らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

日本一長い地名

2022-09-07 | 雑学

私の実家の住所は現在は岡山県笠岡市吉浜○○番地ですが、子供の頃はまだ笠岡市になっていなかったため、随分長い住所でした。
その時の住所は、「岡山県小田郡金浦町大字吉浜字 地名 ○○番地」でした。
当時は「大字」「字」が付いた地名が普通だったように思います。
現在は市区町村の次に地名と番地を書けばよいことから随分短くなりました。
しかし、現在でも長い住所があるようです。
そこで、今日は日本で一番長い住所を調べてみました。

「日本一長い住所」
日本で一番長い住所は愛知県海部郡飛島村にあります。
伊勢湾に面した飛島村は、村の大部分が埋め立て地であり、それによって、1693年(元禄6年)に大宝新田が、1801年(享和元年)に飛島新田が、そして、明治12年に政成新田が誕生しています。

そこに日本一長い住所があります。
それは、「愛知県 海部郡 飛島村 大字 飛島新田 字 竹之郷 ヨタレ南ノ割 979-3」です。
実に番地の前までの字数が25字になります。

新田開発は熱田奉行で船奉行も務めた津金文左衛門(津金胤臣)が尾張藩主の命を受けて、藩財政の建て直しを図るために積極的に進めました。
そして、寛政9年(1797年)、飛島新田(飛島村)の干拓に続き、寛政12年(1800年)7月、調達金1万両で熱田前新田開発に着手しました。
熱田前新田、約349町歩は、着工からわずか6カ月後の享和元年(1801年)正月、突貫工事によって完成したということです。

下記の日本一長い住所・地名の由来が簡記されていたので併せてご紹介します。(ネットより)
「愛知県 海部郡 飛島村 大字 飛島新田 字 竹之郷 ヨタレ南ノ割 979-3」
(あいちけん  あまぐん  とびしまむら  おおあざ  とびしましんでん あざ  たけのごう  よたれみなみのわり)




「日本一豊かな自治体」
飛島村にはもうひとつ、日本一があります。それは日本一豊かな自治体なのだそうです。
自治体の財政力を示す指標として財政力指数がありますが、平成25年度で飛島村の財政力指数は2.08でした。
財政が豊かな、泊村(2.01)、六ケ所村(1.58)など原発立地自治体を押さえて例年首位を維持しているようです。

「豊かな税収」
豊かな自治体とは、100億円必要な自治体の税収が200億円あれば、財政力指数が2.0となりますが、多くの自治体は赤字財政なので1.0以下です。
飛島村も元々は貧乏な村でした。
貧乏ゆえに合併もできない状況でした。
しかし、高度成長期以降の工業化で税収が増えたのにもかかわらず、住民が増えていないことから財政支出が財政収入以下の状態が続き、財政状態がよいという事です。
豊かな財政は、名四国道、伊勢湾岸自動車道が通るという地の利を生かし、中部電力西名古屋火力発電所、トヨタ自動車飛島物流センター、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場、川崎重工名古屋第二工場、三菱自工名古屋部品センターなどが村内に進出したことから、豊かな税収をもたらしてくれているのだそうです。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
尾張藩 先見の明  (もののはじめのiina)
2022-09-07 11:43:38
「日本一長い住所」なる所在地に着目とはおもしろいですね。

なんとなく、田舎を連想しましたが、財政力指数が2.0 とは、豊かです。
新田開発で広げた土地が有効利用されてますから、尾張藩に先見の明があったことになります。


> パトカーは格好いいですね。いつ頃使用されていた車なのでしょうね。
1972年「フェアレディ240ZG」のハイウェイパトロールカーでした。パトカーをクリックすると記事に跳びます。
たいてい、iinaブログにはこのように仕掛けているケースがあります。

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