らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

扁桃腺の「扁桃」とは

2017-09-07 | 季節

大阪南部の泉州地方は、暑かった夏が過ぎようとしています。
9月に入って、日中の最高気温が30度前後になり、朝晩は22~23度と凌ぎやすくなりました。
漸く季節が夏から秋への変わり目に差し掛かったようです。
よく「季節の変わり目は風邪をひきやすい」とも言われています。

風邪をひくと扁桃腺炎を発症する人がいますが、皆さんは「扁桃腺炎」を罹ったことはありませんか?
のどに痛みがでたり、高熱を発症したりで辛いですよね。

扁桃腺炎は多くの人がかかったことがある、身近な病気なのだそうです。
扁桃腺炎は、細菌もしくはウイルスによって扁桃に炎症が起きてしまう病気ですが、原因は風邪・過労・気温の急激な変化・過度の喫煙・暴飲暴食・ストレスなどだそうです。
夏から秋への季節の変り目の丁度この時期、風邪をひいたり、過労やストレスをためて扁桃腺炎を発症しやすくなります。
十分ご注意ください。

ところで、扁桃腺の「扁桃」とは、どのような意味なのかご存知でしょうか?

扁桃腺の扁桃を広辞苑で調べてみると次のように説明していました。
 ①アーモンドの別称。
 ②人の咽頭口蓋弓の左右にある卵形体の隆起。粘膜には多くの小孔をもち、その周壁に多数のリンパ球が集積してリンパ組織を形成する。細菌の侵入に対する防御
  器官の一つで、しばしば炎症をおこす。舌の根元や咽頭上壁にも小型の同様のものがある。扁桃腺



驚きましたね。
「扁桃」とは、アーモンドの和名のことだったのです。
扁桃腺の「扁桃」の名称はその形がアーモンドに似ていることから名付けられた のだそうですが、口内図を見ると、舌の奥の左右にある扁桃腺は確かにアーモンドに似ていますね。

ちなみにアーモンドはバラ科の落葉高木で中央アジアが原産地です。
日本には明治の初期に入ってきましたが、その頃はアーモンドという名称は一般的ではなく「扁桃」と呼ばれていたのだそうです。
葉、花、果実共に桃に似ており、果肉は薄く、熟すと裂開し、平たい核があります。
核中の仁のうちスイート・アーモンドが食用になります。
扁桃(アーモンド)に含まれるビタミンEは抗酸化作用があって、老化を妨いだり、血行改善作用などがあることで知られています。
ビタミンEは、同じ量ならピーナッツの3倍近くあり、食物のなかでもビタミンEの含有率は群を抜いて高いのだそうです。


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