らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

関西国際空港 開港から23年

2017-09-04 | 地元紹介

関西国際空港(以下関空)が大阪・泉州の海上沖合に開港してから今日で23年を迎えました。
平成6年(1994年)9月4日午前0時に開港した関西国際空港は世界初の本格的な海上空港で、日本初の24時間運用空港でもあります。
そして、2つの空港島に、4000m級のオープンパラレルの並行滑走路2本を持ち、敷地面積・滑走路の規模では、西日本最大の空港となっています。
国の航空審議会が「泉州沖が最適」と答申してから実に20年目のことでした。

・泉佐野の沖合5㎞に浮かぶ関西国際空港です。

関空が開港するまでは、大阪には伊丹市の大阪国際空港が運用されていました。
しかし、1960年代、航続距離・発着能力・利用者数など航空需要の拡大が想定されていたため、拡張余地が乏しく運営時間(発着可能な時間)の制約が大きい大阪国際空港のみでは将来の需要に対処できないと想定されていたことから「関西第二空港」の建設が提起されたのです。
それを受けて、1963年、総理府内近畿圏整備本部から提出された「大阪国際空港拡張整備と第2国際空港建設」計画が閣議了承され、その後、1968年に運輸省が関西第二空港建設へ向けての基本調査を開始しました。

「関西第二空港」の建設計画が進められるにつれて、1970年代頃からは、大阪国際空港では騒音などの環境問題も顕在化してきました。
そのため、「関西第二空港」の建設にあたっては、これらの要素も考慮に入れる必要が出てきたことから、「関西第二空港」は、大阪南港沖・神戸沖・明石沖・淡路島・泉州沖などが候補地に挙げられ、結局、泉州沖が建設地に選定されたのです。

そして、開港から23年が経ち、関西国際空港の利用者は大きく伸びました。
関空会社が発表した平成28年度の運営概況は速報値で、国際線と国内線を合わせた総旅客数が前年度比7%増の2571万人となり、1996年の開港以来の過去最高を2年連続で更新したのです。

国際線の外国人旅客数は13%増の1242万人となりました。
これは格安航空会社(LCC)を中心に、関空と中国や韓国、香港を結ぶ便が増えたことが要因だそうです。
日系LCCの路線充実に伴って日本人旅客も増加し、国際線全体では11%増の1914万人だったそうです。
一方、国内線の旅客数は関西と伊丹の2空港を合わせて4081万人となり、年度ベースで初めて4千万人の大台を突破したということです。

経済の東京一極集中が進んでいる中、関西空港の外国人を始めとする旅客数増加は、地盤沈下が続く関西経済にとって、大いに明るいニュースとなっているところです。

 


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2 コメント

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国際空港 (iina)
2017-09-04 08:37:12
関西国際空港を、大阪時代に何度か利用しました。
海上空港ですから、24時間運用できるので世界を結ぶにも利便性が高いです。

最近は、名古屋に近い中部国際空港が伊勢湾に浮かんでいます。沈まないのでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/2721562131b230d3df84770f3fb3ac67


「Youは何しに日本へ」でも、ときどき取材させてくれるYouたちを求めて出掛けています。
この番組は、関東では今晩の18時55分にはじまります。

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日本人の国民性 (iina)
2017-09-04 10:35:56
> 戦後72年経過して経済は発展しましたが、国民性は大きく低下しましたね。
むかしも、その昔を懐かしんで 「今どきの者は!」 と思われてたことが書き残されています。
従って、時代にかかわらず年寄りが若者を悪く考えるのは世の常だと思います。
もし、劣化つつづけていたら、どれほどつまらぬ日本人だらけに なっていたことでしょうか・・・。

テレビ番組を引き合いに出して恐縮ですが、「世界!ニッポン行きたい人応援団」 「和風総本家」
「世界が驚いた日本スゴ~イデスネ視察団」などに出演する日本人は、外国からの訪問客に特別の技を
技術放出になるのではと心配するほど親切に教えます。

> 昔も今も外国人から見れば、善良で優しく、そして親切で儀正しい国民なのでしょうね。
一部に;例外がいても、基本的に らいちゃんも心の隅で考えるとおりであろうと思います。



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