉妬の狭間を行き来する。
その存在は儚く美しい。
ワタナベたちとの会食のシーン、静かで燃えたぎる彼女の感情の起伏は見事で、
映画史に残る名シーンといえる。そこだけもう一度見たいくらいだ。

しかし問題は、緑役の水原希子(の起用)だ。情熱大陸で彼女の奮闘ぶりを見て、
完全にひいき目になっていたが、残念。演技があんまり上手くない。
そして彼女のキャラクターと役が合っていない。興冷めし、首をかしげる場面が多かった。
おそらく、原作においても緑というキャラクターは、ワタナベの「再生」のきっかけとなる、
とても重要なキャラなんだと思う。映画の中での緑は間違いなくエロス(いやらしさ)と悲壮感を
併せもたないと成立しないはず。映画の中の彼女は残念ながら「緑」ではなく、モデル「水原希子」。
おしゃれが似合う可愛いだけの女の子だ。彼女が「ヤりたくてしかたないわ」と言っても
ムラムラしないし、「もう不幸になりたくないの」と呟かれても「いつ不幸だったの?」って感じだ。
死にそうなお父さんを目の前にしても、他人の距離感のまま。悲惨な顔のお父さんと
なぜかノーテンキな(に見える)娘という構図は笑いを禁じえない。
魅力的な人物であるはずの緑。彼女の演技力どうこう以前に、キャスティングが悪かったんだと思うが、
作品の完成度に大きな水を差した。

本作のホントのテーマはたぶん「喪失と再生」なのだろう。
その類の傑作は洋画、邦画問わずあるが、本作は面白くない。

大学時の友人たちを思い出す。みんな元気にしてるかな。
本作を観に行くのかな。。。

【40点】

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レミーのおいしいレストラン【感想】

2010-12-15 00:37:45 | 映画
『ピクサーは世界一の映画製作スタジオ』

『驚異の10割バッター、ピクサー』

『ピクサーの辞書にハズレという言葉なし』

 ・・・・・・(すべて自称)

映画製作会社、ピクサーアニメーションスタジオを賞賛する言葉には際限がない。
作品のクオリティは勿論のこと、観た者を必ず幸せにしてくれる。
昨年の「カールじいさんと空飛ぶ家」で完全に魅了され、その思いは確信に。
今年の「トイストーリー3」で映画界の頂点というその地位はゆるぎないものとなった。

先月より未だ観ていなかった作品を中心に、ピクサー振り返り鑑賞が流行る。(自分の中で)
『ファインディングニモ』⇒『カーズ』⇒『モンスターズインク』⇒

そして今回の『レミーのおいしいレストラン』だ。
ハイレベルなピクサー作品の中でもキラリと光る傑作だ。

本作は簡単にいうと、フランスのパリを舞台にねずみがフランス料理を作る話。
ねずみといっても二十日鼠などの多少なりとも人間が愛着を持つねずみじゃない。
いわゆるドブネズミだ。ドブネズミの不潔なイメージと美味しい料理のイメージが全くリンクしない。
話だけ聞けば、意外性を通り越し、どこか気持ちが悪い。。。。

だけど、映画を観ると、その先入観はどこえやら、
ねずみのレミーに完全に感情移入し一喜一憂。
レミーが作る料理を見ればお腹が減って仕方ない。
『カーズ』同様、凝り固まった先入観は、ピクサーマジックを前に感動に変わる。
ピクサーマジックの源泉は圧倒的な『脚本力』と『演出力』。
それらは本作における、ねずみ、レストラン、人間という
限定的な設定、空間を、膨張させ大きな世界にした。
キャラクターたちは見事なまでに生を吹き込まれ、
ねずみのレミーと人間のリングイニの友情にホロリとさせられる。
練りに練られたであろう展開、見せ方一つ一つに目が離せない。

本作で「キラリと光る」部分はもう一つ、『描写力』。
レミーが初めて見るパリの夜景の美しさ。
レミーが走り回るパリの町の空気観。
レミーが作る料理のシズル感。。。旨そう。。。
当然ながら脚色された描写であるといえるが、まあ綺麗。
レミーに映る世界と思えば自然に入ってくる。
ピクサーが、アニメであることの優位性を正しく理解している結果であるといえる。
この『描写力』により、BD購入は必至となる。

ここまで褒めてちぎっている本作であるが、
惜しむらくは、またもやタレント起用の声優。
役者であろうが、基本声優とはまったく異なるスキルが必要な職種。
普通のタレント、俳優は基本声優をやっちゃダメだ。
ピクサーの初期~中期作に関しては、日本に浸透していない、
そのネームバリューを補い、広告宣伝のため、
キャラクターの声優にタレントを起用する傾向があった。(今もあるけど)
モンスターズインクの爆笑の田中、カーズのシローラモ等、
「??」と思いながらも、作品の力にも支えられ、なんとか持ちこたえたが、
本作のレミーの人間の親友、重要な役であるはずのリングイニを
演じた佐藤隆太は最後まで駄目。違和感以前の問題。
リングイニが作中で初めてセリフを発した時、
リングイニの口の動きと佐藤隆太の声が露骨にずれ、再生機の故障かと思うほどだった。
本作の致命的なアダとはならない(願いが強い)が、プロの声優がやったら
感動はひとしおであったことは確実だ。
なんとか、もう一度録り直してくれないだろうか。。。

といってもやはり、
総じれば本作は私にとって大好きなピクサー作品。
大好きな映画の一本となった。

【85点】







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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1【感想】

2010-12-09 00:09:06 | 映画
ハリポタの新作を観た。

シリーズの最終章の前編だ。
前後編の2部にわざわざ分けることに対し、
製作サイドのイヤラシサを感じ、抵抗感をもっていたが、
分ける必要があったかどうかはさておき、大満足の出来だった。

1、2、3と劇場で観た。
4以降のシリーズは劇場では観ず、DVDで鑑賞。
回が進むにつれ、壮絶な魔法バトルが繰り広げられることに期待するが、
その展開が一向にヌルい。メインキャスト3人は、周りの人間がいくら死のうが結局安全なのだ。
あくまで、魔法ごっこの延長の粋を出ず、回を追うごとに失望するハリポタであったが、
今回の新作に対する他メディアのレビューで「暗い」「ホラー」「激しい」等の
従来のハリポタのイメージを払拭するようなコメントが散見され、
あきらめていたハリポタにささやかな期待を抱き、劇場で観ることにした。

いやあ、面白い。。。。
監督が違うからか、そもそも原作が面白いのか、その要因はわからないが、
今までのハリポタを一蹴するような作品となった。
冒頭から容赦ない激しいアクションが展開。
この作品が今までのシリーズと一線を画すことを感じる。
展開が進んでもその緊張感が緩むことなく、突っ走る。
メインキャストの3人が傷だらけになってリアルに痛みを感じ、
悶え、苦しみ、悩み、死への恐怖を感じる。
笑いの要素はほぼない(なくてよい)。
魔法の杖から発される波動(?)が惜しみなく連発される。
敵とのバトルは、銃撃戦さながら。そのアクションはなかなかの迫力。
終始アクションだらけではない。映画館の大スクリーンを意識した、
壮大で非現実的な風景(どこにあるんだろ?)が随所に広がり、観るものをあきさせない。
キャラクターの心情と風景をうまくリンクさせているのも興味深い。

ハリー、ハーマイオニー、ロン、みんな大人の顔に。
ハーマイオニーがキレイになってる。ハリーとのラブシーンに説得力あり。
ロンの必死の形相すごし。ヘレナボナムカーターがほんとに怖い人になってる。。

一度出て行ったロンが、また戻ってくるシーンの動機付けが不明等、
随所にスムーズにいかない部分あれど、ハリポタの変革に拍手。(もう終わりだが。。。)

最終章を前後編に分ける必要はないかもしれないが、
もう一度、この続編としてハリポタを観れることに感謝。
後編が楽しみだ。

【70点】







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コーヒーゼリー。

2010-12-08 00:17:30 | 日記
今日(昨日)夜、仕事で付き合いのある雑誌社の方と食事をする。
雑誌社の方の好意に甘え、ご馳走になる。

雑誌社メンバーのうちの一番後輩の担当者の方の話になり、
その彼は基本Mだとその場で告げた。

周りがいうに彼の定番トークらしいが、コーヒーゼリーの話。

コーヒーゼリーに白いミルクをかけ、女性に食べさせる。
当然ながら女性の口の中で、コーヒーゼリーとミルクが
ぐちゃぐちゃにミキシングされる。女性にゼリーを飲み込ませない状態で
彼は女性の足元に仰向けになり、口をあける。
ミキシングされた原型を留めていないゼリーを女性の口から吐き出させ、
落下するゼリーを彼の口で受け止める。それが快感らしい。
そのゼリーを下の彼が食すことが目的はなく、口から受け止めきれなくてもよく、
逆に受け止めきれず、口からあふれる感覚がよいらしい。

彼のプレイスポットは「3A」。
青山、麻布、赤坂の略らしい。
その3A近辺で遊ぶ女性は上記のプレイに感度が高いらしく、
2人に1人は賛同するらしい。。。。

まあ、どこからどこまでホントかわからないが、
話のネタになった。




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えびすロール

2010-12-06 23:30:09 | グルメ
今日、帰宅中、高崎線遅延により、大宮駅で足止めを食らう。

大宮駅での時間つぶしはエキュートぶらぶらとほぼ決まっている。
ぶらぶらついでにせっかくだからと、大概何を購入する。JRの思うツボだ。

定番はPAOAPOの肉まんか、パティスリープラネッツのシュークリームだ。
旨いは当たり前、コストパフォーマンスが定番の条件だ。

今日はPAOPAOの肉まんにしようと思ったが、ラスト1個だったので、購入をやめる。

その近くで、関西で有名だというパティスリーブラザーズが期間限定出店している。
本店がある西宮の食べログを、先週調べたら、シュークリームがなかなか旨いとのこと。
よし、シュークリームを買おうと向かうが、ショーケースにシュークリームの気配なし。
「シュークリームおいてないですか?」と聞くと
「これがシュークリームです」と四角い物体を指差す店員のお姉さん。
「・・・??」
話を聞くとこれはギフト用(?)のキューブ型のシュークリームとのこと。
この店ではそれしか売ってないらしい。
価格は1個370円。。。ノーマルなシュークリームは200円くらいだったはず。
何でそんな高いのだろう。形にこだわっているからか。。。でもほぼ売り切れ(売れてるらしい)。
シュークリームをあきらめ、関西でNo1人気と札のついている「えびすロール」を検討する。
「堂島ロールとどっちがおいしいですか?」と有名競合商品を上げて意地悪な質問をしてみる。
「私は個人的にえびすロールが好きですね。砂糖は和三盆を使っていて、
堂島ロールより上品であっさりしてますよ。」とお姉さん。
「えっ、でも堂島ロールも和三盆ですよね。堂島ロールもあっさりしてるし。。。」と自分。嫌なやつだ。
お姉さんが一瞬口ごもったので「あ~でも堂島ロールのほうが、あっさりしてるんですよね、食べてみようかな。」
とお姉さんに詫びる気持ちもあり、購入することに。価格は1200円ちょっと。

帰宅後、さっそく食す。
なるほど、激しくあっさりしている。
一口目、用意していたイメージとのギャップに驚くほどの控えめな甘さ。
生クリームのコクが引き立つ。スポンジの割合が多いが、
ふわふわで全く邪魔にならないし、むしろスポンジがおいしい。
とにかくあっさり。甘さが残らないため、いくらでもいけそう。

堂島ロールと比べると、、、まあどっちも旨いが、
甘さが強く、余韻が残る堂島ロールの方が好きかな。







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ブログをはじめる。

2010-12-06 23:18:44 | 日記
2010年12月6日、あともう少しで12月7日になる。

気づけば、12月。今年も残りわずかだ。

今年は何をやったか、ランニング中、ふと考えた。。。
去年は利き酒師の資格をとった。(今年から会費払ってないけど)
今年は何も残ることをしてないことに気づく。

何かしらを残そう、、、と思い。
さっきブログを思い立った。

自分が好きなもの映画、食、、、
何か残せる出会いがあったら日記程度に記録しようと思う。
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