らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

地蔵盆について

2010-07-24 | 伝統行事
今日7月24日は旧暦では地蔵盆です。そこで、地蔵盆について調べました。

地蔵盆とは、お盆の期間中に行われる地蔵菩薩のお祭りです。
地蔵菩薩の縁日は毎月24日であり、旧暦の7月24日は盂蘭盆会(お盆)の期間中であることから、それに因んで、この日の縁日を中心とした3日間を指して地蔵盆と言われるようになりました。
なお、毎月24日の地蔵菩薩の縁日のうち、7月24日以外は地蔵会(じぞうえ)とか地蔵祭と呼ばれています。

地蔵菩薩のお地蔵さまは一般にはお寺に祀られている地蔵菩薩では無く、道祖神信仰と結びついた路傍或いは街角(辻)のお地蔵さまが対象となっているようです。

・村の辻の地蔵盆です(ウィキペディアより)


地蔵盆は全国的に行われている風習のようですが、特に、大阪、京都、滋賀県など近畿地方が盛んのようです。
地蔵祭では、お地蔵さまのある町内の人々は、この日にかけてお地蔵さまを洗い清め、新しい前垂れを着せ、化粧をするなどして飾り付けてお地蔵さまの前に集まり、灯篭を立てたり供え物をしたりして祀ります。

地蔵盆の前後には、お地蔵さまの据えられる家や祠(ほこら)の周囲などに、地蔵盆独特の提灯が多く飾られます。
京都では子供が生まれると、その子の名前を書いた提灯を奉納する風習があり、概ね、女子は赤、男子は白で、その子が地蔵盆に参加している間は毎年飾られるようです。

地蔵菩薩は中近世以降、子供の守り神として信仰されるようになったようです。
よく知られている伝説によれば、地蔵菩薩は、親より先になくなった子供が三途の河原で苦しんでいるのを救うと云われています。
このことから、地蔵祭においては特に子供が地蔵の前に詣り、その加護を祈る習わしになっているようです。

地方によっては、僧侶による読経や法話も行われることがあるようですが、それらも多くの子供たちに向けたものと言われています。
また、地域によっては地蔵盆当日の朝に「数珠回し」が行われるそうです。
これは、町内の子供が、直径2~3メートルの大きな数珠を囲んで座り、僧侶の読経に合わせて順々に回すというものです。

現在では、地蔵盆は子供のための祭りとなっており、お地蔵さまの前に集まった子供たちに、供養のお菓子や手料理などを振る舞ったり、子供のためのイベントが行われたりして、そのまま子供たちの遊び場となることも多いようです。



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2 コメント

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地蔵盆 (ミミロル)
2010-07-24 09:47:32
今日は旧暦の地蔵盆なんですね。
私も小さい頃は地蔵盆へ行って、本堂で面白いお話を聞いて、お菓子をもらってきていました。
今は姪っ子、甥っ子がいっていますが、
本堂へ入れてくれず、面白いお話も聞かせてくれないそうです。
お菓子を貰い行くだけになってしまっているようで、寂しくなっってしまいました。
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地蔵盆 (らいちゃん)
2010-07-24 16:35:37
地蔵盆は子供の加護を祈り、子供の守り神として信仰される伝統行事です。
日本古来の伝統行事が次第にすたれていくのは本当に寂しいものですね。
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