から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

第85回アカデミー賞勝手に予想(その1)

2012-06-30 11:44:20 | 映画
今日で2012年の上半期が終わる。

上半期の映画界の最大のトピックスは何といっても
映画「アベンジャーズ」の歴史的メガヒットだろう。
全米公開8週目となって今週全米でとうとう6億ドルを突破した。

さすがに無理だろうと思われていた、
「タイタニック」の6億5000万ドル超えも射程圏内に入ってきた。

で、次の第85回の(2013年開催)のアカデミー賞対象期間も
折り返しに入ったということで、まだ全米でも公開されていない映画もある中、
1回目の受賞予想を勝手にしてみる。(主要部門のみ)

◆作品賞(予想)

 「The Master」(ポール・トーマス・アンダーソン)

◆監督賞(予想)

 ポール・トーマス・アンダーソン(The Master)

◆主演男優賞(予想)

 ヒュー・ジャックマン(レ・ミゼラブル)

◆主演女優賞(予想)

 マリオン・コティヤール(Rust & Bone)

◆助演男優賞(予想)

 ホアキン・フェニックス(The Master)

◆助演女優賞(予想)

 オリヴィア・ウィリアムス(Hyde Park on Hudson)

半分、自分の希望も含めての予想。
ポイントは自分が好きなポール・トーマス・アンダーソンの久々の新作「The Master」が、
オスカーを複数受賞するのではないかと予想。
本作のテーマは「宗教」。
ありそうで、あまり描かれてきてなかったテーマだし、
いろんな意味で世界一の宗教大国アメリカにかなり響くのではないだろうか。

千載一遇の適役と思われるヒュー・ジャックマンのジャン・バルジャン役や、
今年のカンヌで大絶賛されたマリオン・コティヤール、
トレーラーで既に凄味を感じるホアキン・フェニックスあたりは結構カタいラインかも。

また、「アベンジャーズ」もRottenでの評価も大作映画としては異例の90%超え、
かつ、全米映画興行の貢献も認められ、作品賞にはノミネートされるのではなかろうか。

あぁアベンジャーズの公開、まだ2ヶ月先か。。。
今日から公開されるスパイダーマンはアメリカよりも公開早いのにな。
日本の配給センスがよくわからん。






ジェーン・エア 【感想】

2012-06-20 01:38:18 | 映画
今日、6月には珍しい台風が関東を列島を直撃した。
会社の同僚たちが定時よろしく、帰宅を早めた中、
自分は運悪く仕事の都合で10時近くまで残業せざるを得ない状況にあった。
会社を出ても遅延常習犯の高崎線が案の定、途中で止まり、回送運転に。。。
自宅に着いたのが0時過ぎだった。最悪。

で、「ジェーン・エア」を観た。
場所はユナイテッドシネマ浦和で一昨日の日曜日に観た。
(毎度のことながら、単館系な映画を、
 こうやって近場のシネコンでも見られるのにはホント感謝。)

あまり期待していなかったが、かなりツボに入り、想定外によかった。

ミア・ワシコウスカとマイケル・ファスペンダーというキャスティングの勝利に加えて、
魅了されっぱなしの作品が醸し出す美しさと、
シーンの息吹を感じる撮影手腕に唸った。

今年の2月にやった第83回アカデミー賞。
メリル・ストリープの受賞コメントぶりが感動的だった。
彼女の飾らない人柄と、他ノミニーたちへの賛辞がとても好印象だったのだ。
そんな彼女はゴールデングローブ賞でもドラマ部門の主演女優賞をとったのだが、
そのスピーチで、同賞ノミニー以外の女優の名をと挙げていた。

それが本作主演のミア・ワシコウスカで
「彼女は美しかったわ」とメリルが言っていた。

本作のお目当てはマイケル・ファスペンダーだったが、
メリルが彼女の名を挙げ、称えた理由に納得。

ミア・ワシコウスカが最高に良い。

俳優としてあまりタイプではなかった彼女を
見直すには十分過ぎるパフォーマンスだった。

本作は1800年代初期ののイギリスを舞台にミア・ワシコウスカ演じる、
孤児で不幸な生い立ちの女子が、幾多の苦難を乗り越え、
真実の愛にたどりつくという話。
よくありそうな話で、結末への展開も含めて
子供時代、ハウス名作アニメ劇場で見た小公女セーラに良く似ているなと思った。

「私は肉体を通してでなく、魂から魂へ語っているの」

ミア・ワシコウスカ演じるジェーン・エアの印象的なセリフ。
高潔で率直。まだ汚れを知らぬ無垢さを併せもつ女性。

女性の社会的地位が低かった時代においてジェーンの強さが際立つ。
その妖精のような可細い容姿とは裏腹に、
何者にも屈さない逞しい姿が痛快にすら映る。
これがミア・ワシコウスカにドンピシャであった。
その凛とした佇まい、画面の収まっりぷりがすごい。

そして、そんな彼女の魂を揺さぶってしまう男、
ロチェスターを演じたのがマイケル・ファスペンダーである。
ロチェスターは高慢。序盤鼻もちならない奴に移るが、
観ているうちにその品格と情熱にジェーン同様、こっちも惹かれていく。
本作のキャスティングがマイケル・ファスペンダーから始まったという(パンフ情報)、
監督の大期待に見事に応えた格好と思われる。

ほか、「リトルダンサー」の少年から、
作品によって色を変える名脇役に鮮やかに変貌したジェイミー・ベルや、
英国映画界の重鎮ジュディ・デンチの存在も良い。

監督は日系人であるキャリー・フクナガ 。
彼の前作である長編デビュー作「闇の列車、光の旅」とは、
作品の色が違い過ぎるということもあって、
正直、本作との共通項をあまり感じることはなかったが、
自分は本作の方が断然タイプである。

称えるべきは監督よりも撮影監督のアドリアーノ・ゴールドマンかも。
彼が照射する美しい映像を見るだけでも価値ありだ。
今後、要チェックな映画人の一人といえる。

古典的な文芸作品ながら、
とても新鮮に写る稀有な映画だったと思う。

【80点】








スノーホワイト 【感想】

2012-06-16 00:46:28 | 映画
3週間ぶりに映画を観に行った。

今日公開の「スノーホワイト」を観た。

期待していなかったけど、やっぱ面白くなかった。
退屈っす。

おとぎ話の白雪姫に大胆なアレンジを加えたアクション・ファンタジー。

このテの映画は興味が惹かれて、いつも観てしまうのだが、
結果「つまらなかった」が多く、本作においても同様だった。

出てくる映像が既視感たっぷりだ。
もののけ姫とロードオブザリングをなぞったようなシーンがフンダンに出てくる。

特に妖精の地での白鹿との遭遇シーンは
その後の展開を含めて、もののけ姫のシシ神のコピーだ。
センスある映画だったらオマージュなんて言葉でカッコがつくのだろうけど、
本作においては作品の質を落としめるイタさを孕んでいる。

オリジナルっぽい脚本なのだけれど、
特段グっとくる展開もなし。

懸念していた主役のクリステン・スチュワートはやはりミスキャスト。
目の下のシワによる疲れ目具合と薄情顔が、
「明るくて優しい」と劇中でも言われる白雪姫のイメージを邪魔する。
7人の小人たちとの触れあいもどこか嘘っぽい。
後半の勇ましく猛々しい白雪姫だけを、演じさせたらよかったのかもしれないけど。

そんな中、楽しかったのは、
オスカー女優のシャーリーズ・セロン演じる魔女の凄味と、
期待してなかったクリス・ヘムズワースの意外なハマリっぷりくらい。

「アリス・イン・ワンダーランドのスタッフが贈る~」っていう、
過去のヒット作にあやかった宣伝をしている段階で終わってる。

そもそも「アリス~」が作品として断然面白くないし、
よく調べたらアリス~と衣装スタッフが同じだっただけなのに、
あたかも制作陣がまるっと同じみたいな口ぶりだ。

配給会社が日本の映画ファンを完全にナメてるのだろう。
日本の映画文化の低レベルさを露呈している。

【50点】

映画はそんな感じだったが、
上映前に予告編で流れた「レ・ミゼラブル」にめちゃくちゃ発奮した。
昨年から公開を楽しみにしていた映画。
今年の日本公開はないだろうと諦めていたが、
日本公開が全米とほぼ同時公開の12月というクレジットが出た瞬間、
思わずガッツポースをしてしまった。

個人的に100点満点な映画「英国王のスピーチ」のトム・フーパーの待望の新作。
かつ、トニー賞俳優ヒュー・ジャックマンが、
満を持してのミュージカル映画初出演で、
あのジャン・ヴァルジャンを演じるというヨダレもの。。。

ああ楽しみ。。。。

今年主演男優オスカーは
ヒュー・ジャックマンが本作で獲得するのではなかろうか。
まあノミネートは確実だろうな。










ミッドナイト・イン・パリ 【感想】

2012-06-10 21:52:44 | 映画
2週間前に「ミッドナイト・イン・パリ」を観た。

本作はウディ・アレンの新作で、彼のキャリア史上最もヒットした映画だ。
ゴールデングローブやオスカーでの脚本賞の受賞を初めとして、
「ウディ・アレンの直近10年の中では最高傑作」的な高い評価を博した。
前評判通りの出来栄えであったが、自分の気分的なコンディションが当日優れず、
普段よりも映画に入り込めなかったが、普通に観たら相当面白かっと思う。

物語はパリに大きな憧れを抱いているアメリカ人脚本家がパリに訪れ、
とある日の真夜中、1920年代のパリにタイムスリップして、
フィッツジェラルドやヘミングウェイを始めとする
名だたる過去の文化人たちと交流する話だ。

まさに奇想天外な話だが、一目見ればウディ・アレンとわかる
お洒落で小意気なコメディドラマに仕上がっている。

パリという街には、個人的にはさしたる興味もないけれど、
宣伝のキャッチコピーにある「真夜中のパリに魔法がかかる」、
その言葉がピッタリハマる幻想的で美しい真夜中のパリの街並みにウットリした。
暖色オレンジの柔らかい照明に包まれる中、ユーモアたっぷりに描かれる文化人たちの触れあい、
脚本家の主人公と同様に、見ているこっち側も夢の中にいるようで心地よい。

ウディ・アレンの映画にはかなり頻度で、監督自らを投影するキャラが出てくる。
本作においては間違いなく主人公の脚本家。
神経質で滑稽、「あぁいつもあるキャラクターだな」と思いつつも、笑いを禁じ得ない。
それは主人公演じたオーウェン・ウィルソンの好演によるところも大きい。
自身に起きる予期せぬ局面に際し、強い信念を持ちながらも
その状況に振り回される男をオトボケたっぷりに演じる。
姿形は違えど、小男ウディアレンとのシンクロ率は相当高い。

また、タイムスリップ先で主人公が恋に落ちる、
情熱的で魅惑的なアドリアナ演じたマリオン・コティヤールが素晴らしい。
作品に艶を持たせた彼女の存在は大きい。
ハリウッド作での彼女の印象が昨今強いが、彼女は生粋のパリジェンヌだ。
彼女の佇まいとパリの風景が抜群に似合う。納得。
今年、彼女が主演女優オスカー候補となる(と予想している)、
カンヌを席巻した「ラスト・アンド・ボーン」が今から楽しみである。

あと、元フランス大統領サルコジの奥さん、美しすぎるファーストレディ、
カーラ・ブルーニの出演もみどろの一つか。

主人公が過去の文化人たちと交流の中で得られたもの、
それが確実に主人公の未来へとつながっていく脚本はとても秀逸。
ウディ・アレンの映画の中では一番とっつきやすく、わかりやすい内容かも。

惜しむらくは自分の好きなレイチェル・マクアダムスが
結構損な役柄だったことか。。。

本作を観たのはMOVIXさいたま。
これまで恵比寿ガーデンシネマでしか見られなかったウディ・アレン映画を、
シネコンという手近かな場所で観られたことに感謝。

昨年恵比寿ガーデンシネマを初めとして単館系映画館が閉館したけれど、
シネコンで観られる映画が増えることは個人的には歓迎である。

【75点】









哀しき獣 【感想】

2012-06-09 16:33:23 | 映画
映画館での鑑賞を熱望していた韓国映画「哀しき獣」。

しかし、都内では小さくて苦手なシネマートでしか上映されないとあって、
泣く泣く鑑賞を諦めたが、昨日DVDレンタルが開始された。

最寄りのTSUTAYAに電話で取り置きをしてもらって早速観た。

本作は「チェイサー」でかなりハマったナ・ホンジンの新作。
「チェイサー」と同じメインキャストを配し、
評判も結構良さげだったのでかなり期待していたが、正直イマイチだった。

物語は中国にいる朝鮮族の男(ハ・ジョンウ)が、
借金返済のため、朝鮮族の犬商人(キム・ユンソク)と取引をして、
韓国に密入国し、殺しのミッションを果たそうとする中で
様々な陰謀に巻き込まれていく話だ。

まず、本作の前提となる「朝鮮族」という存在。
その存在を全く知らなかった自分は導入部分からつまづいた。
「なぜ同じ朝鮮人なのに差別されているのだろうか??」
余計な疑問がついて回り、話の展開になかなか没入できない。
後で調べたら納得。知っているのと知らないとではエラい違いだ。

前作の「チェイサー」同様、全編緊迫感で充満しているが、
逃亡するハ・ジョンウ演じる男の状況打開策がかなりの力業で、あまり面白くない。
それは敵たちに囲まれても殴る蹴るで何とか突破するというものだが、
火事場の糞力ということか。。。と思えば良いかもしれないが、
そのシーンが多く続き、「ああ、また何とかなるんだね」と冷めた見方になってしまう。
なので期待していた没入感であったり、疾走感は不足。

これも前作に引き続きだが、本作も血糊がふんだんに使われている。
使われる武器は銃ではなく、あえて斧や包丁。鈍器という表現が適当。
「チェイサー」以上に観る人を選びそうなバイオレンス描写だが、
それは単なる監督の演出なのか、それとも朝鮮族のヤクザの色を出しているのか。。。
あと、朝鮮族のヤクザが犬肉にむしゃぶりつく光景も印象的。
朝鮮族の食文化には犬食が根付いているようだ。

複雑な人間模様(キャラ相関図)は難解であるため、
再見して確認したいとも思ったが、140分という時間は本作においては長すぎる。
元妻を探し出すという並行するもう一つのストーリーもあまり入ってこなかった。

キム・ユンソク演じる男の無敵ぶりも、本作の色にはマッチしない。

本作は脚本段階でアメリカの20世紀FOXがリメイク権を獲得したらしい。
話のプロットはとても良いので、魅了してくれる映画に生まれ変わってほしい。

【60点】



行列のできる天丼屋に行ってみた。

2012-06-08 21:16:29 | グルメ
今週は何かと仕事がハードだった。
上司とやりあったり、いろんな意味で長かった一週間が今日で終わる。

週末の今日、久々の健康診断が大森で夕方にあったため、
そのまま直帰することになった。

その帰りに場所は全然違うが
日本橋にある、日本一行列のできる天丼屋「金子半之助」に行ってみた。

慣れない日本橋の地理にウロウロしながら、店にたどり着く。



食べログで割と空いていると予想された時間に行ったつもりが、
すでに20人近い行列。。。

その行列を見た瞬間、帰ろうかと思ったが、
店外にも漂う上品な天ぷらの匂いに誘われ、待つことに。

その間、PSPに落とした昨日NHKで放送された「仕事ハッケン伝」を観る。
ザブングルの加藤が女子中学生向けファッション雑誌編集部で仕事する回であったが、
これがめちゃくちゃ良かった。過去の番組の中でも屈指の名勝負だったと思う。
世界や価値観の全く異なる未知の仕事に対して、最大限の誠意と努力をもって取り組み、
大きな成果を上げると共に、加藤自身の殻を破り捨てた姿に素直に感動し、
行列に並びながら思わず涙ぐんでしまった。
間違いなく元気をもらった。良い番組だ。

で、そうこうしているうちに、店内に入った。
並び始めてから50分が経っていた。

並んでいる最中に、注文を聞いていたからか、
カウンターの席に座ってすぐに天丼が出てきた。



「大盛り」で頼んだが、思っていたより小ぶりな印象。

まず、ご飯からイク。
「うま~~~」
天丼用に仕上げているからだろうが、ご飯が固めに仕上がっていて最高に旨い。
江戸前天丼とあるので、タレは濃くて甘いものをイメージしていたが
非常にアッサリしていて、タレつきご飯だけで何杯でもイけそうだ。

で、天ぷらにイク。
「天ぷらは蒸し物」と誰かから聞いたがまさにそのとおりで、
衣に包まれた素材がプリプリして、もれなく甘くイチイチ旨い。
天丼チェーン「てんや」で覚える油のしつこさも全くなし。

ダシの効いた味噌汁と2種の漬物との構成もパーフェクト。

食べ出すと箸が止まらず、
50分並んで5分で完食。

カロリーを気にしなければ3杯はイけそう。

これで一杯880円とは甚だ安い。
自分が頼んだ大盛りでも980円。

めちゃくちゃ繁盛しているのに
店員さんの対応も丁寧でテキパキしている。

また食べたいが、さすがに待つのはシンドイな。


















今年のライチを食べた。

2012-06-06 00:50:42 | グルメ
年に一度のお楽しみである生ライチが昨日届いた。

ライチの中でも台湾産のグリーンライチ「玉荷包」である。



昨年は1キロ買いだったが、今年は2キロ購入。

2キロで送料込みで3980円。
1キロ40個くらいなので一粒50円くらいか。。。

そう考えると決して安くはないが、
1年にこの時期しか食べられない生ライチなので問題はなし。

1年ぶりの生ライチに興奮を覚えながら、1粒取り出す。



このゴツゴツして、堅い外皮。
緑がかっているのがグリーンライチの証拠だ。
この外形からは想像もできない、真珠のように白く輝く果肉が潜んでいる。

皮をむく。



吹き出す果汁。
顔出す瑞々しい果肉は、
その色、質感からどこかカブトムシの幼虫を思わせる。
しかし、芳醇な香りとのギャップに一気にテンションが上がる。

食べる。

ツルリとした食感。皮との別れ際が潔い。
溢れ出す果汁とともに濃厚な甘味が口にいっぱいに広がる。
かすかな酸味と「これぞライチ!!」という香りが後を引く。

「あぁ美味しい」
やっぱライチは最強だ。

気づけば一気に1キロ袋の半分近くを食べてしまった。

こんなのが毎日食べられたら夢のうようだ。

台湾でライチ狩りツアーなんてあったら速攻イクわ。





「アベンジャーズを観た」同僚に感想を聞いた。

2012-06-01 20:44:31 | 映画
昨日の5月31日、映画「アベンジャーズ」の完成披露試写会が行われた。

世界ではとっくに公開されているが、
日本での封切りは3ヶ月先の8月の末。

ホント遅過ぎるわ。。。。

と、悔しい想いをしている中、
映画の仕事をしている同僚が、昨日その試写会に参加した。

試写会場は川崎109シネマのIMAX&3D。
そのことを知っていたので、羨ましすぎて昨日は仕事がはかどらなかった。。。

で、翌日の今日、ランチを共にし、ネタバレのない程度に感想を聞いてみた。

ちなみに試写会は映画関係者オンリーのクローズドで開催されたようだ。

Q 試写会はどんな様子だった?(自分)

A 配給会社ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの社長も出てきて、
  配給はかなり気合が入っているようだった。
  そしてIMAXは改めて素晴らしいと思った。

Q 映画はどうだった?

A (総評)
  前評判通りの面白さ。80点。
  痛快。血沸き肉踊るとはこのこと。
  参加した他プレスもおおむね好評だった。
  
 (好評)
  撮影監督の力量を感じた。
  ハルク最強。
  きちんと芝居の出来るマーク・ラファロ(ハルク)が貴重。
  アイアンマンはやっぱスター(扱い)。
  スカーレット・ヨハンソン(ブラックウィドウ)はお色気要員として必要。
  敵役のエイリアンの造形がうまく出来ている。
  空中戦だけじゃなく、地上戦もなかなか凄い。

 (不評)
  中盤ちょっと中だるみした。
  エイリアン侵略の動機づけが甘い。

Q 懸念材料であるアイアンマン、ハルクをはじめとする超人たちと、
  ブラックウィドウやホークアイ、凡人たちとのパワー格差は大丈夫か?

A あまり気にならなかった。
  確かに力の差はあるのだが、
  アベンジャーズという1つのチームあって、それぞれに役割(得意・不得意)があり、
  きちんと機能しているところが上手く描かれていた。
  そのあたりの脚本はさすが。

Q 日本でもヒットすると良いね~

A 作品の評判は良かったけれど、自分含め、他のプレスとも話したが
 「日本じゃ、せいぜい20億止まり」という冷めた見方が大勢だったと思う。

こんな感じだった。

この同僚はマーベル系アメコミが結構苦手という女子。
そのコが「血沸き肉踊る」とは、相当だろう。
自分なら発狂して鼻血が出るかもしれない。。。

その後、彼女とこの映画を日本でヒットさせるには、
どうプロモーションすればよいのか、
と不毛な話をひたすら繰り返したが、結論が出ず。

まあ世界であんだけ稼いだら、日本でヒットしなくても痛くも痒くもなかろう。

ああ、アベンジャーズが早く観たい。