当地(大阪南部熊取町)では、昨日未明に久しぶりに本格的な雨が降りました。
カラカラに乾いていた畑はたっぷりと雨が浸みこみました。
このような雨は約1か月ぶりくらいだったのではないでしょうか?
これで畑の作物も一息つけます。
ところで、7日が立秋で、暦の上では秋になっていますが、日中の暑さは連日35度前後の猛暑が続いています。
数日前までは、空を見上げると真夏の特徴的な雲「積乱雲(入道雲)」が毎日見られ、依然として夏真っ只中と言った日々でした。
早く秋の気配が感じられる気候になってほしいと思っているところです。
ところで、突然ですが「丹波太郎」と言う名前をお聞きになったことがありますか?
丹波哲郎の家族ではありませんよ。
丹波太郎には弟がいて、次男を「山城次郎」と言い、三男を「比叡三郎」と言います。
今日はこの3兄弟をご紹介したいと思います。
「積乱雲(入道雲)3兄弟」
丹波太郎、山城次郎、比叡三郎の3名は、実は、人の名前ではなく、京都で発生する入道雲の名前なのです。
積乱雲と呼ばれる入道雲は、夏に雷を起こし、激しい夕立を降らせます。
京都では、この積乱雲が現れる方角ごとに雲を擬人化して、名前がつけられているようです。
今日ご紹介する3名は積乱雲の名前なのです。
「長男:丹波太郎」
先ず長男の丹波太郎は、京都盆地から見て北西に位置する丹波高地から、京都市内に流れ込んでくる積乱雲のことを言います。
愛宕山の方から底が黒い雲が顔をのぞかせたら、長男のお出ましです。
雷を伴い、いわゆるゲリラ豪雨をもたらして、大暴れするおそれがあります。
長男は一番高い山を越えてくることから威力も一番激しく、京都盆地では衰えず、大津市まで進んで豪雨をもたらすこともあるということです。
「次男:山城次郎」
次男の山城次郎は京都の南東、奈良盆地で発生し、山城地域を通って北進する積乱雲(入道雲)のことです。
夏の高気圧が張り出し、かつ東シナ海付近に低気圧がある時にやってきます。
このとき、上空5000メートル付近は南~南東の風が吹き、奈良県北部で発生した積乱雲が流れてくるのだそうです。
「三男:比叡三郎」
三男の比叡三郎は北東の比叡山や比良山系でわき立ち、南へ攻めてくる積乱雲です。
この積乱雲も次男と同じく、夏の高気圧が張り出し、かつ東シナ海付近に低気圧がある時に、滋賀県南部で発生した積乱雲が流れてくるのだそうです。
京都市は、全国的に見ても夏の雷が多く、昔からこれらの積乱雲3兄弟が、それぞれ名前の方角から京都をめがけて来襲し、激しい集中豪雨をもたらすことから、突然の雷雨に注意を促しているということです。
もし、この太郎や次郎、三郎らに遭遇して土砂降りの雷雨になってしまったら、なるべく頑丈な建物の中に入って、彼らが去るのを待ってください。
たいてい20~30分ほどで通り過ぎてくれるという事です。
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丹波哲郎や山城新伍ならぬ三兄弟は、「積乱雲三兄弟」なのでしたか ( ..)φメモメモ
さすがに、古い都です。^^
そういえば、森山加代子 が「 パイのパイのパイ 」を歌ってました。きょうは、古い俳優と歌手がかかわりました。懐かし
https://www.youtube.com/watch?v=rYkaNKAc5N