から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

マン・オブ・スティールのフィギュアを購入した件。

2014-02-19 03:04:21 | 映画
昨年の夏、自分を熱中させた映画、
「マン・オブ・スティール」の主人公クラーク・ケントのフィギュアを購入した。

ホットトイズの「ムービー・マスターピース」シリーズだ。
細部に至るまで、その完成度は相変わらずクオリティが高い。

だけど、カタログのフィギュアよりもスリムで(ホントはもっとゴツイ)、
ヘンリー・カビルにも、あんまり似ていないんだよな・・・

メーカーに問い合わせ中。

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さよなら渓谷 【感想】

2014-02-15 00:34:54 | 映画


今週は発狂しそうなほど仕事がシンドかった。
考えても正解が出ない苦しさと、片付かない仕事量による疲労。
毎年恒例の仕事の繁忙期だが、ミスも続いて自分にキレる。最悪。
今日は豪雪だ。会社を出たのが9時で、自宅到着は11時過ぎ。
明日は2週間ぶりの休みだ。ゆっくり寝る。。。

で、溜まっていた映画の感想を残す。新作DVDレンタル。

さよなら渓谷 【70点】
「これぞ日本映画の旨味」といった、味わい深い人間ドラマ。
学生時代、女性に集団レイプをした男と、その内縁の妻の物語。
足し算も引き算も、掛け算も割り算もできない映画。ラストカットが象徴的。
この映画の答えが出ないというより、答えを出すことをためらってしまう。
被害者が負った傷と、加害者が負った傷が対峙する。憎しみと償いが交錯。
倫理的、常識的にはとうてい計れないのが男女の関係なのだ。
互いを求め合うセックスシーンの生々しさが印象的。久しく邦画になかった画だ。
主演の真木ようこの迫力が凄い。賞レースを総取り。いつからこんな女優になったのだろう。
とても興味深い物語だ。久しぶりの読書。原作を読んでいる。

コンプライアンス 服従の心理 【65点】
バーガーショップで、警官と名乗る男からの電話に、従業員たちが翻弄される話。
実話をベースにしており、同一犯による同じ事件が複数あったとのこと。驚愕。
傍からみると「なぜ疑わない?」だが、人間心理の支配は想いのほか容易なのか。
犯人の目は、まず人選びに始まる。その選択を見誤ると失敗する危険性を孕む。
見方を変えれば、犯人の綱渡りに近い犯罪行為を追った物語といえそう。
惜しむらくはその犯人が犯行に至った背景、歪んだ性癖の核心に触れてほしかった。
店長演じたアン・ダウトが見事。プライドに執着するオバサンをリアルな歪さで体現。

V/H/Sシンドローム 【60点】
POV&モキュメンタリーのホラーオムニバス。まずまず。
傑作「クロニクル」で印象づけられたPOV映像の可能性。
本作を観ても、お金がなくても面白い映像が撮れる時代になったのだなーとしみじみ。
本作の監督たちは、皆きっと若い人たちなのだろう。画に勢いを感じる。
その一方で、POVならではのグラグラ映像が結構不快で気になる。集中できない。
中盤以降のオムニバスでようやくホラーを楽しむ。1話目の吸血鬼、惜しいなー。

25年目の弦楽四重奏 【65点】
小品ながら想定以上に面白かった。音楽家という人たちは良い意味で異質だ。
弦楽四重奏団のリーダーが引退宣言をしたことで平穏だったチームに小波が立つ様を描く。
共感しうるリアルな人間模様を描いたドラマであると同時に、
あまり馴染みのない音楽家の価値観・世界観を丁寧に描いたのが良かった。
やはりフィリップ・シーモア・ホフマンのパフォーマンスが素晴らしい。
彼の悲報を知ったのは、この映画を観た2日後。今でもショック。
映画界はあまりにも惜しい逸材を失くしたのだ。



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マイティ・ソー/ダーク・ワールド 【感想】

2014-02-08 01:32:38 | 映画


マーベル映画はもれなく観ないと気が済まない。

楽しみにしていた「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を観た。

客席を見渡すと30代40代女性が多いことに驚く。ロキ様人気だろうか。

前作の倍以上面白かった。
惜しみないサービス精神に満足。満腹だ。

前作「マイティ・ソー」の続編かつ、
「アイアンマン3」同様、「アベンジャーズ」の話の流れを汲んでいる。
マーベル映画に「アベンジャーズ」という映画がもたらしたインパクトを再実感する。

特に「アベンジャーズ」のきっかけを作った「ロキ」が、
本作の主要キャラであることも大きいだろう。

(Xメンを除いて)マーベル映画にはあまり深いドラマを期待していない。
独特の世界観と、ヒーローの超人ぶり、迫力のビジュアルだけで楽しめる。
どんだけ視覚的に楽しませてくれるか。その点で、本作は前作を大きく上回る。
3D映画として作られたことも大きく、多用される3D表現が、2Dで見ても面白い映像になってる。

超人パワーが封印されていた前作から一転、ソーは持てる超人パワーを
惜しみなく魅せる。強い。ひたすら強い。ハンマーが武器ってやっぱ素敵だ。
ハンマーをぶん回し、ハンマーに乗って空を飛び、雷を好きなだけ操る。
殴打系アクションが多いのも本作の魅力だ。

物語の主戦場がアスガルドであることも嬉しい。
その壮大で美しい景観が大スクリーンに映える。
乗り物などのガジェットのデザインも冴えている。
敵軍がアスガルドに侵略するシーンはさながらスターウォーズだ。
既視感よりも面白さが先に立つ。ヘイムダルの活躍も楽しい。

ロキ演じるトム・ヒドルストンが相変わらずキレている。ミステリアス&クール。
製作側もロキ人気を意識してか、ソーを食ってしまいそうなほどの露出度だ。
コメディエンヌとして役割を果たすカット・デニングスの甲高い声と豊満ボディも見所。

ド迫力のクライマックスシーンに、畳み掛けるアクションかと思いきや、
「このタイミング?」といった脱力系な笑いを仕掛けてくる。結構ツボに入った。

冒頭シーンの異種の軍勢バトルから、エンドクレジット後のおまけシーンまで抜かりない。
久々に楽しめたマーベル映画だった。

【70点】












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フィリップ・シーモア・ホフマンが急逝した件。

2014-02-04 23:41:36 | 映画


昨日、某映画サイトのトップニュースで悲報を知る。

名優フィリップ・シーモア・ホフマンが急逝した。

ショックだ。。。。

年齢はまだ46歳だった。
俳優として第一線で活躍する最中での早すぎる死だ。

映画の大小を問わず、確かなパフォーマンスでスクリーンを魅了した。
その役者が出ているだけで作品の格が1段上がる、そんな稀有な俳優だった。

変幻自在。
カメレオン俳優というより、彼の揺るぎない個性があって、
キャラクターが様々表情を持つ活きた人間になった。

敬愛するP・T・アンダーソン映画に欠かせなかった。
この名タッグの映画をもう見られないと考えると悲しくて仕方ない。

gleeのコーリー・モンテースと同じく、彼の命を奪ったドラッグが憎い。

記憶に残る彼が演じたキャラクター、映画を振り返り、
感謝とともに、彼の冥福をお祈りしたい。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り (1992年)


ブギーナイツ (1997年)


ハピネス (1998年)


フローレス (1999年)


マグノリア (1999年)


リプリー (1999年)


カポーティ (2005年)


その土曜日、7時58分 (2007年)


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー (2007年)


ダウト〜あるカトリック学校で〜 (2008年)


ザ・マスター(2012年)
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アメリカン・ハッスル 【感想】

2014-02-02 02:17:33 | 映画


今年のオスカー作品賞争いは、三つ巴の戦いが予想される。
その一角として最後に名乗りを上げたのが「アメリカン・ハッスル」だ。

待ち切れず、公開初日に観る。

面白いっ!!
観終わって一言つぶやく。「ダメだ、もう一杯!」。

1979年、アメリカのFBIが詐欺師と組んで
汚職政治家を一斉検挙した史実をベースにした物語だ。
「アルゴ」しかり、トンデモ事件にアメリカは事欠かない。笑

本作で描かれていたのは器用に生きられない大人たちの騙し合い合戦だ。

軽快な喜劇だが、その軽さに踊らされない、ドラマの強さあり。
歓喜と悲哀が背中合わせ。光の裏に見える陰影の活写が見事。
期待値を大きく上回るエモーショナルな人間ドラマ。 なるほど、傑作だ。

しかしながら、正直、難解だった。
内容の7割くらいしか十分に理解していないような気がする。
多くの登場人物が複雑に絡み合い、大量のセリフが飛び交う。
誰が誰のことを話しているのかすら、追っかけるのに精いっぱいになる。
これは「裏切りのサーカス」を初めて見たときの感覚に近い。
自分のような読解力のない人間には、複数回観て、ちょうど良い映画だろう。

ただ、物語を完全に租借できていなくても、十分に楽しめた。
監督デヴィッド・O・ラッセルが振るうタクトと、
それに呼応する演者たちのアンサンブルが見事だからだ。

デヴィッド・O・ラッセルの演出は独特だ。
どこで跳ねるかわからないテンポと、予想だにしないリアクション。
掴もうと思ったらスルリと抜け、油断すると不意うちを食らう。
好き嫌いが分かれそうだが、自分は前作「プレイブック~」に続き、ハマった。

もれなく登場人物のハートを強く感じさせてくれる脚本も良い。
その方向性は違えど、皆、誠実な希望を求めて、騙し合戦に加わる。
「人は信じたいものを信じる」に胸が熱くなる。

主要キャスト5人の化学反応にしびれる。。。最高。
キャストたちの躍動が無数の花火となって、スクリーンいっぱいに大輪の花を咲かせる。
どのキャストもこれまでのイメージにはない、ビジュアル、個性であるのが楽しい。
単なるなりきりに終わらず、演じる個性の深いところまで表現してみせるあたりはさすがだ。
一際光るジェニファー・ローレンスの好演は当たり前過ぎるので、
あえて1人挙げるならば、自分はブラッドレイ・クーパー。彼のコメディセンスは相当だ。
市長役のジェレミー・レナーもよかった。彼のシーンが一番の泣き所だった。

本作はオスカーの演技部門で4人もノミネートされている。
彼らのパフォーマンスは凄いけれど、やはり偏りすぎだよなー。

時代を彩ったグラマラスな衣装や音楽も素晴らしい。

ネックはやはり難解だったこと。
だから観終わってすぐに、「もう一回見たい!」と思った。

【75点】
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ウルフ・オブ・ウォールストリート 【感想】

2014-02-01 10:33:15 | 映画


スコセッシ&ディカプリオの第6弾「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観る。

本作の映像を眺めて、わかりやすいサブタイトルをつけるならば、
「~欲望の蜜をシャブりつくせ~」か。。。

本作は80年代から90年代にかけて、ウォール街を席捲した実在の人物の物語だ。

全米での公開時、ブーイングも起こったという問題作だけに、
来月行われるアカデミー賞でのノミネートは大きなサプライズとなった。
日本では15禁。オスカー作品賞候補作としては初らしい。

証券マンとしての仕事ぶりには焦点を当てず、
大金を手にするまでの具体的な過程を排除し、
欲望の有様を描くことに徹している。

露骨な描写が多いとは聞いていたけど、いやー面喰らった。

主人公はじめとする登場人物たちが、欲望に我慢することを一切しない。
公私の区別なく、ドラッグとセックスをキメまくり、ヤリまくりである。
オフィスで公然と買春が行われている様はポルノ映画のようだ。
完全にリミッターを外した映像の垂れ流しに、嫌悪する人も多いと思った。

ウォール街で金を稼ぎまくった男の、栄光と転落の様を見せると思いきや、
「転落」の様はほとんどなく、上映時間の大半が乱痴気騒ぎで終わっている印象もある。

最初、あまりにも行き過ぎた描写に苦笑いばかりだったが、
次第に呆れを通り越して、狂気のパワーに圧倒された。

70を超えてなお、こんなエネルギッシュな映画を作るスコセッシが凄い。
だけど、監督賞のノミネートは、他に譲ってもよかったかも。

本作のパワーの源泉は間違いなく主演のディカプリオだ。
GG賞を獲ったとはいえ、オスカーノミネートはないだろうーと思っていたが、観れば納得だ。
彼が本来持つ、演技のテクニックに加え、本作ではフィジカルにかなり無理を言わせている。
血管ブチ切れ、打撲しまくりと思われるシーンが続き、よくやったなーの一言。
表情、肉体ともに、これほどまでに曝け出した過去作を知らない。
好き嫌いは完全に分かれるが、圧巻であることには間違いなし。

ディカプリオ以上にオスカーノミネートでサプライズとなった、助演のジョナ・ヒル。
おデブなジョナ・ヒルが戻ってきた~登場シーンからテンションが上がる♪
友情にアツく、破天荒で、どこかきな臭いキャラを好演している。

冒頭、主人公に株屋としての生き方を指南するマシュー・マコノヒーが相変わらず絶品。
他、ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー、カイル・チャンドラーも良い味だしてる。
主人公の妻役のマーゴット・ロビーの肉体は目の保養に。。。

マラソンコースを全速力で突っ走ったような映画だ。
もうヘトヘト。正直、3時間の上映時間は長いか。

映画を見終わって、速攻、席を立つ人が多かった。
日本でも賛否が分かれそう。

【65点】
























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