半月前のあの興奮。覚えていますよね。
そうです。2020年東京オリンピック決定の瞬間です。
今回、東京がオリンピック招致に成功した要因の1つに、滝川クリステルさんのプレゼンを挙げる人も少なくないようです。
フランス語でのプレゼン中に、日本語で「おもてなし」と表現して話題になりました。
マスコミに語られた関西大学の乾善彦氏によれば、この「おもてなし」という言葉は「そのように扱う」、「そのようにする」などの意味の「なす(成)」に、接頭語「もて」がついたものだそうで、「もて」の付く語には他にも「もてさわぐ」等があって、動詞に付属して「意識的に物事を行う、特に強調する意味を添える」のだそうです。
つまり「もてなす」は「扱う」ことを強調する場合に使う言葉ということになるようです。
広辞苑では、「とりなす」「待遇する」「歓待する」「御馳走する」「面倒をみる」「世話をする」等と説明していますが、そもそもの意味は「とりなす、処置する」、「取り扱う、待遇する」というもので、現代のように接待に関して用いられるのは中世以降になってからだそうです。
因みに、英語では、「hospitality」、フランス語では「accueil」などが、「おもてなし」にあたる言葉と考えられているようですが、語源はラテン語のhospesで、ホスピタリティは病院(Hospital)と語源を共にしています。
かつて交通機関や宿が整備されていない時代、危険と隣り合わせに巡礼する異邦人を歓待することを意味し、家族と接するように、表裏の無い心で見返りを求めない対応と言われています。
今回、滝川クリステルさんが、フランス語のプレゼンで、あえて日本語で表現したのは、「日本独特の接待の仕方を強調するために、外国語に翻訳すると失われかねない、何かがあることを意識したのではないか」と言われています。
・滝川クリステルさんです。(ネットより)
(参考)
滝川クリステルさんのプレゼン全文をご紹介します。(日本語訳)
東京は皆様を、ユニークにお迎えします。
日本語ではそれを「おもてなし」という一語で表現できます。
それは、見返りを求めないホスピタリティの精神、それは先祖代々受け継がれながら、日本の超現代的な文化にも深く根付いています。「おもてなし」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、お迎えするお客様のことを大切にするかを示しています。
ひとつ簡単な例をご紹介しましょう。
もし皆様が東京で何かを失くしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。たとえ現金でも。実際に昨年、現金3,000万ドル以上が、落し物として、東京の警察署に届けられました。
世界を旅する75,000人の旅行者を対象として行った最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。
この調査ではまた、東京は次の項目においても第1位の評価を受けました。
・公共交通機関
・街中の清潔さ
そして、タクシーの運転手の親切さ、においてもです。
あらゆる界隈で、これらの資産を目にするでしょう。
東洋の伝統的な文化、そして最高級の西洋的なショッピングやレストランが、世界で最もミシュランの星が多い街にあり、全てが、未来的な都市の景観に組み込まれています。
私が働いているお台場は、史上初の“ダウンタウン”ゲームズを目指す我々のビジョンの中心地でもあります。
それは都心に完全に融合し、文化、生活、スポーツがユニークに一体化します。
ファントレイル、ライブサイト、チケットを必要としないイベントが、共有スペースにおいて、多くの競技会場を結び、素晴らしい雰囲気を創り出します。
来訪者全てに、生涯忘れ得ぬ想い出をお約束します。
以上ネットより
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確かに、昔は「心付け」を手渡していました。
しかし、これは強制されて渡しているのではなく、接遇の良さに対してそのお礼としての「気持ち」を表しているのだと思います。
「おもてなし」の原点もここにあるのではないでしょうか?
日本の文化に批判的な外国人は、全てにおいて、自国にない事は“おかしい”と考えているのだと思います。
外国の文化も尊重する勇気を持ったらどうでしょうね。
柔道で用いる用語もスポーツ界で通じています。こうした言葉が、和製世界語にまでなるというのは嬉しいことです。
つい先日のラジオで聴きましたが、「おもてなし」は「裏表なし」から、裏も表もない気持ちで対すること話してました。
歌謡浪曲「俵星玄蕃」とは懐かしいです。
本所松坂町は、よく耳にした町ですが、碑が立っていました。
この界隈についての説明は、次回に譲ります。
【おもてなし】
チップの習慣が無い日本のサービス業従事者は、ただ働きをさせられていて可哀想。
【落し物がほぼ戻る】
現金以外は戻るかも~
【街中の清潔さ】
シンガポールの方が上じゃない~
【タクシー運転手の親切】
ボタクリが無く安心して乗れるが、運転手がみんな老人で英語が通じないし、重い荷物を運んでくれない。
老人の運転に不安だし、7年後はさらに老齢化が進んでいるのではないだろうか。
まあ、外国人の感性としては、チップの無い日本のサービス業は不思議らしい。
国技館の御茶屋の若い衆は、実に甲斐甲斐しく働いてくれるが、「心付け」を渡します。
最近はわからないが、昔の彼らは無給で客の「心付け」だけで生活していると、父親が話してくれました。
日本にも昔から、チップと同等の習慣は存在し、旅館に泊まる時にも、仲居さんに「心付け」を渡しました。
昨今の中途半端な旅館に泊まり、「心付け」を渡すと領収書を発行してくれたり・・・。(汗)
子供の頃に両親と出掛けた時に、「心付け」を懐紙に包んで母親がそっと渡す姿をしばしば見掛けました。
昨今は、そんなことをする人は居なくなりましたね。
古くからの日本の習慣も、だいぶ変わって来ているようです。(笑)