らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

忸怩

2016-06-18 | 雑学

「忸怩」。
難しい漢字ですよね。何と読むのか分かりますか?
「じくじ」と読みます。
テレビで、政治家や会社の役員方が謝罪会見で「忸怩たる思いです」と発言されているのを聞かれた事があると思います。

では「忸怩(じくじ)」とはどのような意味でしょうか?
広辞苑によると、恥じ入るさま。「内心ーたるものがある」と説明しています。
更に、漢字辞典を引くと、「忸(じく)」にも「怩(じ)」にも「はじる」という意味があり、「深く反省して恥ずかしいと思っている様子」を言い表す言葉となっています。

ところが、この言葉を誤用しているケースが多く見られます。
言葉の響きから、「ぐじぐじ悩む」と誤用したり、他の行いに対して腹立たしいという誤用も目立つようです。
更に、「ふんまんやるかたない様子」の意味で使われることがあるようですがこれも誤りです。

私たちは「忸怩たる」という言葉を日常的に用いることは余りないかもしれませんが、改まった場や文書などで使うときに「悩む」「腹立たしい」と誤用してしまうと、かえって恥ずかしい思いをしてしまうことにもなりかねません。

「忸怩たる思い」、その本当の意味は、「自ら恥じ入る気持ちに駆られること。またはそのような感情。「忸怩」(じくじ)は自分の言動を恥じること 」です。
今、この成句を一番使って欲しい人、それは舛添東京都知事ではないでしょうか。


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