落花生は、マメ科ラッカセイ属の一年草で、別名はナンキンマメ(南京豆)、英語では、ピーナッツと言います。
原産地は南米のボリビア、アンデス地域といわれています。
落花生の栽培の歴史は古く、ペルーのリマ近郊の遺跡からの出土品により、紀元前850年頃には既に栽培されていたそうです。
日本には中国を経由して1706年に渡来し、当時は南京豆と呼ばれていました。
・これが落花生の花です。小さな花ですが愛嬌のある形をしています
落花生の名前の由来は、花が地中に落ちて、そこから豆が成長する(生まれる)事から付けられたようです。
花が終わると「子房柄(しぼうへい)」が伸びて土に刺さり、この先に莢が出来て結実します。
「子房柄(しぼうへい)」とは、雌しべの一部で、受精後針のような根が茎から伸びてきます。これが子房柄といわれるものです。
これがだんだん伸びて土の中に入ってその先端に落花生の莢をつけます。
花が咲いてから85~90日程度で収穫時期となります。
・紫色の針のようなものが「子房柄(しぼうへい)」です。これが伸びて土に刺さり、その先端に豆の莢ができます。
・落花生の畝です。
落花生は夏の作物なので水をそれ程必要としませんが、「子房柄(しぼうへい)」が 土に刺し込む頃に土が乾燥しているような場合は水を撒きます。
あまりに乾燥すると豆の生育に影響を及ぼすようです。従って、子房柄が刺し込んだら2~3回水を撒くようにします。
また、花が咲き始める頃は落花生自身の石灰分が必要となってくるので、この頃1平方m当たり約50~100gを全面に蒔いて軽く耕し、落花生の株の元に土寄せを行います。
草取りは常時必要ですが、、「子房柄(しぼうへい)」が土に刺し込んでからの草取りは控えます。
刺し込んだ子房柄が草取り等で抜かれてしまうと、元に埋めても莢をつけないようです。
・各株からこのように花が咲いてきます。
「栄養成分」
落花生の栄養成分は脂質が約47%含まれており、豆類の中では最も多いようです。
次いで、たんぱく質25%、糖質16%、ビタミンなどが12%となっており、肝臓の働きを助けるメチオニンを含んでいるそうです。
また、ビタミンB群、ビタミンE、湿疹や口角炎に有効なナイアシンなどをバランスよく含んでいます。
「健康効果」
・ビタミンB1や若返りのビタミンとしても知られるビタミンEが豊富に含まれているそうです。
更に、コレステロールを抑えるオレイン酸、たんぱく質などにより、動脈硬化の予防やガンの予防、老化現象の予防効果が期待できるようです。
他にも、高血圧や動脈硬化を予防し、血液の流れを良くし、手足の冷え性、しもやけなどには効果的だそうです。
・落花生を茹でた「ゆで落花生」には「葉酸」や「食物繊維」が豊富にあり、貧血や便秘の予防効果が期待できるといわれています。
・但し、脂質の多い落花生は、約30g(約30粒)で、ご飯軽く一膳と同じエネルギーがあるそうです。食べ過ぎに注意しましょう。
(参考)
・落花生の国内産地は千葉県で、全国生産の75%を占めているそうです。
今日は落花生の花とその栽培方法をご紹介します。
初めて落花生の花を見ました。
印象は「パンジーの花の一部分」のように見えますが、可愛らしい花です。
らいちゃんは色々な植物や野菜を栽培されていて、チャレンジャーですね。
いつも拝見させてもらって尊敬しています。
畑仕事は大変重労働だと思います。
熱中症にはくれぐれも注意してくださいね。
落花生の栄養成分や健康効果を読むと、ピーナッツに抱いていた私の知識は崩壊です。
なんて素晴らしい食べ物なんでしょう!
にきびや吹き出物ができる。コレステロールが溜まると思って「柿の種」を食べてもピーナッツだけはよけていたんです。でもこれからは適量に食べようと思いました。
らいちゃん、サンキュー☆
家庭菜園では、いろいろなものを少しずつ栽培して、その収穫を楽しめることが最大の喜びですね。
暑い時には無理をしません。
適当にやっています。