らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

金鶏伝説

2021-03-03 | 趣味

日本各地にはいろいろな伝説があります。
島根県雲南市にも「金鶏伝説」があるようです。
この伝説を知ったのは、先日の民放の番組の中で紹介されていたことからです。
伝説好きの小生のこと、すぐにこの伝説を調べることにしました。

「金鶏伝説」
金鶏伝説とは、その昔、八重山の岩窟に住んでいた鷲尾猛(わしおのたける)という邪神が金の鶏を使って住民を苦しめていたのをスサノオ(素戔嗚)が退治したというものです。

島根県雲南市の八重山に、イザナミとアマテラスをお祀りした「八重山神社」があります。
神社の背後は大きな崖の壁となっており、崖を仰いで見ていると、宮の左上の方に「金鶏の岩屋」という額が掛かっています。
邪神の鷲尾猛と金鶏はこの岩屋に住んでいたということです。

伝説では、その岩屋は八重山を貫いて、山の反対側にある竹之尾地区に口を開けており、その口から鷲尾猛の尾が見えていたのだそうです。
この鷲尾猛が金鶏を使って悪さをしていることが、ヤマタノオロチを退治して救い出した稲田姫と、出雲に向かう途中のスサノオの耳に入りました。
スサノオはヤマタノオロチに続いて鷲尾猛をも退治してイザナミとアマテラスを奉ったところ、以来、金鶏は村人に幸いをもたらした。
という伝説です。

・金鶏の岩屋です。画像中央下部に「金鶏の岩屋」の額が掲げられています。(ネットより)


「八重山神社」
八重山神社には山陰地方で最古の狛犬と言われる「異形狛犬」があります。
その狛犬は、「人間の身体に獣の手足を持ち、顔は龍のような、物の怪のような姿」をしていると言われています。
この像は1713年(正徳3年)に、石見銀山の五百羅漢を彫った作家の坪内平七郎利忠が17歳の時の作で、材は石見銀山近くの福光石を使用しています。

・八重山神社の「異形狛犬」です。(ネットより)


・阿形・吽形の異形狛犬です。(ネットより)


更にこの神社は牛馬の健康祈願で栄えた神社だそうで、今でもペットの健康を祈ったり家内安全を祈願する神社として知られています。
牛馬の神様とされる由来は、この辺りは古くから「たたら製鉄」が盛んな地域で、たたら製鉄の原料となる砂鉄や炭を運ぶのに、牛馬は欠かせなかったことからと言われています。
本殿の横に昭和28年に寄贈された牛のブロンズ像が奉納されているそうです。


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2 コメント

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素戔嗚尊伝説  (もののはじめのiina)
2021-03-03 10:15:30
ヤマタノオロチを退治に、後日談があったのですね。

           「金鶏伝説」とは、素戔嗚尊も出雲に出でて、人が変わったように英雄になりますね。

現代人も、そこは抜け目なく「金鳥」の名を冠して利用しています。CM金鳥をご覧ぐださい。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/8093e55ade9ba70dba2fa1fa0c1bc328

きょうは、ひな祭りです。
     おひなさまが、千体も揃うと壮観でした。

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金鶏 (hide-san)
2021-03-03 16:52:29
どうして金の鶏なんでしょうね。

藤原三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたに有り。秀衡が跡は田野に成りて、金鶏山のみ形を残す。
— 松尾芭蕉、『奥の細道』

奥の細道にある金鶏は単に藤原秀衡が金の鶏を埋めたと言われるだけの事ですが、
東北の一大勢力の県政を表現しただけのことでしょうが・・・・
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